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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は13日続伸、原油高や貿易統計の改善で
配信日時:2025/11/10 09:57
配信元:FISCO
*09:57JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は13日続伸、原油高や貿易統計の改善で
【ブラジル】ボベスパ指数 154063.53 +0.47%
7日のブラジル株式市場は13日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比724.91ポイント高(+0.47%)の154063.53で引けた。日中の取引レンジは152,367.50-154,065.80となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、貿易統計の改善が好感された。10月の貿易黒字は予想以上に伸びた。外部環境では、中国の景気対策への期待感が引き続き支援材料となった。半面、米金融政策の不透明感が引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2566.42 -0.93%
7日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比23.72ポイント安(-0.93%)の2566.42となった。日中の取引レンジは2,544.48-2,573.84となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。経済指標の改善が支援材料。10月のS&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)は前月の46.6から50.2に改善した。また、中国当局が金融緩和を含む景気対策を強めるとの見方も輸出の拡大期待を高めた。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 83216.28 -0.11%
7日のインド株式市場は弱含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比94.73ポイント安(-0.11%)の83216.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同17.40ポイント安(-0.07%)の25492.30で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させた。米金融政策の不透明感が外資の流出懸念を強めた。また、弱い経済指標も指数の足かせ。10月のHSBCサービス業購買担当者景気指数(PMI、確定値)は前月の60.9から58.9に低下し、5カ月ぶりの低水準を記録した。競争の激化や豪雨などによる被害の拡大が指数の足かせとなったもようだ。ただ、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げで今後は拡大すると予測されている。
【中国】上海総合指数 3997.56 -0.25%
7日の中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は前日比10.20ポイント安(-0.25%)の3997.56ポイントで引けた。
上海総合指数は終値で心理的節目の4000を割り込んだ。背景には、10月の輸出(米ドル建て)が前年同月比で1.1%減少し、市場予想の8.3%増を下回ったことがある。これにより、外需の先行き懸念が強まり、輸出関連株を中心に利益確定売りが広がった。世界的な需要減速や米金融政策の不透明感が投資家心理を圧迫した。特に外需依存度の高い業種では下げが目立ち、相場全体に重しとなった。
一方で、当局による経済支援への期待感や、一部好決算を手掛かりとした底堅い買いも観測されたが、全体の流れを押し戻すには至らなかった。これらの動きを背景に、指数は小幅安で取引を終えた。
<AK>
7日のブラジル株式市場は13日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比724.91ポイント高(+0.47%)の154063.53で引けた。日中の取引レンジは152,367.50-154,065.80となった。
軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、貿易統計の改善が好感された。10月の貿易黒字は予想以上に伸びた。外部環境では、中国の景気対策への期待感が引き続き支援材料となった。半面、米金融政策の不透明感が引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2566.42 -0.93%
7日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比23.72ポイント安(-0.93%)の2566.42となった。日中の取引レンジは2,544.48-2,573.84となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。経済指標の改善が支援材料。10月のS&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)は前月の46.6から50.2に改善した。また、中国当局が金融緩和を含む景気対策を強めるとの見方も輸出の拡大期待を高めた。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
【インド】SENSEX指数 83216.28 -0.11%
7日のインド株式市場は弱含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比94.73ポイント安(-0.11%)の83216.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同17.40ポイント安(-0.07%)の25492.30で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させた。米金融政策の不透明感が外資の流出懸念を強めた。また、弱い経済指標も指数の足かせ。10月のHSBCサービス業購買担当者景気指数(PMI、確定値)は前月の60.9から58.9に低下し、5カ月ぶりの低水準を記録した。競争の激化や豪雨などによる被害の拡大が指数の足かせとなったもようだ。ただ、物品・サービス税(GST)適用率の引き下げで今後は拡大すると予測されている。
【中国】上海総合指数 3997.56 -0.25%
7日の中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は前日比10.20ポイント安(-0.25%)の3997.56ポイントで引けた。
上海総合指数は終値で心理的節目の4000を割り込んだ。背景には、10月の輸出(米ドル建て)が前年同月比で1.1%減少し、市場予想の8.3%増を下回ったことがある。これにより、外需の先行き懸念が強まり、輸出関連株を中心に利益確定売りが広がった。世界的な需要減速や米金融政策の不透明感が投資家心理を圧迫した。特に外需依存度の高い業種では下げが目立ち、相場全体に重しとなった。
一方で、当局による経済支援への期待感や、一部好決算を手掛かりとした底堅い買いも観測されたが、全体の流れを押し戻すには至らなかった。これらの動きを背景に、指数は小幅安で取引を終えた。
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