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ガーデン Research Memo(5):オーガニックな国内成長にM&Aを加え、5~6年で当期純利益30億円を目指す
配信日時:2025/11/26 11:05
配信元:FISCO
*11:05JST ガーデン Research Memo(5):オーガニックな国内成長にM&Aを加え、5~6年で当期純利益30億円を目指す
■成長戦略
1. 中期目標
ガーデン<274A>は2本柱の成長ドライバーである高収益の「壱角家」と「山下本気うどん」の継続出店によるオーガニックな国内成長にM&Aによる非連続成長を加えることで、5~6年で当期純利益30億円の達成を目指している。また、3つ目の成長戦略として海外出店による成長を掲げ、ブンロード・グループとの合弁会社を設立するなど、アジア圏を中心にフランチャイズ展開を進めている。多彩なジャンルやメニュー構成、開発主要やローカライズなど、これまでに蓄積したノウハウを十分に生かすため、中長期的な観点から戦略展開を図る。
2. 成長戦略の詳細
(1) オーガニックな国内成長
成長戦略の中心となっているのがオーガニックな国内成長で、主力の「壱角家」と「山下本気うどん」を成長ドライバーに、中期的に年間直営店出店13店を持続する計画だ。ラーメン業界は大手チェーンによる寡占化が進むプロセスにあり、「壱角家」はそのリーディングブランドとして、今後も顧客が利用しやすい首都圏1都3県の乗降者数10万人以上のターミナル駅を中心に、駅近1等地立地を戦略的に選定し出店していく。事業開始以来、こうした立地でドミナント戦略を展開してきたが、未出店駅に複数出店が可能な大規模商圏での可能性を加えると、120店舗を超える出店余地が見込まれている。加えて、2020年に乗り出したフードコート出店の投資効率が高いことから、出店を拡大していく考えだ。商品戦略については、豊富なメニューとニーズに合わせた開発という、家系以外を含めて優位性のある特徴を引き続き打ち出す。「山下本気うどん」については、SNSやメディアでの話題性、低投資・早期回収性から成長ドライバーとして、大手うどんチェーンの少ない繁華街や駅前、ショッピングセンター内フードコートなどへの出店を積極的に増やしていく。商品戦略は、定番商品のブラッシュアップとSNS映えする人気のキラー商品の開発を続けることで、女性や若者を中心とした顧客を飽きさせない商品を展開する方針である。
(2) M&Aによる非連続的成長
上場が完了したため、「萬馬軒」事業の譲受など、上場準備期間に止めていた企業再生型M&Aによる非連続的成長を再開した。従来どおり、既存事業とのシナジーや規模の拡大、新たに獲得したブランドやメニュー、機能など、M&Aを直営店の運営に生かす一方、ニーズがあればフランチャイズ展開することで収益源の多様化も図る。非連続的成長とはいえ、同社のM&Aは効果・効率が高く持続的成長に弾みがつくため、今後も全体業績を押し上げるべく、M&Aの強化を継続していく。
(3) 海外出店による成長
特に経済発展著しい東南アジアなどの新興国では、可処分所得の増加に伴ってサービス産業が目覚ましく発展している。そうしたなかで日本ブランドへの評価は依然として高く、特にラーメン、最近ではうどんに対するニーズが拡大している。このため同社は、自社で加盟者を募るフランチャイズ方式と、海外企業やメーカーなどとの業務提携によって出店するライセンス方式の2つの手法を用いてアジア圏で事業を拡大しており、2025年12月にはタイのブンロード・グループと合弁会社を設立する予定である。なお、多彩なジャンルとメニュー構成、ニーズを生み出す開発力とローカライズなど、これまで蓄積してきたノウハウを十分に生かすため、中長期的な観点から戦略展開を図り、将来的には直営での出店も行う考えである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
<HN>
1. 中期目標
ガーデン<274A>は2本柱の成長ドライバーである高収益の「壱角家」と「山下本気うどん」の継続出店によるオーガニックな国内成長にM&Aによる非連続成長を加えることで、5~6年で当期純利益30億円の達成を目指している。また、3つ目の成長戦略として海外出店による成長を掲げ、ブンロード・グループとの合弁会社を設立するなど、アジア圏を中心にフランチャイズ展開を進めている。多彩なジャンルやメニュー構成、開発主要やローカライズなど、これまでに蓄積したノウハウを十分に生かすため、中長期的な観点から戦略展開を図る。
2. 成長戦略の詳細
(1) オーガニックな国内成長
成長戦略の中心となっているのがオーガニックな国内成長で、主力の「壱角家」と「山下本気うどん」を成長ドライバーに、中期的に年間直営店出店13店を持続する計画だ。ラーメン業界は大手チェーンによる寡占化が進むプロセスにあり、「壱角家」はそのリーディングブランドとして、今後も顧客が利用しやすい首都圏1都3県の乗降者数10万人以上のターミナル駅を中心に、駅近1等地立地を戦略的に選定し出店していく。事業開始以来、こうした立地でドミナント戦略を展開してきたが、未出店駅に複数出店が可能な大規模商圏での可能性を加えると、120店舗を超える出店余地が見込まれている。加えて、2020年に乗り出したフードコート出店の投資効率が高いことから、出店を拡大していく考えだ。商品戦略については、豊富なメニューとニーズに合わせた開発という、家系以外を含めて優位性のある特徴を引き続き打ち出す。「山下本気うどん」については、SNSやメディアでの話題性、低投資・早期回収性から成長ドライバーとして、大手うどんチェーンの少ない繁華街や駅前、ショッピングセンター内フードコートなどへの出店を積極的に増やしていく。商品戦略は、定番商品のブラッシュアップとSNS映えする人気のキラー商品の開発を続けることで、女性や若者を中心とした顧客を飽きさせない商品を展開する方針である。
(2) M&Aによる非連続的成長
上場が完了したため、「萬馬軒」事業の譲受など、上場準備期間に止めていた企業再生型M&Aによる非連続的成長を再開した。従来どおり、既存事業とのシナジーや規模の拡大、新たに獲得したブランドやメニュー、機能など、M&Aを直営店の運営に生かす一方、ニーズがあればフランチャイズ展開することで収益源の多様化も図る。非連続的成長とはいえ、同社のM&Aは効果・効率が高く持続的成長に弾みがつくため、今後も全体業績を押し上げるべく、M&Aの強化を継続していく。
(3) 海外出店による成長
特に経済発展著しい東南アジアなどの新興国では、可処分所得の増加に伴ってサービス産業が目覚ましく発展している。そうしたなかで日本ブランドへの評価は依然として高く、特にラーメン、最近ではうどんに対するニーズが拡大している。このため同社は、自社で加盟者を募るフランチャイズ方式と、海外企業やメーカーなどとの業務提携によって出店するライセンス方式の2つの手法を用いてアジア圏で事業を拡大しており、2025年12月にはタイのブンロード・グループと合弁会社を設立する予定である。なお、多彩なジャンルとメニュー構成、ニーズを生み出す開発力とローカライズなど、これまで蓄積してきたノウハウを十分に生かすため、中長期的な観点から戦略展開を図り、将来的には直営での出店も行う考えである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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