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【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安を受けハイテク株中心に売り優勢 (11月7日)
配信日時:2025/11/07 16:50
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 50524.31
高値 50642.79
安値 49640.56
大引け 50276.37(前日比 -607.31 、 -1.19% )
売買高 25億5210万株 (東証プライム概算)
売買代金 6兆9948億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は607円安と反落、一時5万円台を割り込む
2.前日のNYダウは398ドル安、ナスダック指数も下落する
3.AI半導体関連株を中心に下落も後場に入り下げ幅は縮小
4.後場決算発表のフジクラは業績増額修正も材料出尽くしで下落
5.前日に業績増額修正を公表したリクルートは大幅高に買われる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比398ドル安と反落した。米雇用情勢の減速を示す統計が嫌気され売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は反落。米株安を受けハイテク株などが売り先行となり、日経平均株価は一時5万円台を割り込んだが売り一巡後は下げ渋った。
前日の米株式市場でNYダウは反落。ナスダック指数も下落した。米雇用情勢への警戒感が台頭し売りが優勢だった。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げてスタート。AI・半導体関連などハイテク株を中心に売りが膨らみ、日経平均の下げ幅は一時1200円を超え4万9600円台まで売られる場面があった。指数への寄与度が高いアドバンテスト<6857>やソフトバンクグループ<9984>が下落し、全体相場を押し下げた。為替相場が一時1ドル=152円台後半へ円高が進んだことも警戒された。ただ、後場に入ると日経平均の下げ幅は縮小。5万円割れの水準では押し目買いが流入した。高市首相が衆院予算委員会で、経済財政運営に関し、基礎的財政収支(PB)の単年度での黒字化を目指す姿勢を取り下げる考えを表明。積極財政への期待が高まったことも、相場の下支え要因となったようだ。結局、大引けにかけて下げ渋り日経平均は5万円台を維持して取引を終えた。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が安く、三菱重工業<7011>やIHI<7013>が値を下げた。トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>も軟調で日立製作所<6501>や任天堂<7974>が下落した。イビデン<4062>やローム<6963>が急落。味の素<2802>はストップ安。後場に決算を発表したフジクラ<5803>は業績予想を上方修正したものの材料出尽くし感から売られた。
半面、キオクシアホールディングス<285A>やダイキン工業<6367>が高く、ファーストリテイリング<9983>や良品計画<7453>が値を上げた。FOOD & LIFE COMPANIES<3563>やKDDI<9433>、中外製薬<4519>が買われた。前日に今期業績予想の上方修正を発表したリクルートホールディングス<6098>が急伸した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、中外薬 <4519>、ファストリ <9983>、KDDI <9433>、キッコマン <2801>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約288円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、味の素 <2802>、東エレク <8035>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約763円。
東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)海運業、(3)鉄鋼、(4)小売業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)電気機器、(3)機械、(4)情報・通信業、(5)銀行業。
■個別材料株
△キッコマン <2801> [東証P]
今期最終を1%上方修正。
△シノブフズ <2903> [東証S]
9月中間期は増収増益で自社株買いも発表。
△日東紡 <3110> [東証P]
今期最終利益予想の大幅な上方修正をポジティブ視。
△サイオス <3744> [東証S]
今期業績増額修正と株主優待導入。
△BASE <4477> [東証G]
今12月期業績上方修正と初配当実施を好感。
△デルタフライ <4598> [東証G]
「DFP-10917」の臨床試験の進捗状況を公表。
△リクルート <6098> [東証P]
今期業績予想を上方修正。
△ヘリオスTH <6927> [東証S]
今期利益・配当予想の増額修正を評価。
△フルヤ金属 <7826> [東証P]
26年6月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△ミズノ <8022> [東証P]
9月中間期最終利益22%増。
▼日ケミコン <6997> [東証P]
今期経常を57%下方修正。
▼アンビスHD <7071> [東証P]
26年9月期営業減益へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日東紡 <3110>、(2)リクルート <6098>、(3)フルヤ金属 <7826>、(4)キッコマン <2801>、(5)マツダ <7261>、(6)ゴルドウイン <8111>、(7)ミズノ <8022>、(8)太陽HD <4626>、(9)M&A総研 <9552>、(10)中外薬 <4519>。
値下がり率上位10傑は(1)日ケミコン <6997>、(2)カナデビア <7004>、(3)アンビスHD <7071>、(4)板硝子 <5202>、(5)味の素 <2802>、(6)太陽誘電 <6976>、(7)ローム <6963>、(8)西華産 <8061>、(9)トーカロ <3433>、(10)ピジョン <7956>。
【大引け】
日経平均は前日比607.31円(1.19%)安の5万0276.37円。TOPIXは前日比14.60(0.44%)安の3298.85。出来高は概算で25億5210万株。東証プライムの値上がり銘柄数は874、値下がり銘柄数は682となった。東証グロース250指数は700.84ポイント(2.22ポイント安)。
[2025年11月7日]
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