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新興市場見通し:ウェルネス・コミュニケーションズなど4社がIPO
配信日時:2025/06/21 16:01
配信元:FISCO
*16:01JST 新興市場見通し:ウェルネス・コミュニケーションズなど4社がIPO
■グロース指数は年初来高値を更新
今週の新興市場はまちまち。同時期の騰落率は、日経平均が+1.50%だったのに対して、グロース市場指数は+0.29%、グロース市場250指数は-0.24%。日経平均は中東情勢の緊迫化が重荷となったが、円安を支援材料に指数寄与度の大きい値がさ半導体株が相場をけん引。グロース指数は年初来高値を更新し、昨年3月以来の水準を回復する場面もみられた。ただ、グロース250指数は週末に軟化。一方で、時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は週間ベースで+0.75%だった。
時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>が6月16日に年初来安値更新後は3日続伸。5月度の売上高が速報値で121.6億円(前年同月比47.6%増)だったことが材料視された。カバー<5253>は、同業のANYCOLOR<5032>が今期計画を評価した買いが続く中で、同社へも業績期待が高まった。一方で、Synspective<290A>は、ロックアップ解除による需給面への影響を懸念した売りが優勢だった。
今週のIPOは、伊澤タオル<365A>が6月20日にスタンダード市場に上場し、初値は公開価格(750円)を2.0%上回る765円だった。初値形成後は公開価格付近でもみ合っていたが、4%を超える予想配当利回りの高さもあって、終盤にかけて買いが強まり、終値は初値を7.7%上回る824円となった。
■中小型のAI関連などテーマ性のある銘柄に注目
来週の新興市場は、IPO銘柄に関心が集まりやすいだろう。足下の良好な需給状況により投資家のIPO銘柄への参加意欲は強いと考えられ、直近IPO銘柄への波及が期待されそうだ。また、米トランプ政権が中国に対する半導体規制を強化するとの観測もあって、強い値動きが目立っている半導体株には利益確定の売りが入りやすいとみられ、外部要因の影響を受けにくい中小型のAI関連など、テーマ性のある銘柄に注目したい。
個別の材料として、フィーチャ<4052>は、25年6月期の連結営業損益を200万円の黒字から1000万円の赤字に下方修正している。直近でリバウンドの動きをみせる場面もあっただけに、悪材料出尽くしにつながるかが期待されそうだ。そのほか、モンスターラボ<5255>は直近での大幅な株価上昇等による影響を受け、資本調達が6月で大きく前進したとしているほか、AI inside<4488>はAIエージェント関連の有力株として注目が集まっている。
来週は4社のIPOが予定されている。6月23日にグロース市場に上場するウェルネス・コミュニケーションズ<366A>は、健康管理SaaSなどを用いたヘルスデータプラットフォームおよびソリューション事業を展開しており、業績推移には安定感がある。22年6月に上場申請を取り下げたあとも増収増益を続けていることが評価されそうだ。公開価格2480円に対して弊社初値予想は3400円。26日に上場する永代供養墓の企画・建立・運営・販売代行を手掛けるエータイ<369A>の公開価格は1510円となる。同社社長は永代供養墓のコンサルティングにおいては業界のパイオニア的存在であるほか、少子高齢化や価値観の変化を背景に、同社事業は注目を集めそうだ。24日にはスタンダード市場にプリモグローバルホールディングス<367A>、25日にはプライム市場に北里コーポレーション<368A>が上場する。
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今週の新興市場はまちまち。同時期の騰落率は、日経平均が+1.50%だったのに対して、グロース市場指数は+0.29%、グロース市場250指数は-0.24%。日経平均は中東情勢の緊迫化が重荷となったが、円安を支援材料に指数寄与度の大きい値がさ半導体株が相場をけん引。グロース指数は年初来高値を更新し、昨年3月以来の水準を回復する場面もみられた。ただ、グロース250指数は週末に軟化。一方で、時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は週間ベースで+0.75%だった。
時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>が6月16日に年初来安値更新後は3日続伸。5月度の売上高が速報値で121.6億円(前年同月比47.6%増)だったことが材料視された。カバー<5253>は、同業のANYCOLOR<5032>が今期計画を評価した買いが続く中で、同社へも業績期待が高まった。一方で、Synspective<290A>は、ロックアップ解除による需給面への影響を懸念した売りが優勢だった。
今週のIPOは、伊澤タオル<365A>が6月20日にスタンダード市場に上場し、初値は公開価格(750円)を2.0%上回る765円だった。初値形成後は公開価格付近でもみ合っていたが、4%を超える予想配当利回りの高さもあって、終盤にかけて買いが強まり、終値は初値を7.7%上回る824円となった。
■中小型のAI関連などテーマ性のある銘柄に注目
来週の新興市場は、IPO銘柄に関心が集まりやすいだろう。足下の良好な需給状況により投資家のIPO銘柄への参加意欲は強いと考えられ、直近IPO銘柄への波及が期待されそうだ。また、米トランプ政権が中国に対する半導体規制を強化するとの観測もあって、強い値動きが目立っている半導体株には利益確定の売りが入りやすいとみられ、外部要因の影響を受けにくい中小型のAI関連など、テーマ性のある銘柄に注目したい。
個別の材料として、フィーチャ<4052>は、25年6月期の連結営業損益を200万円の黒字から1000万円の赤字に下方修正している。直近でリバウンドの動きをみせる場面もあっただけに、悪材料出尽くしにつながるかが期待されそうだ。そのほか、モンスターラボ<5255>は直近での大幅な株価上昇等による影響を受け、資本調達が6月で大きく前進したとしているほか、AI inside<4488>はAIエージェント関連の有力株として注目が集まっている。
来週は4社のIPOが予定されている。6月23日にグロース市場に上場するウェルネス・コミュニケーションズ<366A>は、健康管理SaaSなどを用いたヘルスデータプラットフォームおよびソリューション事業を展開しており、業績推移には安定感がある。22年6月に上場申請を取り下げたあとも増収増益を続けていることが評価されそうだ。公開価格2480円に対して弊社初値予想は3400円。26日に上場する永代供養墓の企画・建立・運営・販売代行を手掛けるエータイ<369A>の公開価格は1510円となる。同社社長は永代供養墓のコンサルティングにおいては業界のパイオニア的存在であるほか、少子高齢化や価値観の変化を背景に、同社事業は注目を集めそうだ。24日にはスタンダード市場にプリモグローバルホールディングス<367A>、25日にはプライム市場に北里コーポレーション<368A>が上場する。
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