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4日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日続落、空売り規制の一部撤廃観測で約2週ぶりの安値

配信日時:2025/09/04 19:03 配信元:FISCO
*19:03JST 4日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日続落、空売り規制の一部撤廃観測で約2週ぶりの安値 4日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比47.68ポイント(1.25%)安の3765.88ポイントと3日続落した。上海総合指数はこの日、約2週間ぶりの安値を付けている。

中国当局が株式市場の過熱抑制を目的に空売り規制の一部撤廃など複数の措置を検討しているとの報道や、軍事パレード通過を受けた目先の利益確定売りが主因。これにより投機的なハイテク株に利食い圧力が強まり、相場心理が悪化。特に急騰後の利益確定を促す材料となった。

上海市場では、エネルギー株が大きく売られた。中国石油化工(600028/SH)が1.1%安、中国石油(601857/SH)が1.2%安、中国海洋石油(600938/SH)が2.29%安と主要銘柄が軒並み下落した。国際原油市況の軟調や需要回復の鈍さが意識され、資源関連への投資姿勢が後退したことが背景となった。

また、軍需関連も大幅安。長城軍工(601606/SH)が10.0%下落のストップ安、航空工業(600316/SH)が4.7%安、四創電子(600990/SH)と軍用電子機器の中国海防(600764/SH)がそろって3.3%安で取引を終えた。

一方、銀行セクターが逆行高。中国農業銀行(601288/SH)が5.2%高、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が2.9%高、中信銀行(601998/SH)が2.2%高とそろって堅調な値動きを示した。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.14ポイント(0.05%)安の259.95ポイント、深センB株指数が1.00ポイント(0.08%)高の1316.03ポイントで終了した。


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