注目トピックス 日本株
株式会社ネクストジェン×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(2)
配信日時:2025/12/24 16:02
配信元:FISCO
*16:02JST 株式会社ネクストジェン×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(2)
ネクストジェン<3842>
■企業説明・質疑応答
■ネクストジェン 古谷野様
それでは、当社の企業説明を始めさせていただきます。
まず、ネクストジェンはあまり耳にしたことがない会社かもしれませんので、概要からご説明します。当社は、インターネット技術を公衆電話交換網に持ち込み、日本で初めて全国規模のIP電話サービスを可能にした企業です。これは今から24年前の取り組みになります。
IP電話とは、インターネット網を利用して通話を行う仕組みです。現在では固定電話を含め、ほとんどの電話が裏側ではインターネットを通って動作しています。24年前に当社が取り組んだことは、今となっては当たり前になった技術の源流のひとつといえます。
当時のインターネットは、いまほど品質が高いものではなく、接続が不安定な場面も多くありました。一方、電話サービスは 99.999%の稼働率、年間で約10分の停止しか許されないという非常に厳しい品質基準が求められる世界です。この不安定なインターネット技術で、厳格な品質基準の電話サービスを実現したことが、当社のスタートでした。
ただし、これは日本独自の挑戦としてゼロから始めたわけではなく、海外、特に米国ではすでに成功している事例がありました。そこで、海外で使われていた優れた製品を日本に輸入し、日本仕様やレギュレーションに合わせて再構築し、サービスとして提供したのが当社の原点です。
その後、自社での開発力も高まり、現在では多くの製品を自社開発で提供し、利益率の向上にもつながっています。
当社は通信キャリア向けのビジネスからスタートしましたが、国内のキャリアは4社ですので案件数自体は限られます。一方で、1件の規模が非常に大きいため、1件の失注が大きな影響を及ぼすという特徴もあります。そのため、現在は企業向けの電話システムなど、キャリア向けで培った技術を企業領域にも展開しています。
近年では、AI領域にも注力しています。特に音声認識AIを活用したコールセンター向けソリューションなど、実運用に耐えるAIシステムを提供しています。官公庁の電話受付や通話録音システムなど、全国規模で活用される案件も増えています。
なお、社名の「ネクストジェン」は、24年前に流行していた「Next Generation Network」に由来します。海外の技術者が略して「ネクストジェン」と呼んでいたことから、当社でもその呼称を社名として採用しました。
■ネクストジェン 古谷野様
続いて会社概要です。
当社は2001年11月に設立され、2025年3月期の売上高は36億2,000万円、資本金は11億4,600万円、従業員数は147名です。規模としては小規模ですが、国内の4大通信キャリアのいずれにも当社製品が採用されており、日本の通信インフラを支える一翼を担っています。また、当社は今年2月に東京証券取引所スタンダード市場および名証メイン市場へ上場しました。それ以前は約10年間、グロース市場に上場していた経緯があります。
●Bコミ
ここまでのご説明の中で、御社の「日本初」の取り組みや技術の流れについて触れていただきました。あらためて、創業当初から現在に至るまでの簡単な沿革をお聞きできると、視聴者の方もイメージが湧きやすいと思います。よろしくお願いします。
■ネクストジェン 古谷野様
当社はまさに、Next Generation Network を実現するために設立された会社です。この領域に取り組むことが創業目的でした。当社が技術面で大きく貢献し、現在のIP電話サービスの基盤づくりを支えてきたことは間違いありません。
楽天コミュニケーションズ(前身:フュージョンコミュニケーションズ)様がフロントとなってIP電話サービスを提供していた際、その裏側の技術を担っていたのが当社です。当社は技術面でIP電話の発展に長く関わってきた企業とご理解いただければと思います。
●Bコミ
ありがとうございます。では、続いてお願いいたします。
■ネクストジェン 古谷野様
それではご説明を続けます。
まず、当社はIP電話領域からスタートしたのですが、その後、企業向けビジネスの拡大に取り組んでまいりました。具体的には、クラウドPBXと呼ばれる、企業内の内線と外線をつなぐ“電話交換機”のクラウド版を提供しています。大企業を中心に、オンプレの交換機を保有されているケースが多いのですが、こうした仕組みをクラウドとしてご利用いただけるサービスです。さらに、通話録音ソリューションなど、電話に関わる付帯サービスも企業向けに提供し、法人領域の事業を拡大してきたという経緯があります。
●Bコミ
ありがとうございます。では次に、業績の部分をお願いします。
■ネクストジェン 古谷野様
はい。続いて、2026年3月期・上期の連結決算についてご説明します。
売上高は前年同期比118%、営業利益は同178%と、いずれも計画を上回り順調に推移しています。主な要因は、サブスクリプション型ビジネスの安定成長、大型システム導入案件の増加、さらに顧客向けのコンサルティング・システム構築需要の増加です。
EBITDAは3億2,400万円で、前年同期比140%と、安定的にキャッシュを生み出すビジネスモデルが機能しています。
音声コミュニケーション市場そのものがクラウド化によって拡大しており、当社のクラウドビジネスもこの市場成長とともに順調に伸びている状況です。
●Bコミ
売上、営業利益ともに伸びていて計画超過ということですが、この4つの要因のうち、特にどの部分が業績に大きく寄与したのでしょうか?
■ネクストジェン 古谷野様
どれも寄与していますが、最も大きかったのは“クラウドビジネスのID増加”と“大型システムの納入”です。
サブスク型の、いわゆる毎月積み上がる売上が着実に伸びていることに加え、ワンタイム型の大口納入案件も大きく貢献しました。ワンタイム型は売り切りではありますが、その後の保守契約は続きますので、安定収益にもつながっています。
●Bコミ
ありがとうございます。そのあたりは後ほど詳しく伺いたいと思います。では、続いてお願いします。
■ネクストジェン 古谷野様
はい。続いて業績ハイライトです。
売上高は18億9,400万円(前期比+2億9,400万円)、営業利益は1億9,000万円(同+8,300万円)、当期純利益は1億5,600万円(同+7,200万円)、EBITDAは3億2,400万円(同+9,200万円)と、いずれも全体的に上向きの結果となりました。
株式会社ネクストジェン×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(3)に続く
<HM>
■企業説明・質疑応答
■ネクストジェン 古谷野様
それでは、当社の企業説明を始めさせていただきます。
まず、ネクストジェンはあまり耳にしたことがない会社かもしれませんので、概要からご説明します。当社は、インターネット技術を公衆電話交換網に持ち込み、日本で初めて全国規模のIP電話サービスを可能にした企業です。これは今から24年前の取り組みになります。
IP電話とは、インターネット網を利用して通話を行う仕組みです。現在では固定電話を含め、ほとんどの電話が裏側ではインターネットを通って動作しています。24年前に当社が取り組んだことは、今となっては当たり前になった技術の源流のひとつといえます。
当時のインターネットは、いまほど品質が高いものではなく、接続が不安定な場面も多くありました。一方、電話サービスは 99.999%の稼働率、年間で約10分の停止しか許されないという非常に厳しい品質基準が求められる世界です。この不安定なインターネット技術で、厳格な品質基準の電話サービスを実現したことが、当社のスタートでした。
ただし、これは日本独自の挑戦としてゼロから始めたわけではなく、海外、特に米国ではすでに成功している事例がありました。そこで、海外で使われていた優れた製品を日本に輸入し、日本仕様やレギュレーションに合わせて再構築し、サービスとして提供したのが当社の原点です。
その後、自社での開発力も高まり、現在では多くの製品を自社開発で提供し、利益率の向上にもつながっています。
当社は通信キャリア向けのビジネスからスタートしましたが、国内のキャリアは4社ですので案件数自体は限られます。一方で、1件の規模が非常に大きいため、1件の失注が大きな影響を及ぼすという特徴もあります。そのため、現在は企業向けの電話システムなど、キャリア向けで培った技術を企業領域にも展開しています。
近年では、AI領域にも注力しています。特に音声認識AIを活用したコールセンター向けソリューションなど、実運用に耐えるAIシステムを提供しています。官公庁の電話受付や通話録音システムなど、全国規模で活用される案件も増えています。
なお、社名の「ネクストジェン」は、24年前に流行していた「Next Generation Network」に由来します。海外の技術者が略して「ネクストジェン」と呼んでいたことから、当社でもその呼称を社名として採用しました。
■ネクストジェン 古谷野様
続いて会社概要です。
当社は2001年11月に設立され、2025年3月期の売上高は36億2,000万円、資本金は11億4,600万円、従業員数は147名です。規模としては小規模ですが、国内の4大通信キャリアのいずれにも当社製品が採用されており、日本の通信インフラを支える一翼を担っています。また、当社は今年2月に東京証券取引所スタンダード市場および名証メイン市場へ上場しました。それ以前は約10年間、グロース市場に上場していた経緯があります。
●Bコミ
ここまでのご説明の中で、御社の「日本初」の取り組みや技術の流れについて触れていただきました。あらためて、創業当初から現在に至るまでの簡単な沿革をお聞きできると、視聴者の方もイメージが湧きやすいと思います。よろしくお願いします。
■ネクストジェン 古谷野様
当社はまさに、Next Generation Network を実現するために設立された会社です。この領域に取り組むことが創業目的でした。当社が技術面で大きく貢献し、現在のIP電話サービスの基盤づくりを支えてきたことは間違いありません。
楽天コミュニケーションズ(前身:フュージョンコミュニケーションズ)様がフロントとなってIP電話サービスを提供していた際、その裏側の技術を担っていたのが当社です。当社は技術面でIP電話の発展に長く関わってきた企業とご理解いただければと思います。
●Bコミ
ありがとうございます。では、続いてお願いいたします。
■ネクストジェン 古谷野様
それではご説明を続けます。
まず、当社はIP電話領域からスタートしたのですが、その後、企業向けビジネスの拡大に取り組んでまいりました。具体的には、クラウドPBXと呼ばれる、企業内の内線と外線をつなぐ“電話交換機”のクラウド版を提供しています。大企業を中心に、オンプレの交換機を保有されているケースが多いのですが、こうした仕組みをクラウドとしてご利用いただけるサービスです。さらに、通話録音ソリューションなど、電話に関わる付帯サービスも企業向けに提供し、法人領域の事業を拡大してきたという経緯があります。
●Bコミ
ありがとうございます。では次に、業績の部分をお願いします。
■ネクストジェン 古谷野様
はい。続いて、2026年3月期・上期の連結決算についてご説明します。
売上高は前年同期比118%、営業利益は同178%と、いずれも計画を上回り順調に推移しています。主な要因は、サブスクリプション型ビジネスの安定成長、大型システム導入案件の増加、さらに顧客向けのコンサルティング・システム構築需要の増加です。
EBITDAは3億2,400万円で、前年同期比140%と、安定的にキャッシュを生み出すビジネスモデルが機能しています。
音声コミュニケーション市場そのものがクラウド化によって拡大しており、当社のクラウドビジネスもこの市場成長とともに順調に伸びている状況です。
●Bコミ
売上、営業利益ともに伸びていて計画超過ということですが、この4つの要因のうち、特にどの部分が業績に大きく寄与したのでしょうか?
■ネクストジェン 古谷野様
どれも寄与していますが、最も大きかったのは“クラウドビジネスのID増加”と“大型システムの納入”です。
サブスク型の、いわゆる毎月積み上がる売上が着実に伸びていることに加え、ワンタイム型の大口納入案件も大きく貢献しました。ワンタイム型は売り切りではありますが、その後の保守契約は続きますので、安定収益にもつながっています。
●Bコミ
ありがとうございます。そのあたりは後ほど詳しく伺いたいと思います。では、続いてお願いします。
■ネクストジェン 古谷野様
はい。続いて業績ハイライトです。
売上高は18億9,400万円(前期比+2億9,400万円)、営業利益は1億9,000万円(同+8,300万円)、当期純利益は1億5,600万円(同+7,200万円)、EBITDAは3億2,400万円(同+9,200万円)と、いずれも全体的に上向きの結果となりました。
株式会社ネクストジェン×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(3)に続く
<HM>
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