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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、GDPの上振れなどを好感
配信日時:2025/12/05 10:01
配信元:FISCO
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、GDPの上振れなどを好感
【ブラジル】ボベスパ指数 164455.61 +1.67%
4日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2700.43ポイント高(+1.67%)の164455.61で引けた。日中の取引レンジは161759.12-164550.77となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。国内総生産(GDP)の上振れが好感されたもようだ。7-9月期のGDP成長率は1.8%となり、予想の1.7%を上回った。また、年内の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を公算させた。半面、通貨レアル安の進行などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2657.13 +0.20%
4日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.42ポイント高(+0.20%)の2657.13となった。日中の取引レンジは2651.71-2668.09となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。原油とルーブルが同時に上昇したことが支援材料となり、資源セクターを中心に買い戻しが優勢となった。また、年内の米利下げ期待も引き続きサポート材料。半面、ウクライナ「和平案」をめぐる交渉を見極めたいとのムードが指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 85265.32 +0.19%
4日のインド株式市場は5日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比158.51ポイント高(+0.19%)の85265.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同47.75ポイント高(+0.18%)の26033.75で取引を終えた。
後場はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。昨夜の米株高や米利下げ期待の高まりを受け、インド株も買いが先行。国内では、2026年度の予算に対する期待の高まりや、経済が安定的に成長するとの観測も指数をサポートした。一部では、米国の対印関税の引き上げで製造業の伸び鈍化が目立っているなか、政府が製造業などの支援予算を増やすとみている。
【中国】上海総合指数 3875.79 -0.06%
4日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比2.21ポイント安(-0.06%)の3875.79ポイントで引けた。
景気先行きへの懸念から内需関連を中心に売り圧力が強まり、指数の下振れを促した。一方で半導体や非鉄などハイテク・資源株が一時的に買われ、反発する場面もあった。中国経済の減速懸念に加え、個人消費の弱さが改めて意識され、銀行株や国有大手、通信株など内需・ディフェンシブ系を中心に利益確定の売りが広がった。投資家心理は慎重姿勢に傾き、全面的な下げリスクが市場全体に波及した。
その一方で半導体・非鉄をはじめ一部資本財銘柄が買われたのは、中国経済の構造転換や投資回復を期待する向きの買いも含まれた。だが、全体としては需給の重さが勝り終日押し込まれた。結果、上海市場は小幅ながら連続下落で終了し、不安定な地合いが改めて浮き彫りとなった。
<AK>
4日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2700.43ポイント高(+1.67%)の164455.61で引けた。日中の取引レンジは161759.12-164550.77となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。国内総生産(GDP)の上振れが好感されたもようだ。7-9月期のGDP成長率は1.8%となり、予想の1.7%を上回った。また、年内の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を公算させた。半面、通貨レアル安の進行などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2657.13 +0.20%
4日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.42ポイント高(+0.20%)の2657.13となった。日中の取引レンジは2651.71-2668.09となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。原油とルーブルが同時に上昇したことが支援材料となり、資源セクターを中心に買い戻しが優勢となった。また、年内の米利下げ期待も引き続きサポート材料。半面、ウクライナ「和平案」をめぐる交渉を見極めたいとのムードが指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 85265.32 +0.19%
4日のインド株式市場は5日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比158.51ポイント高(+0.19%)の85265.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同47.75ポイント高(+0.18%)の26033.75で取引を終えた。
後場はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。昨夜の米株高や米利下げ期待の高まりを受け、インド株も買いが先行。国内では、2026年度の予算に対する期待の高まりや、経済が安定的に成長するとの観測も指数をサポートした。一部では、米国の対印関税の引き上げで製造業の伸び鈍化が目立っているなか、政府が製造業などの支援予算を増やすとみている。
【中国】上海総合指数 3875.79 -0.06%
4日の中国本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数が前日比2.21ポイント安(-0.06%)の3875.79ポイントで引けた。
景気先行きへの懸念から内需関連を中心に売り圧力が強まり、指数の下振れを促した。一方で半導体や非鉄などハイテク・資源株が一時的に買われ、反発する場面もあった。中国経済の減速懸念に加え、個人消費の弱さが改めて意識され、銀行株や国有大手、通信株など内需・ディフェンシブ系を中心に利益確定の売りが広がった。投資家心理は慎重姿勢に傾き、全面的な下げリスクが市場全体に波及した。
その一方で半導体・非鉄をはじめ一部資本財銘柄が買われたのは、中国経済の構造転換や投資回復を期待する向きの買いも含まれた。だが、全体としては需給の重さが勝り終日押し込まれた。結果、上海市場は小幅ながら連続下落で終了し、不安定な地合いが改めて浮き彫りとなった。
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