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15日の香港市場概況:ハンセン指数は8日ぶり反発、中国の景気対策への期待感が高まる
配信日時:2025/10/15 18:32
配信元:FISCO
*18:32JST 15日の香港市場概況:ハンセン指数は8日ぶり反発、中国の景気対策への期待感が高まる
15日の香港市場では、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比469.25ポイント(1.84%)高の25910.60ポイントと8日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が171.75ポイント(1.89%)高の9250.91ポイントと4日ぶりに反発した。
米中関係の悪化懸念がくすぶる中で、景気刺激策への期待とテック株の調整後の押し目買いが反発の契機となった。米国ではFRB議長の発言を受けて利下げ期待が台頭し、世界株式にも買い戻しが広がった。直近下落していたハイテク株や半導体関連に買いが入った。一部には中国当局の景気対策期待も支え材料として意識された。市場は慎重ながらも押し目買い優勢の展開で引けた。
なお、9月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が、それぞれマイナス0.3%(前月はマイナス0.4%)、マイナス2.3%(前月はマイナス2.9%)となり、下落率は前月を下回ったものの、引き続きデフレ基調が続いている。中国当局による追加の景気対策への期待感は根強い状態だ。
ただ、対中関税や報復措置リスクは依然として重荷となり、投資家心理には慎重さが残る。総じて、過度の悲観後の戻りを演じた展開で、相場は上昇基調を試す形となった。
ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー・ヘルスケア関連が上昇を主導。チャイナ・ライフ(02628/HK)が6.3%高、JDヘルス(06618/HK)が6.1%高、中芯国際集成電路製造(00981/HK)が3.5%高と買われた。値ごろ感からの買い戻しが中心だが、中国当局による景気対策への期待がリスク資産への資金回帰を後押ししたとの見方もある。アリババ(09988/HK)も3.8%高と反発し、市場全体のセンチメント改善を映した。
また、鉄鋼など建材関連も大幅高。中国建材(3323/HK)が7.7%高、中国西部水泥(2233/HK)が7.4%高、安徽海螺水泥(914/HK)が6.8%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が7.3%高とそろって急伸した。ほかに、保険セクターも高い。新華人寿保険(1336/HK)が9.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.4%高、中信証券(6030/HK)が3.4%高となった。
半面、不動産業が総じて軟調。恒基地産(00012/HK)が0.4%安、華潤置地(01109/HK)が0.2%安、新鴻基地産(00016/HK)が0.1%安と下落。米中関係の緊張が続く中、外部環境への警戒感が不動産セクターの投資意欲を抑制したとみられる。特に政策期待が一服する中、利下げ観測も限定的との見方が売り圧力を強めた。
中国本土市場も4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.22%高の3912.21ポイントで取引を終了した。ハイテクや自動車が高い。半面、海運やエネルギー、軍需産業などが売られた。
<AK>
米中関係の悪化懸念がくすぶる中で、景気刺激策への期待とテック株の調整後の押し目買いが反発の契機となった。米国ではFRB議長の発言を受けて利下げ期待が台頭し、世界株式にも買い戻しが広がった。直近下落していたハイテク株や半導体関連に買いが入った。一部には中国当局の景気対策期待も支え材料として意識された。市場は慎重ながらも押し目買い優勢の展開で引けた。
なお、9月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が、それぞれマイナス0.3%(前月はマイナス0.4%)、マイナス2.3%(前月はマイナス2.9%)となり、下落率は前月を下回ったものの、引き続きデフレ基調が続いている。中国当局による追加の景気対策への期待感は根強い状態だ。
ただ、対中関税や報復措置リスクは依然として重荷となり、投資家心理には慎重さが残る。総じて、過度の悲観後の戻りを演じた展開で、相場は上昇基調を試す形となった。
ハンセン指数の構成銘柄では、テクノロジー・ヘルスケア関連が上昇を主導。チャイナ・ライフ(02628/HK)が6.3%高、JDヘルス(06618/HK)が6.1%高、中芯国際集成電路製造(00981/HK)が3.5%高と買われた。値ごろ感からの買い戻しが中心だが、中国当局による景気対策への期待がリスク資産への資金回帰を後押ししたとの見方もある。アリババ(09988/HK)も3.8%高と反発し、市場全体のセンチメント改善を映した。
また、鉄鋼など建材関連も大幅高。中国建材(3323/HK)が7.7%高、中国西部水泥(2233/HK)が7.4%高、安徽海螺水泥(914/HK)が6.8%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が7.3%高とそろって急伸した。ほかに、保険セクターも高い。新華人寿保険(1336/HK)が9.3%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.4%高、中信証券(6030/HK)が3.4%高となった。
半面、不動産業が総じて軟調。恒基地産(00012/HK)が0.4%安、華潤置地(01109/HK)が0.2%安、新鴻基地産(00016/HK)が0.1%安と下落。米中関係の緊張が続く中、外部環境への警戒感が不動産セクターの投資意欲を抑制したとみられる。特に政策期待が一服する中、利下げ観測も限定的との見方が売り圧力を強めた。
中国本土市場も4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.22%高の3912.21ポイントで取引を終了した。ハイテクや自動車が高い。半面、海運やエネルギー、軍需産業などが売られた。
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