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クロスキャット Research Memo(1):2026年3月期は過去最高業績の更新を見込む
配信日時:2026/01/15 11:31
配信元:FISCO
*11:31JST クロスキャット Research Memo(1):2026年3月期は過去最高業績の更新を見込む
■要約
クロスキャット<2307>は、東京証券取引所(以下、東証)プライム市場に上場する独立系のシステムインテグレーター(SIer)である。1973年の設立以来、金融(クレジット・銀行)や公共分野(官公庁)を中心とした社会インフラシステム開発で強固な事業基盤を構築した。その結果、金融・公共分野における長年の実績と高い品質管理能力が同社の強みとなっている。現在は、基幹システムの設計・開発から保守・運用までをワンストップで提供するSI(システムインテグレーション)分野と、独自のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援フレームワーク「CC-Dash」やデータ分析基盤構築などを通じて顧客のDXを支援するDX分野を2本柱として展開している。「心技の融和」という企業理念の下、既存のSI事業と高付加価値なDX事業を並走させる「両利きの経営」を推進し、労働集約型から知識集約型企業への変革を目指し推進している。
1. 2026年3月期中間期の業績概要
2026年3月期中間期の業績は、売上高で前年同期比2.3%増の8,223百万円、営業利益で同1.8%増の881百万円、経常利益で同1.7%増の914百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同14.1%増の665百万円となった。売上高・各利益はいずれも過去最高を更新し、成長トレンドが継続している。主要事業の受注増により高い稼働率を維持したほか、賃上げや物価高によるコスト増を増収効果や原価率コントロールで吸収し、増益を確保した。また、投資有価証券売却益の計上が純利益を大きく押し上げた。
2. 2026年3月期業績見通し
2026年3月期通期の連結業績は、売上高について前期比5.6%増の17,100百万円、営業利益は同5.1%増の1,930百万円、経常利益は同4.8%増の1,990百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.5%増の1,350百万円と、いずれも過去最高を更新する予想である。中間期時点での通期計画に対する進捗率は、売上高48.1%、営業利益45.6%と、新卒採用に伴う人件費負担の影響で営業利益が下期偏重となる季節性を考慮すると、計画どおりの推移と言える。堅調なDX需要や同社のプロジェクト管理能力を勘案すると、計画達成の蓋然性は高い。
3. 中期経営計画
現在の中期経営計画「Growing Value 2026」では、「当社の提供価値である品質・効率性・専門性・ノウハウを組み合わせたサービスの質を高め、カスタマーサクセスへの貢献を目指す」を基本方針としている。創業50年以上の歴史で培ったナレッジを活用し、労働集約型から知識集約型企業への転換に取り組んでいる。主な財務目標として、最終年度である2027年3月期に売上高173億円、営業利益20億円、ROE20%以上、配当性向35%以上を掲げている。足元の2026年3月期における進捗状況は順調に推移しており、旺盛なDX・AI需要を背景に、計画目標に近い水準で推移している。一方、中長期目標として2034年度(2035年3月期)に売上高300億円以上を目指しており、今後は計画的な人材採用やM&Aなどの成長投資をいかに効果的に実行し、トップラインの拡大に結びつけるかが焦点となる。
■Key Points
・2026年3月期中間期は過去最高業績を更新。SI分野、DX分野ともに業績拡大続く
・2026年3月期は過去最高益を更新する見通し。人材確保に注力
・現 中期経営計画では「知識集約型」への転換に向け、人材育成やM&Aなど成長投資を推進
(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦健太郎)
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クロスキャット<2307>は、東京証券取引所(以下、東証)プライム市場に上場する独立系のシステムインテグレーター(SIer)である。1973年の設立以来、金融(クレジット・銀行)や公共分野(官公庁)を中心とした社会インフラシステム開発で強固な事業基盤を構築した。その結果、金融・公共分野における長年の実績と高い品質管理能力が同社の強みとなっている。現在は、基幹システムの設計・開発から保守・運用までをワンストップで提供するSI(システムインテグレーション)分野と、独自のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援フレームワーク「CC-Dash」やデータ分析基盤構築などを通じて顧客のDXを支援するDX分野を2本柱として展開している。「心技の融和」という企業理念の下、既存のSI事業と高付加価値なDX事業を並走させる「両利きの経営」を推進し、労働集約型から知識集約型企業への変革を目指し推進している。
1. 2026年3月期中間期の業績概要
2026年3月期中間期の業績は、売上高で前年同期比2.3%増の8,223百万円、営業利益で同1.8%増の881百万円、経常利益で同1.7%増の914百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同14.1%増の665百万円となった。売上高・各利益はいずれも過去最高を更新し、成長トレンドが継続している。主要事業の受注増により高い稼働率を維持したほか、賃上げや物価高によるコスト増を増収効果や原価率コントロールで吸収し、増益を確保した。また、投資有価証券売却益の計上が純利益を大きく押し上げた。
2. 2026年3月期業績見通し
2026年3月期通期の連結業績は、売上高について前期比5.6%増の17,100百万円、営業利益は同5.1%増の1,930百万円、経常利益は同4.8%増の1,990百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.5%増の1,350百万円と、いずれも過去最高を更新する予想である。中間期時点での通期計画に対する進捗率は、売上高48.1%、営業利益45.6%と、新卒採用に伴う人件費負担の影響で営業利益が下期偏重となる季節性を考慮すると、計画どおりの推移と言える。堅調なDX需要や同社のプロジェクト管理能力を勘案すると、計画達成の蓋然性は高い。
3. 中期経営計画
現在の中期経営計画「Growing Value 2026」では、「当社の提供価値である品質・効率性・専門性・ノウハウを組み合わせたサービスの質を高め、カスタマーサクセスへの貢献を目指す」を基本方針としている。創業50年以上の歴史で培ったナレッジを活用し、労働集約型から知識集約型企業への転換に取り組んでいる。主な財務目標として、最終年度である2027年3月期に売上高173億円、営業利益20億円、ROE20%以上、配当性向35%以上を掲げている。足元の2026年3月期における進捗状況は順調に推移しており、旺盛なDX・AI需要を背景に、計画目標に近い水準で推移している。一方、中長期目標として2034年度(2035年3月期)に売上高300億円以上を目指しており、今後は計画的な人材採用やM&Aなどの成長投資をいかに効果的に実行し、トップラインの拡大に結びつけるかが焦点となる。
■Key Points
・2026年3月期中間期は過去最高業績を更新。SI分野、DX分野ともに業績拡大続く
・2026年3月期は過去最高益を更新する見通し。人材確保に注力
・現 中期経営計画では「知識集約型」への転換に向け、人材育成やM&Aなど成長投資を推進
(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦健太郎)
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