みんかぶニュース 市況・概況
<動意株・13日>(大引け)=平河ヒューテ、ウルフハンド、IACEトラなど
配信日時:2025/11/13 15:32
配信元:MINKABU
平河ヒューテック<5821.T>=未踏の3000円台へ大跳躍。前週は業績予想の上方修正を受けてマドを開けて買われたものの、ボリンジャーバンドのプラス3σ(シグマ)の領域に踏み入れたことから目先過熱感を意識した売りに晒された。だが、PERやPBRなどに割高感はなく、押し目形成場面では波状的な買いが継続している。26年3月期営業利益は従来予想の30億円から40億円(前期比76%増)に大幅増額している。同社はネットワーク機器向けのエレクトリックワイヤーや光中継システムで実力を発揮するが、車載用ケーブルの量産品や医療用ケーブルが好調なほか、情報通信向けで追い風が強まってきた。今後、AIデータセンターの建設がグローバル規模で相次ぐなか、データセンター向け高速伝送ケーブル(AOC=ACTIVE OPTICAL CABLES)で高実績を有する同社の存在に改めてスポットが当たりそうだ。
WOLVES HAND<194A.T>=上値追いに拍車。13日午後0時30分ごろ、26年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算を発表した。売上高が13億6500万円(前年同期比9.1%増)、営業利益が2億3900万円(同71.3%増)だった。大幅な営業増益を評価した買いが殺到している。グループ化したそよかぜ及びバハティーが貢献したうえ、既存の動物病院もオーガニック成長による増収を達成した。通期業績予想は修正していないものの、第4四半期(4~6月)に売上高及び営業利益が偏重する傾向があることを踏まえると、4~6月の進捗率は計画を上回っているという。
IACEトラベル<343A.T>=後場急伸。正午ごろに発表した9月中間期連結決算が、売上高15億600万円(前年同期比18.0%増)、営業利益4億1000万円(同49.7%増)、純利益2億8100万円(同47.0%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。クラウド出張手配システム「Smart BTM」の利用企業が順調に増加したBTMサービスが業績を牽引。また官庁・公務サービスで国内出張及び団体の受注が増加したことや、米軍サービスで国内パッケージツアーや団体の受注が増加したことも売上高・利益の押し上げに貢献した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高30億円(前期比11.4%増)、営業利益6億8000万円(同12.0%増)、純利益4億3700万円(同10.9%増)の従来見通しを据え置いている。
精工技研<6834.T>=上値追い強め新値街道復帰。前週6日につけた年初来高値1万990円を払拭し、ついに1万1000円台に突入した。時価は2001年6月以来約24年半ぶりの高みに到達している。AIデータセンターの建設ラッシュが米国をはじめグローバル規模で進むなか、光関連製品への需要が一段と高まる方向にある。電線株が光ファイバー特需を背景に株価の居どころを変えるのと同様に、データセンター向け光コネクターに爆発的な需要が押し寄せている同社もまた投資マネーの熱視線が注がれる対象となっている。同社の営業利益は25年3月期に2.7倍化した反動もあって26年3月期は前期比6.5%増の30億円予想と伸び率鈍化を見込むが、マーケットでは上方修正期待が強いようだ。きょう引け後に今上期(25年4~9月)決算を発表予定にあり、それに先回りした買いも観測される状況にある。
Laboro.AI<5586.T>=底値圏からの切り返し急。5日・25日移動平均線がゴールデンクロスを形成するなかマドを開けて上昇し、満を持してトレンド転換の様相を示している。同社は企業ごとにオーダーメイドでAIを活用したコンサルティングを展開する。マシンラーニングのスペシャリスト集団として、ビジョン策定から導入・実装、運用支援に至るまでワンストップで対応できる点で優位性が高い。業績も高成長路線への突入が見込まれている。12日取引終了後に発表した25年9月期決算は営業利益が1億9100万円(前期は単独ベースで1億8300万円)となったが、続く26年9月期については同利益が前期比54%増となる2億9400万円と急成長を果たす見通し。時価総額150億円台と小型で足も速く、時流を捉えたAIコンサル分野の成長シナリオに短期筋が乗った格好となっている。
エムスリー<2413.T>=物色人気集中でストップ高。医療従事者向けプラットフォーム(会員制サイト)など製薬マーケティング支援業務を主力展開するほか、治験周辺分野にも業容を広げている。足もとの業績は回復色が強く、12日取引終了後に発表した25年4~9月期業績は最終利益が前年同期比31%増の227億円と大幅増益を達成した。主力の医療従事者向けプラットフォームが医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要取り込みが進み収益に反映された。とりわけ7~9月期の業績好調ぶりが際立っており、最終利益は前年同期比80%増という目を見張る伸びを示している。同社の株価は、今年2月を境に上下動を繰り返しながらも26週移動平均線を下値支持ラインとした切り上げ波動を継続、9月に2475円の年初来高値を形成後は調整局面にあったが、同移動平均線とのカイ離修正完了で仕切り直しの買いを一気に誘引する格好となった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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