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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、レアル安の進行や利下げ期待の後退で
配信日時:2025/12/02 10:22
配信元:FISCO
*10:22JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反落、レアル安の進行や利下げ期待の後退で
【ブラジル】ボベスパ指数 158611.02 -0.29%
1日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比461.11ポイント安(-0.29%)安の158611.02で引けた。日中の取引レンジは158,029.50-159,223.90となった。
前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、年内の利下げ期待の後退なども嫌気された。ほかに、内外景気の先行き不透明感が払しょくされていないことが引き続き懸念材料となった。半面、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2686.93 +0.39%
1日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比10.51ポイント高(+0.39%)の2686.93となった。日中の取引レンジは2,662.86-2,698.41となった。
売りが先行した後は買い戻され、その後はプラス圏でもみ合った。ウクライナ「和平案」の前進期待が支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。半面、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 85641.90 -0.08%
1日のインド株式市場は小幅続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比64.77ポイント安(-0.08%)の85641.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.20ポイント安(-0.10%)の26175.75で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。経済指標の悪化が警戒された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、利下げの見送り観測も指数の足かせに。7-9月期のGDP成長率が予想以上に伸びたことを受け、今週12月3-5日に開催される金融政策決定会合では、政策金利が据え置かれる可能性があるとみられている。
【中国】上海総合指数 3914.01 +0.65%
週明け1日の中国本土市場は3日続伸。日本時間の主要指標の上海総合指数が前営業日比25.41ポイント高(+0.65%)の3914.01ポイントで引けた。
足元では、12月中旬に開催予定の中央経済工作会議を控え、2026年の経済政策運営に関する基本方針が注目されている。この会議を契機とした国有資本を軸とする内需関連株の構造改革や産業政策強化への期待が強まり、内需分野を中心に買いが先行した。
一方で、世界経済の先行きや米国の金融政策動向を慎重に見極めたいとの思惑から、資金の一部は抑制的な動きも残存。結果として、やや選別色の強い相場展開となった。全体としては、政策期待を支えに底堅く推移した。
<AK>
1日のブラジル株式市場は小反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比461.11ポイント安(-0.29%)安の158611.02で引けた。日中の取引レンジは158,029.50-159,223.90となった。
前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。また、年内の利下げ期待の後退なども嫌気された。ほかに、内外景気の先行き不透明感が払しょくされていないことが引き続き懸念材料となった。半面、指数の下値は限定的。原油価格の上昇などが指数をサポートした。
【ロシア】MOEX指数 2686.93 +0.39%
1日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比10.51ポイント高(+0.39%)の2686.93となった。日中の取引レンジは2,662.86-2,698.41となった。
売りが先行した後は買い戻され、その後はプラス圏でもみ合った。ウクライナ「和平案」の前進期待が支援材料。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。半面、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 85641.90 -0.08%
1日のインド株式市場は小幅続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比64.77ポイント安(-0.08%)の85641.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.20ポイント安(-0.10%)の26175.75で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。経済指標の悪化が警戒された。10月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の4.6%(改定値)から0.4%に低下し、予想の2.5%を大幅に下回った。また、利下げの見送り観測も指数の足かせに。7-9月期のGDP成長率が予想以上に伸びたことを受け、今週12月3-5日に開催される金融政策決定会合では、政策金利が据え置かれる可能性があるとみられている。
【中国】上海総合指数 3914.01 +0.65%
週明け1日の中国本土市場は3日続伸。日本時間の主要指標の上海総合指数が前営業日比25.41ポイント高(+0.65%)の3914.01ポイントで引けた。
足元では、12月中旬に開催予定の中央経済工作会議を控え、2026年の経済政策運営に関する基本方針が注目されている。この会議を契機とした国有資本を軸とする内需関連株の構造改革や産業政策強化への期待が強まり、内需分野を中心に買いが先行した。
一方で、世界経済の先行きや米国の金融政策動向を慎重に見極めたいとの思惑から、資金の一部は抑制的な動きも残存。結果として、やや選別色の強い相場展開となった。全体としては、政策期待を支えに底堅く推移した。
<AK>
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