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1日の中国本土市場概況:3日続伸、景気刺激スタンスやAI分野の成長期待で

配信日時:2025/09/01 19:10 配信元:FISCO
*19:10JST 1日の中国本土市場概況:3日続伸、景気刺激スタンスやAI分野の成長期待で 1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.60ポイント(0.46%)高の3875.53ポイントと3日続伸した。

中国当局による景気刺激姿勢の表明および人工知能(AI)分野への成長期待がポジティブな材料となり、相場を押し上げた。一方、半導体関連には米国側の装置購入特例の撤回懸念があったものの、国内メーカーへの逆風とはならず、むしろ一部で買いを誘発した。全体としては、政策支援と成長分野への注目が買いを牽引し、上海市場は前週末比で堅調に推移した。

セクター別では、ハイテク関連が高い。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)と電子機器メーカーの成都旭光電子(600353/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が5.9%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.1%高で引けた。

医薬株も物色される。浙江華海薬業(600521/SH)と健康元薬業集団(600380/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、薬明康徳(603259/SH)が8.0%高、康美薬業(600518/SH)が3.9%高で取引を終えた。資源・素材株、自動車株なども買われている。

一方、金融株は下落。興業銀行(601166/SH)が2.7%、招商銀行(600036/SH)が2.1%、中国人寿保険(601628/SH)が2.6%、中国平安保険(601318/SH)が2.3%、中国銀河証券(601881/SH)が1.5%、中信建投証券(601066/SH)が1.0%ずつ下落した。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.148ポイント(0.06%)高の266.023ポイント、深センB株指数が2.313ポイント(0.17%)安の1325.43ポイントで終了した。

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