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東京株式(大引け)=666円安で続落、半導体関連に売り圧力も朝安後下げ渋る

配信日時:2025/10/23 16:16 配信元:MINKABU
 23日の東京株式市場で日経平均株価は続落。半導体関連株の下落が日経平均を押し下げる格好となった。下げ幅は一時900円を超えた。  大引けの日経平均株価は前日比666円18銭安の4万8641円61銭。プライム市場の売買高概算は20億9277万株。売買代金概算は5兆1011億円となった。値上がり銘柄数は963、値下がり銘柄数は599、変わらずは53銘柄だった。  前日の米株式市場で主要株価3指数がそろって下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は2%を超えた。トランプ米政権が米国製のソフトウェアを使用した製品について、中国への輸出制限を検討していると一部で報じられ、米中関係を巡る警戒感が再燃した。米国株安を背景に、東京市場では半導体関連株を中心に利益確定目的の売りが広がり、日経平均は朝方に900円を超す下げとなる場面があった。フシ目の4万9000円を割り込んだものの、押し目買い意欲も顕在化し、プライム市場での値上がり銘柄数は約59%に上った。TOPIXは4日ぶりに反落。業種別では情報・通信や電気機器、証券関連が1%を超す下げとなった。一方、ロシア企業への制裁を受けた原油先物相場の上昇を受け、鉱業や石油・石炭製品の上げが目立ったほか、不動産業が堅調に推移。このほか造船関連株の一角にも資金が流入した。  個別銘柄では、この日も売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984.T>が続落し、アドバンテスト<6857.T>や東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>が下値を模索。サンリオ<8136.T>や日本取引所グループ<8697.T>が株価水準を切り下げたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>やホンダ<7267.T>、リクルートホールディングス<6098.T>が冴えない展開。神戸物産<3038.T>やソニーフィナンシャルグループ<8729.T>、安川電機<6506.T>が値を下げ、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>やSUMCO<3436.T>が売りを浴び、井関農機<6310.T>とアステリア<3853.T>が急落した。  半面、フジクラ<5803.T>や三菱重工業<7011.T>、IHI<7013.T>が堅調。川崎重工業<7012.T>が大幅高となったほか、東洋エンジニアリング<6330.T>が頑強。INPEX<1605.T>や三井不動産<8801.T>が買われ、三井E&S<7003.T>や住友重機械工業<6302.T>が急伸。アドソル日進<3837.T>が値を飛ばし、第一稀元素化学工業<4082.T>が連日のストップ高となった。 出所:MINKABU PRESS

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