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ウイングアーク1st---2Q減収なるも、データエンパワーメントソリューションの売上収益は堅調に推移

配信日時:2025/10/16 18:59 配信元:FISCO
*18:59JST ウイングアーク1st---2Q減収なるも、データエンパワーメントソリューションの売上収益は堅調に推移 ウイングアーク1st<4432>は15日、2026年2月期第2四半期(25年3月-8月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比1.1%減の147.12億円、営業利益が同17.2%減の41.08億円、税引前利益が同17.0%減の41.44億円、親会社の所有者に帰属する中間利益が同18.3%減の29.38億円となった。

帳票・文書管理ソリューションの売上収益は前年同期比2.6%減の96.10億円となった。帳票類を設計・運用を行うソフトウェア及びサービスである「SVF」は、前年の大型案件の反動で、ライセンス/サービスは前年同期比29.5%減と前年を下回った。保守については、前年のソフトウェアライセンスが好調に推移したため、同5.0%増と前年を上回った。クラウドサービスについては、クラウド上の帳票需要が好調に推移したことに加え、アップセルが進捗したことから、同25.6%増と好調な結果となった。この結果、売上収益は同8.1%減の76.30億円となった。電子データの保管や紙文書の電子化を行う 「invoiceAgent」は、ソフトウェアライセンスの受注が弱く、ライセンス/サービスは同44.9%減と前年を大きく下回った。保守については、堅調に推移し、同2.8%増と前年を上回った。クラウドサービスについては、底堅い電子帳票管理需要により、同14.6%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は同7.6%増の12.03億円と前年から大きく成長した。

データエンパワーメントソリューションの売上収益は同1.8%増の51.02億円となった。企業が保有するデータを統合・処理・分析・可視化する事により、業務の効率化や生産性の向上を実現するソフトウェア及びサービスである「Dr.Sum」「MotionBoard」が主な構成要素となっている。「Dr.Sum」は、前年が好調であった反動でライセンス/サービスは前年同期比42.7%減と大きく前年を下回った。保守については、契約獲得が進んだことから、同4.8%増と堅調に推移している。クラウドサービスについては、大企業からの受注が好調に推移し、同40.2%増と大きく成長した。この結果、売上収益は同4.8%減の16.82億円となった。「MotionBoard」は、前年が好調であった反動でライセンス/サービスは同22.0%減と大きく前年を下回った。保守については、契約獲得が進んだことから、同6.5%増と堅調に推移した。クラウドサービスについては、着実に契約社数を積み上げた結果、同6.0%増と順調に成長した。この結果、売上収益は同0.4%増の19.51億円となった。

2026年2月期通期については、売上収益が前期比8.7%増の312.00億円、営業利益が同8.9%増の89.50億円、EBITDAが同8.4%増の104.60億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同7.9%増の64.00億円とする7月10日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。

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