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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日続伸、インフレ鈍化観測などが支援材料
配信日時:2025/12/16 10:08
配信元:FISCO
*10:08JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日続伸、インフレ鈍化観測などが支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 162481.74 +1.07%
15日のブラジル株式市場は4日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1715.37ポイント高(+1.07%)の162481.74で引けた。日中の取引レンジは160,766.40-163,073.10となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。インフレ率の鈍化観測が支援材料となり、買いは継続。また、中国の景気対策への期待感も引き続き好感された。半面、米雇用統計の発表を控え、慎重ムードは強まった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。10月の経済活動指数は前月の2.20%(改定値)から0.38%に鈍化した。
【ロシア】MOEX指数 2748.93 +0.34%
15日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.44ポイント高(+0.34%)の2748.93となった。日中の取引レンジは2,723.80-2,751.70となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。ウクライナ和平案の進展観測が好感され、ロシア株の買いは継続。和平案をめぐり、トランプ米大統領はこれまでになく合意に近づいていると発言した。半面、原油価格の下落が指数の上値を押さえた。また、米雇用統計の発表を控え、積極的な買いも手控えられた。
【インド】SENSEX指数 85213.36 -0.06%
15日のインド株式市場は3日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比54.30ポイント安(-0.06%)の85213.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.65ポイント安(-0.08%)の26027.30で取引を終えた。
安くよりついた後は下げ幅をじりじりと縮小させた。前営業日の米株安や外資の売り継続を受け、インド株も売りが先行。また、人工知能(AI)の不透明感などもハイテク株の売り圧力を高めた。ほかに、11月の貿易収支などがこの日に発表されるため、見極めるムードが強まった。なお、11月の輸出は前月のマイナス11.8%からプラス19.4%を上回った一方、輸入増加率は前月のプラス16.6%からマイナス1.9%に転落した。
【中国】上海総合指数 3867.92 -0.55%%
週明け15日の中国本土市場は反落。主要指標の上海総合指数が前営業日比21.43ポイント安(-0.55%)の3867.92ポイントと反落した。
午前発表の中国11月経済指標で小売売上高の伸び鈍化や内需の弱さが示され、景気先行き懸念が売りを優勢にした。また、米人工知能(AI)業界の不透明感なども懸念材料。一方で中国当局による追加景気刺激策への期待が下支え材料となり下げ幅は限定的だった。市場心理は慎重に傾き、リスク選好は後退した。内需指標の弱さが消費関連セクターを中心に圧迫し、外需や政策期待のみでは買い戻しにつながらなかったとの見方が強まった。指標発表後は売り圧力が優勢となり、主要株価指数の下値を探る展開となった。
<AK>
15日のブラジル株式市場は4日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1715.37ポイント高(+1.07%)の162481.74で引けた。日中の取引レンジは160,766.40-163,073.10となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。インフレ率の鈍化観測が支援材料となり、買いは継続。また、中国の景気対策への期待感も引き続き好感された。半面、米雇用統計の発表を控え、慎重ムードは強まった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。10月の経済活動指数は前月の2.20%(改定値)から0.38%に鈍化した。
【ロシア】MOEX指数 2748.93 +0.34%
15日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.44ポイント高(+0.34%)の2748.93となった。日中の取引レンジは2,723.80-2,751.70となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。ウクライナ和平案の進展観測が好感され、ロシア株の買いは継続。和平案をめぐり、トランプ米大統領はこれまでになく合意に近づいていると発言した。半面、原油価格の下落が指数の上値を押さえた。また、米雇用統計の発表を控え、積極的な買いも手控えられた。
【インド】SENSEX指数 85213.36 -0.06%
15日のインド株式市場は3日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比54.30ポイント安(-0.06%)の85213.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同19.65ポイント安(-0.08%)の26027.30で取引を終えた。
安くよりついた後は下げ幅をじりじりと縮小させた。前営業日の米株安や外資の売り継続を受け、インド株も売りが先行。また、人工知能(AI)の不透明感などもハイテク株の売り圧力を高めた。ほかに、11月の貿易収支などがこの日に発表されるため、見極めるムードが強まった。なお、11月の輸出は前月のマイナス11.8%からプラス19.4%を上回った一方、輸入増加率は前月のプラス16.6%からマイナス1.9%に転落した。
【中国】上海総合指数 3867.92 -0.55%%
週明け15日の中国本土市場は反落。主要指標の上海総合指数が前営業日比21.43ポイント安(-0.55%)の3867.92ポイントと反落した。
午前発表の中国11月経済指標で小売売上高の伸び鈍化や内需の弱さが示され、景気先行き懸念が売りを優勢にした。また、米人工知能(AI)業界の不透明感なども懸念材料。一方で中国当局による追加景気刺激策への期待が下支え材料となり下げ幅は限定的だった。市場心理は慎重に傾き、リスク選好は後退した。内需指標の弱さが消費関連セクターを中心に圧迫し、外需や政策期待のみでは買い戻しにつながらなかったとの見方が強まった。指標発表後は売り圧力が優勢となり、主要株価指数の下値を探る展開となった。
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