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ユニリタ---2Qは増収・2ケタ増益、クラウドサービス事業とプロフェッショナルサービス事業が増収に

配信日時:2025/11/17 14:23 配信元:FISCO
*14:23JST ユニリタ---2Qは増収・2ケタ増益、クラウドサービス事業とプロフェッショナルサービス事業が増収に ユニリタ<3800>は12日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.7%増の59.62億円、営業利益が同24.4%増の4.59億円、経常利益が同20.2%増の6.09億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同23.1%増の3.57億円となった。

プロダクトサービス事業は、売上高22.70億円(前年同期比0.3%増)、営業利益6.69億円(前年同期比2.8%減)となった。同事業の主力であるメインフレーム向け製品は、富士通が2022年2月に発表した撤退計画の影響が徐々に出てきているものの、他のプラットフォームへの移行案件の受注等が当該影響分を補い、事業全体の収益は微増となった。また、同事業の注力商品である「まるっと帳票クラウドサービス」は、業績への寄与は限定的ではあるが、帳票の配送代行業務に対するニーズを捉え、売上が伸長した。

クラウドサービス事業は、売上高18.34億円(前年同期比6.9%増)、営業損失2.35億円(前年同期比0.39億円の損益改善)となった。同当事業に属する主な製品・サービスの経過について、「LMIS」は、企業のシステム運用アウトソーシング需要の増加を受けたITサービス事業者からの受注増等により売上が伸長し、増収と損益改善に寄与した。「Waha! Transformer」関連では、生成AI連携サービス「SecuAiGent」が、情報漏洩防止と回答精度向上を兼ね備えた機能(特許番号:第7662875号)から引き合いが活発化している。「Digital Workforce」は、仕入原価の低減により収益性は改善したが、売上は微増にとどまった。

プロフェッショナルサービス事業は、売上高18.58億円(前年同期比5.1%増)、営業利益1.71億円(前年同期比71.3%増)となった。同社グループの強みであるサービス&データマネジメント領域のコンサルティング事業への引き合いが堅調であったことに加え、システムインテグレーション事業の収益性が回復したことにより増収増益となった。

2026年3月期通期の連結業績予想について、売上高は前期比7.0%増の125.00億円、営業利益は同24.9%増の10.50億円、経常利益は同19.8%増の12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同18.6%増の8.50億円とする期初計画を据え置いている。

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