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<動意株・20日>(大引け)=ウルフハンド、ベルーナ、ウェーブHDなど

配信日時:2025/11/20 15:33 配信元:MINKABU
 WOLVES HAND<194A.T>=切り返し急。同社はきょう午後1時すぎ、動物病院を運営するSee(札幌市豊平区)の株式を取得し子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。株式譲渡実行日は11月30日を予定し、取得価額(アドバイザリー費用などを含む)は5億9700万円。Seeがグループ入りすることで北海道から沖縄まで全国的な事業基盤の確立・強化につながるとしている。  ベルーナ<9997.T>=後場動意含み。午後1時30分ごろ、中国政府が中国国民に対して当面の間、日本への渡航を避けるように注意喚起したことが伝えられたことを受けて、同社ホテル事業への影響を発表。同社ホテルにおける中国人の宿泊者の割合は全体の約2%にとどまるため、今回の渡航自粛の注意喚起による宿泊需要減少の影響は限定的としたことが好感されている。同社によると、海外ツアー団体客への過度な依存を抑えた運営を行ってきた結果、個人宿泊者の利用が相対的に多く、これが中国人宿泊者割合の低さに表れているとしている。  ウェーブロックホールディングス<7940.T>=思惑買いに反発。シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が19日の取引終了後に関東財務局へ提出した変更報告書のなかで、共同保有者による株式保有比率が従来の24.06%から26.89%に上昇しており、思惑視した買いが進んでいる。シティインデックスイレブンスは17日及び18日も共同保有者による保有割合が増加したことを報告していた。19日の変更報告書では共同保有者のうち、レノ(同)の保有割合が1.82%から4.65%に増えた。報告義務発生日は11月12日。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。  東京精密<7729.T>=3日ぶり大幅反発。米半導体大手エヌビディアが市場予想を上回る好調な売上高見通しを発表し、時間外取引で株価が上昇していることが刺激となっているもよう。また、19日にスズキ<7269.T>と電池開発における充放電試験業務の委託について合意したことを明らかにしたことも材料視されているようだ。スズキが東京精に委託する業務は、次世代電池の技術開発に不可欠な充放電試験に関するもの。試験は東京精の放充電試験装置を用いて実施され、東京精のエンジニアが作業を担うとしている。  SOMPOホールディングス<8630.T>=マド開け急伸。同社は19日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、純利益の見通しを従来の3350億円から5400億円(前期比2.2倍)に上方修正した。過去最高益の更新を計画する。また、取得総数2400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.64%)、取得総額770億円を上限とする自社株買いの実施を発表。これらを好感した買いが入った。金融商品の未実現損益の増加とともに、国内外の自然災害による発生保険金がこれまでの予想を下回る見通しとなったことを業績予想に反映した。自社株の取得期間は12月1日から26年3月31日まで。9月中間期の純利益は3604億2800万円(前年同期比97.4%増)だった。  レナサイエンス<4889.T>=続伸。19日の取引終了後、同社が開発したPAI-1阻害薬「RS5614」について、犬や猫向けの動物医薬品分野での開発を始めると発表しており、材料視されたようだ。犬の関節炎や皮膚がん、猫の慢性腎臓病への有効性に関する臨床試験を実施する予定。まずは犬や猫における安全性確認試験を開始した。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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