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金は米利下げ期待から上昇が加速 サンワード証券の陳氏
配信日時:2025/09/05 09:27
配信元:FISCO
*09:27JST 金は米利下げ期待から上昇が加速 サンワード証券の陳氏
皆さん、こんにちは。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『金は米利下げ期待から上昇が加速』と述べています。
続けて、『先週のNY金(12月)は、米利下げ期待を背景に買い進まれた。週の終値は3516.10ドルと、中心限月の清算値ベースで最高値を更新した。週間では2.86%高』と伝えています。そして、『パウエルFRB議長は8月22日、西部ワイオミング州で開催された年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演。雇用の下振れリスクが増大しているとした上で「政策スタンスの調整が必要になる可能性がある」と言明した。9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを検討する可能性が高まり、米長期金利低下、利子の付かない資産である金は買いが継続した』と述べています。
また、『トランプ大統領は25日、連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事が住宅ローンに関連して虚偽の申告をしたとして、即時解任すると表明した。しかし、クック理事は職務継続の確認を求めて提訴する方針と伝わり、中央銀行の独立性を巡る懸念や中央銀行を巡る人事の不透明感が金買いを強めた』と伝えています。
次に、『3連休明け2日のNY金相場は、米国の関税政策や中央銀行人事を巡る不透明感を背景に、安全資産としての需要から買われ、5営業日続伸となった。前週末比76.10ドル高の3592.20ドル。2営業日連続で史上最高値を更新した』と伝えています。
さらに、『天津で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議で、中国の習近平国家主席がSCO開発銀行の早期設立を表明した。また、インドのモディ首相が7年ぶりに中国を公式訪問したことでBRICSを軸にしたグローバルサウスが経済的な結びつきを強めることが予想され、将来の脱ドル化を促進するとの見方も金の押し上げ要因になったと考えられる』と見解を述べています。
一方、『ワシントンの連邦巡回区控訴裁判所は、トランプ大統領が4月に発動した相互関税と、2月に中国、カナダ、メキシコに対して発動した関税の合法性について、大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づき関税を課す権限はないと判断した』と伝え、『これに対し、トランプ大統領は2日、 連邦最高裁判所に迅速な判断を求めるとした。最高裁に上訴したものの判決次第では、トランプ関税政策がなかったことになり、大きな混乱をもたらすだろう』と述べています。
陳さんは、『2日に金ETF(スパイダー・ゴールド)保有高は、990.56トンと年初来最大を更新し、1000トンの大台が意識される展開になったのもこうした背景だろう。裁判の渦中で投資家の不安は解消しづらく、金ETFは増加していくと予想される。現物需要を受けて金相場の強地合いは継続しよう』と分析しています。
また、『今週は5日に8月雇用統計が発表される。7月に続いて8月も弱い結果となれば、9月の会合で0.5%の利下げも想定されるとの見方を強めよう。その場合、米金利、ドル安、金高の展開が予想される。ただ、強い結果となれば、値位置も高いため急落も想定される。週末のNY金は変動の高い展開が予想されよう』と考察し、NY金の予想レンジは、『3400~3700ドル』と想定しています。一方、『NY金の最高値更新に連れて、OSE金も3日に1万7120円と上場来の最高値を更新した。雇用統計を控えて、1万7000円を軸にした保ち合いとなりそうだ』と述べ、予想レンジは、『1万6500~1万7500円』と想定しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月3日付「金は米利下げ期待から上昇が加速昇」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
<CS>
陳さんはまず、『金は米利下げ期待から上昇が加速』と述べています。
続けて、『先週のNY金(12月)は、米利下げ期待を背景に買い進まれた。週の終値は3516.10ドルと、中心限月の清算値ベースで最高値を更新した。週間では2.86%高』と伝えています。そして、『パウエルFRB議長は8月22日、西部ワイオミング州で開催された年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演。雇用の下振れリスクが増大しているとした上で「政策スタンスの調整が必要になる可能性がある」と言明した。9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを検討する可能性が高まり、米長期金利低下、利子の付かない資産である金は買いが継続した』と述べています。
また、『トランプ大統領は25日、連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事が住宅ローンに関連して虚偽の申告をしたとして、即時解任すると表明した。しかし、クック理事は職務継続の確認を求めて提訴する方針と伝わり、中央銀行の独立性を巡る懸念や中央銀行を巡る人事の不透明感が金買いを強めた』と伝えています。
次に、『3連休明け2日のNY金相場は、米国の関税政策や中央銀行人事を巡る不透明感を背景に、安全資産としての需要から買われ、5営業日続伸となった。前週末比76.10ドル高の3592.20ドル。2営業日連続で史上最高値を更新した』と伝えています。
さらに、『天津で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議で、中国の習近平国家主席がSCO開発銀行の早期設立を表明した。また、インドのモディ首相が7年ぶりに中国を公式訪問したことでBRICSを軸にしたグローバルサウスが経済的な結びつきを強めることが予想され、将来の脱ドル化を促進するとの見方も金の押し上げ要因になったと考えられる』と見解を述べています。
一方、『ワシントンの連邦巡回区控訴裁判所は、トランプ大統領が4月に発動した相互関税と、2月に中国、カナダ、メキシコに対して発動した関税の合法性について、大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づき関税を課す権限はないと判断した』と伝え、『これに対し、トランプ大統領は2日、 連邦最高裁判所に迅速な判断を求めるとした。最高裁に上訴したものの判決次第では、トランプ関税政策がなかったことになり、大きな混乱をもたらすだろう』と述べています。
陳さんは、『2日に金ETF(スパイダー・ゴールド)保有高は、990.56トンと年初来最大を更新し、1000トンの大台が意識される展開になったのもこうした背景だろう。裁判の渦中で投資家の不安は解消しづらく、金ETFは増加していくと予想される。現物需要を受けて金相場の強地合いは継続しよう』と分析しています。
また、『今週は5日に8月雇用統計が発表される。7月に続いて8月も弱い結果となれば、9月の会合で0.5%の利下げも想定されるとの見方を強めよう。その場合、米金利、ドル安、金高の展開が予想される。ただ、強い結果となれば、値位置も高いため急落も想定される。週末のNY金は変動の高い展開が予想されよう』と考察し、NY金の予想レンジは、『3400~3700ドル』と想定しています。一方、『NY金の最高値更新に連れて、OSE金も3日に1万7120円と上場来の最高値を更新した。雇用統計を控えて、1万7000円を軸にした保ち合いとなりそうだ』と述べ、予想レンジは、『1万6500~1万7500円』と想定しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月3日付「金は米利下げ期待から上昇が加速昇」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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