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前場に注目すべき3つのポイント~AI関連株への利食いが強まる可能性~
配信日時:2025/11/05 08:47
配信元:FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~AI関連株への利食いが強まる可能性~
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■AI関連株への利食いが強まる可能性
■任天堂、26/3上方修正 営業利益3700億円←3200億円
■前場の注目材料:川崎重工、ショベルを知能化、自律稼働システム開発
■AI関連株への利食いが強まる可能性
5日の日本株市場は、人工知能(AI)関連株を中心に利益確定の売りが広がりやすく、不安定な相場展開になりそうだ。4日の米国市場はNYダウが251ドル安、ナスダックは486ポイント安だった。ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの最高経営責任者(CEO)がAIブーム後の市場の調整を警告したことが重荷になった。また、著名投資家がエヌビディアなどに弱気ポジションを組成していることが明らかになったことも売りに向かわせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円安の51200円、円相場は1ドル=153円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうだ。前週までの大幅な上昇に対する過熱感からの調整は意識されていたが、上昇ピッチが速かった分、調整幅も大きくなりやすく、押し目待ち狙いの買い意欲を後退させそうである。また、決算発表が本格化するなか、昨日は東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、ファナック<6954>は終日堅調だった。東証プライムの値上がり銘柄数は過半数を占めていた。ただし、アドバンテスト<6857>とソフトバンクG<9984>の指数インパクトが大きいが故に日経平均株価の下落につながった形である。
本日もアドバンテストとソフトバンクGの動向を睨みながらの相場展開になりそうであり、両銘柄の弱さが目立つ局面においては先物市場で仕掛け的な売りが入りやすくなり、これがインデックスに絡んだ売りに向かわせることで相場全体の弱さにつながる可能性がありそうだ。日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σに沿ったトレンドを形成していたが、前日の下落によって+1σ(50500円)水準が意識されてくる可能性がある。
もっとも、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下落が見込まれる一方で、決算発表が本格化するなかで、好決算銘柄での個別物色に向かわせることになろう。昨日の引け後に発表した決算では、インソース<6200>、ジオリーブG<3157>、ティラド<7236>、キッセイ薬<4547>、ほくほく<8377>、ヤマハ<7951>、ポバール興業<4247>、LINE ヤフー<4689>、丸文<7537>、日本精工<6471>、パーカー<9845>、東和銀<8558>、サンメッセ<7883>、テーオーシー<8841>、日ハム<2282>辺りが注目される。
■任天堂、26/3上方修正 営業利益3700億円←3200億円
任天堂<7974>は2026年3月期の業績予想の修正を発表。営業利益を3200億円から3700億円に上方修正した。ただし、コンセンサス(4000億円程度)には届かず。新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」向けソフトウエアの「マリオカート ワールド」や「ドンキーコング バナンザ」などの売れ行きが好調だった。今後も新作タイトルを継続して投入する見通しである。
■前場の注目材料
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・川崎重工<7012>ショベルを知能化、自律稼働システム開発
・日阪製作所<6247>「プレート式熱交換器」5年で200台受注見込む
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ信託、日本マスタートラスト信託と資産運用データを一元管理
・池田泉州HD<8714>中小M&A支援で新会社、来年1月設立
・三井E&S<7003>船体汚損の影響可視化、神原汽船に管理サービス提供
・クボタ<6326>マイスター買収、インフラ点検にAIで見える化技術
・NTT<9432>自動運転で新会社、来月設立、導入・運用を包括支援
・リコー<7752>AIで供給調整効率化、複合機向け基盤、需要予測・質問に自動回答
・日本ガイシ<5333>光量子計算機の新ウエハー開発
・日産化学<4021>機能化学メーカー各社、インド攻略へ、半導体成長に照準
・北陸電力<9505>新中計、経常益目標を上方修正、事業領域拡大など奏功
・大同特殊鋼<5471>チタン溶解炉を稼働、愛知で医療向け供給
・三洋化成<4471>半月板治療で企業治験、人工たんぱく質注入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月マネタリーベース(9月:前年比-6.2%)
<海外>
・06:45 NZ・7-9月期失業率(予想:5.3%、前期:5.2%)
・10:45 中・RatingDog10月サービス業PMI(予想:52.5、9月:52.9) <ST>
■AI関連株への利食いが強まる可能性
■任天堂、26/3上方修正 営業利益3700億円←3200億円
■前場の注目材料:川崎重工、ショベルを知能化、自律稼働システム開発
■AI関連株への利食いが強まる可能性
5日の日本株市場は、人工知能(AI)関連株を中心に利益確定の売りが広がりやすく、不安定な相場展開になりそうだ。4日の米国市場はNYダウが251ドル安、ナスダックは486ポイント安だった。ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの最高経営責任者(CEO)がAIブーム後の市場の調整を警告したことが重荷になった。また、著名投資家がエヌビディアなどに弱気ポジションを組成していることが明らかになったことも売りに向かわせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円安の51200円、円相場は1ドル=153円60銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうだ。前週までの大幅な上昇に対する過熱感からの調整は意識されていたが、上昇ピッチが速かった分、調整幅も大きくなりやすく、押し目待ち狙いの買い意欲を後退させそうである。また、決算発表が本格化するなか、昨日は東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、ファナック<6954>は終日堅調だった。東証プライムの値上がり銘柄数は過半数を占めていた。ただし、アドバンテスト<6857>とソフトバンクG<9984>の指数インパクトが大きいが故に日経平均株価の下落につながった形である。
本日もアドバンテストとソフトバンクGの動向を睨みながらの相場展開になりそうであり、両銘柄の弱さが目立つ局面においては先物市場で仕掛け的な売りが入りやすくなり、これがインデックスに絡んだ売りに向かわせることで相場全体の弱さにつながる可能性がありそうだ。日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σに沿ったトレンドを形成していたが、前日の下落によって+1σ(50500円)水準が意識されてくる可能性がある。
もっとも、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下落が見込まれる一方で、決算発表が本格化するなかで、好決算銘柄での個別物色に向かわせることになろう。昨日の引け後に発表した決算では、インソース<6200>、ジオリーブG<3157>、ティラド<7236>、キッセイ薬<4547>、ほくほく<8377>、ヤマハ<7951>、ポバール興業<4247>、LINE ヤフー<4689>、丸文<7537>、日本精工<6471>、パーカー<9845>、東和銀<8558>、サンメッセ<7883>、テーオーシー<8841>、日ハム<2282>辺りが注目される。
■任天堂、26/3上方修正 営業利益3700億円←3200億円
任天堂<7974>は2026年3月期の業績予想の修正を発表。営業利益を3200億円から3700億円に上方修正した。ただし、コンセンサス(4000億円程度)には届かず。新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」向けソフトウエアの「マリオカート ワールド」や「ドンキーコング バナンザ」などの売れ行きが好調だった。今後も新作タイトルを継続して投入する見通しである。
■前場の注目材料
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・川崎重工<7012>ショベルを知能化、自律稼働システム開発
・日阪製作所<6247>「プレート式熱交換器」5年で200台受注見込む
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ信託、日本マスタートラスト信託と資産運用データを一元管理
・池田泉州HD<8714>中小M&A支援で新会社、来年1月設立
・三井E&S<7003>船体汚損の影響可視化、神原汽船に管理サービス提供
・クボタ<6326>マイスター買収、インフラ点検にAIで見える化技術
・NTT<9432>自動運転で新会社、来月設立、導入・運用を包括支援
・リコー<7752>AIで供給調整効率化、複合機向け基盤、需要予測・質問に自動回答
・日本ガイシ<5333>光量子計算機の新ウエハー開発
・日産化学<4021>機能化学メーカー各社、インド攻略へ、半導体成長に照準
・北陸電力<9505>新中計、経常益目標を上方修正、事業領域拡大など奏功
・大同特殊鋼<5471>チタン溶解炉を稼働、愛知で医療向け供給
・三洋化成<4471>半月板治療で企業治験、人工たんぱく質注入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月マネタリーベース(9月:前年比-6.2%)
<海外>
・06:45 NZ・7-9月期失業率(予想:5.3%、前期:5.2%)
・10:45 中・RatingDog10月サービス業PMI(予想:52.5、9月:52.9) <ST>
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