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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ期待や暗号資産市場の回復で
配信日時:2025/12/03 10:20
配信元:FISCO
*10:20JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、米利下げ期待や暗号資産市場の回復で
【ブラジル】ボベスパ指数 161092.25 +1.56%
2日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2481.23ポイント高(+1.56%)の161092.25で引けた。日中の取引レンジは158,611.50-161,092.30となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ期待の高まりがブラジル株の支援材料。また、暗号資産市場の回復もリスクオン・ムードを強めた。半面、弱い経済指標が指数の足かせに。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月のプラス2.0%からマイナス0.5%に転落し、予想のプラス0.15%を下回った。また、原油価格の下落も資源セクターの売り圧力を強めた。
【ロシア】MOEX指数 2667.20 -0.73%
2日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比19.73ポイント安(-0.73%)の2667.20となった。日中の取引レンジは2,657.52-2,692.22となった。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。半面、米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 85138.27 -0.59%
2日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比503.63ポイント安(-0.59%)の85138.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.55ポイント安(-0.55%)の26032.20で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の悪化が圧迫材料。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、11月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、確定値)も56.6まで低下し、9カ月ぶりの低水準を記録。外部環境では、昨夜の米株安などを受け、インド株も売りが先行した。
【中国】上海総合指数 3897.71 -0.42%
2日の中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント安(-0.42%)の3897.71ポイントで引けた。
市場心理には慎重ムードが広がり、特に需給のひっ迫感が和らいだことで、上値追いには躊躇されやすかった。とはいえ、下値も限定的だった。足元で発表された経済指標などを受け、一部で景況感の悪化が意識されていたものの、来る中旬の共産党主導の重要経済会議を控え、政策対応への期待がくすぶっていたため、売り一辺倒とはならなかった。
総じて、本日の相場は「節目到達後の利益確定売りで調整。ただし政策イベントを控えたことで、過度な売りにはならず、下げ幅は限定的」という展開。今後は経済会議の内容やその先の政策対応をめぐる思惑が相場を左右しやすい局面となる。
<AK>
2日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2481.23ポイント高(+1.56%)の161092.25で引けた。日中の取引レンジは158,611.50-161,092.30となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げ期待の高まりがブラジル株の支援材料。また、暗号資産市場の回復もリスクオン・ムードを強めた。半面、弱い経済指標が指数の足かせに。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月のプラス2.0%からマイナス0.5%に転落し、予想のプラス0.15%を下回った。また、原油価格の下落も資源セクターの売り圧力を強めた。
【ロシア】MOEX指数 2667.20 -0.73%
2日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比19.73ポイント安(-0.73%)の2667.20となった。日中の取引レンジは2,657.52-2,692.22となった。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。半面、米利下げ期待の高まりなどが指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 85138.27 -0.59%
2日のインド株式市場は3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比503.63ポイント安(-0.59%)の85138.27、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同143.55ポイント安(-0.55%)の26032.20で取引を終えた。
売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の悪化が圧迫材料。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、11月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、確定値)も56.6まで低下し、9カ月ぶりの低水準を記録。外部環境では、昨夜の米株安などを受け、インド株も売りが先行した。
【中国】上海総合指数 3897.71 -0.42%
2日の中国本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント安(-0.42%)の3897.71ポイントで引けた。
市場心理には慎重ムードが広がり、特に需給のひっ迫感が和らいだことで、上値追いには躊躇されやすかった。とはいえ、下値も限定的だった。足元で発表された経済指標などを受け、一部で景況感の悪化が意識されていたものの、来る中旬の共産党主導の重要経済会議を控え、政策対応への期待がくすぶっていたため、売り一辺倒とはならなかった。
総じて、本日の相場は「節目到達後の利益確定売りで調整。ただし政策イベントを控えたことで、過度な売りにはならず、下げ幅は限定的」という展開。今後は経済会議の内容やその先の政策対応をめぐる思惑が相場を左右しやすい局面となる。
<AK>
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