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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ決定を好感
配信日時:2025/12/11 10:51
配信元:FISCO
*10:51JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ決定を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 159074.97 +0.69%
10日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1093.84ポイント高(+0.69%)の159074.97で引けた。日中の取引レンジは157,628.30-159,690.70となった。
買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、その後は上げ幅を拡大させた。米利下げ決定が好感され、幅広い銘柄が買い戻された。また、原油価格の上昇などもサポート材料した。一方、指数の上値は重い。国内の利下げの見送り観測が指数の上値を押さえた。なお、ブラジル中央銀行は11日日本時間未明、政策金利を市場予想通り年15.00%に据え置くと決定した。また、10月の小売売上高などが翌11日に発表されるため、見極めるムードも強まった。
【ロシア】MOEX指数 2720.66 +0.66%
10日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.94ポイント高(+0.66%)の2720.66となった。日中の取引レンジは2,702.72-2,730.60となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米FOMC(連邦公開市場委員会)で米連邦準備制度理事会(FRB)が市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定したことも買い安心感を与えた。半面、指数の上値は重い。ウクライナ和平案の交渉を見極めたいとのムードが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 84391.27 -0.32%
10日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比275.01ポイント安(-0.32%)の84391.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同81.65ポイント安(-0.32%)の25758.00で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。トランプ米大統領がインド産コメの輸入関税の引き上げることを示唆したことが嫌気された。また、通貨ルピーの先安観などが引き続き圧迫材料。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードが強まった。
【中国】上海総合指数 3900.50 -0.23%
10日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比9.03ポイント安(-0.23%)の3900.50ポイントと続落した。
午前発表の指標の弱さから消費動向の鈍さが意識され、原材料やハイテク関連など景気敏感株に売りが広がった。11月の中国CPIが市場予想を下回り、景気の先行きに対する警戒感が一段と強まった。一方で、近く開催予定の重要経済会議で追加刺激策が検討されるとの見方が下支えとなり、押し目買いもみられ、終盤は下値を探る動きがやや和らいだ。
<AK>
10日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1093.84ポイント高(+0.69%)の159074.97で引けた。日中の取引レンジは157,628.30-159,690.70となった。
買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、その後は上げ幅を拡大させた。米利下げ決定が好感され、幅広い銘柄が買い戻された。また、原油価格の上昇などもサポート材料した。一方、指数の上値は重い。国内の利下げの見送り観測が指数の上値を押さえた。なお、ブラジル中央銀行は11日日本時間未明、政策金利を市場予想通り年15.00%に据え置くと決定した。また、10月の小売売上高などが翌11日に発表されるため、見極めるムードも強まった。
【ロシア】MOEX指数 2720.66 +0.66%
10日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比17.94ポイント高(+0.66%)の2720.66となった。日中の取引レンジは2,702.72-2,730.60となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、米FOMC(連邦公開市場委員会)で米連邦準備制度理事会(FRB)が市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定したことも買い安心感を与えた。半面、指数の上値は重い。ウクライナ和平案の交渉を見極めたいとのムードが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 84391.27 -0.32%
10日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比275.01ポイント安(-0.32%)の84391.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同81.65ポイント安(-0.32%)の25758.00で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。トランプ米大統領がインド産コメの輸入関税の引き上げることを示唆したことが嫌気された。また、通貨ルピーの先安観などが引き続き圧迫材料。ほかに、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードが強まった。
【中国】上海総合指数 3900.50 -0.23%
10日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比9.03ポイント安(-0.23%)の3900.50ポイントと続落した。
午前発表の指標の弱さから消費動向の鈍さが意識され、原材料やハイテク関連など景気敏感株に売りが広がった。11月の中国CPIが市場予想を下回り、景気の先行きに対する警戒感が一段と強まった。一方で、近く開催予定の重要経済会議で追加刺激策が検討されるとの見方が下支えとなり、押し目買いもみられ、終盤は下値を探る動きがやや和らいだ。
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