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20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは35ドル高、中東情勢悪化の脅威は緩和
配信日時:2025/06/21 07:47
配信元:FISCO
*07:47JST 20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは35ドル高、中東情勢悪化の脅威は緩和
■NY株式:NYダウは35ドル高、中東情勢悪化の脅威は緩和
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は35.16ドル高の42206.82ドル、ナスダックは98.86ポイント安の19447.41で取引を終了した。
イランと欧州の会合に加え、トランプ大統領がイスラエル・イラン対立への軍事介入を留まり外交的解決の余地を与えたため安心感から、寄り付き後、上昇。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が早くて7月の利下げの可能性に言及すると早期利下げ期待を受けた買いも手伝い一段高となった。その後、ウォ―ルストリートジャーナル紙がトランプ政権が半導体を巡る対中規制を一段と強化することを検討していると報じるとナスダックの重しとなり、相場を押し下げ。リッチモンド連銀のバーキン総裁の「利下げを急がず」との発言も上値抑制につながった。さらに、本日はオプション満期日で、テクニカルな取引も見られ、終日調整色が強くまちまちで終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、半導体・同製造装置、メディア・娯楽が下落した。
中古車販売会社のカーマックス(KMX)は第1四半期決算で1株当たり利益が予想を上回り、上昇。レストラン運営会社のダ―デン・レストランツ(DRI)は第4四半期の既存店売上が予想を上回ったほか、あらたに最大10億ドルの自社株買い計画を発表し、上昇した。ホームセンタ―運営会社のホーム・デポ(HD)は建設材料販売会社のGMS(GMS)に対し買収提案をしたとの報道で、上昇。GMS(GMS)も同社争奪戦の可能性に買われた。スーパーマーケットチェーンのクローガー(KR)は第1四半期の調整後一株当たり利益や売り上げの伸びが予想を上回ったほか、通期見通し引き上げが好感され、上昇。
半導体のエヌビディア(NVDA)などは、中国で米国製の半導体製造装置にアクセスするためにメーカーが利用してきた特例措置を当局が撤廃する可能性が報じられ、警戒感に下落した。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁はインタビューで、利下げは7月よりも秋にかけて実施するのが適切との考えを示した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:中東情勢問題で外交解決への期待でリスク回避後退
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円44銭まで弱含んだのち、146円22銭まで上昇し、146円13銭で引けた。米6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を下回ったほか、ウォラーFRB理事が早くて7月の利下げに言及し、ドル売りが優勢となった。その後、バーキン米リッチモンド連銀総裁の利下げを急ぐ必要なしとの発言や、イランが欧州諸国との会談でウラン濃縮制限を協議する用意あるとしたほか、欧州とさらなる対話の準備あるとしたため、イスラエル・イラン対立において、外交的な解決期待にリスク回避の円買いが後退した。
ユーロ・ドルは1.1495ドルまで下落後、1.1544ドルまで上昇し、1.1518ドルで引けた。ユーロ圏・6月消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したためユーロ売りが優勢となったのち、中東情勢の悪化懸念の緩和でドル売りが優勢となった。ユーロ・円は167円55銭から168円40銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3511ドルへ上昇後、1.3441ドルまで反落。高値から弱い英小売売上高を受けたポンド売りに押された。ドル・スイスは0.8162フランまで下落後、0.8184フランまで上昇した。
■NY原油:強含み、供給不安は解消されず
NYMEX原油8月限終値:73.84 ↑0.34
20日のNY原油先物8月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.34ドル(+0.46%)の73.84ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.32ドル-74.29ドル。中東情勢のすみやかな改善は期待できないため、供給不安は解消されていない。通常取引終了後の時間外取引では主に74ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.50ドル +0.44ドル(+0.97%)
モルガン・スタンレー(MS) 132.71ドル +0.19ドル(+0.14%)
ゴールドマン・サックス(GS)640.80ドル +5.56ドル(+0.87%)
インテル(INTC) 21.08ドル -0.41ドル(-1.90%)
アップル(AAPL) 201.00ドル +4.42ドル(+2.24%)
アルファベット(GOOG) 167.73ドル -6.25ドル(-3.59%)
メタ(META) 682.35ドル -13.42ドル(-1.92%)
キャタピラー(CAT) 360.52ドル +0.72ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 27.86ドル -0.49ドル(-1.72%)
ウォルマート(WMT) 96.12ドル +1.03ドル(+1.08%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は35.16ドル高の42206.82ドル、ナスダックは98.86ポイント安の19447.41で取引を終了した。
イランと欧州の会合に加え、トランプ大統領がイスラエル・イラン対立への軍事介入を留まり外交的解決の余地を与えたため安心感から、寄り付き後、上昇。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が早くて7月の利下げの可能性に言及すると早期利下げ期待を受けた買いも手伝い一段高となった。その後、ウォ―ルストリートジャーナル紙がトランプ政権が半導体を巡る対中規制を一段と強化することを検討していると報じるとナスダックの重しとなり、相場を押し下げ。リッチモンド連銀のバーキン総裁の「利下げを急がず」との発言も上値抑制につながった。さらに、本日はオプション満期日で、テクニカルな取引も見られ、終日調整色が強くまちまちで終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、半導体・同製造装置、メディア・娯楽が下落した。
中古車販売会社のカーマックス(KMX)は第1四半期決算で1株当たり利益が予想を上回り、上昇。レストラン運営会社のダ―デン・レストランツ(DRI)は第4四半期の既存店売上が予想を上回ったほか、あらたに最大10億ドルの自社株買い計画を発表し、上昇した。ホームセンタ―運営会社のホーム・デポ(HD)は建設材料販売会社のGMS(GMS)に対し買収提案をしたとの報道で、上昇。GMS(GMS)も同社争奪戦の可能性に買われた。スーパーマーケットチェーンのクローガー(KR)は第1四半期の調整後一株当たり利益や売り上げの伸びが予想を上回ったほか、通期見通し引き上げが好感され、上昇。
半導体のエヌビディア(NVDA)などは、中国で米国製の半導体製造装置にアクセスするためにメーカーが利用してきた特例措置を当局が撤廃する可能性が報じられ、警戒感に下落した。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁はインタビューで、利下げは7月よりも秋にかけて実施するのが適切との考えを示した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:中東情勢問題で外交解決への期待でリスク回避後退
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円44銭まで弱含んだのち、146円22銭まで上昇し、146円13銭で引けた。米6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を下回ったほか、ウォラーFRB理事が早くて7月の利下げに言及し、ドル売りが優勢となった。その後、バーキン米リッチモンド連銀総裁の利下げを急ぐ必要なしとの発言や、イランが欧州諸国との会談でウラン濃縮制限を協議する用意あるとしたほか、欧州とさらなる対話の準備あるとしたため、イスラエル・イラン対立において、外交的な解決期待にリスク回避の円買いが後退した。
ユーロ・ドルは1.1495ドルまで下落後、1.1544ドルまで上昇し、1.1518ドルで引けた。ユーロ圏・6月消費者信頼感指数速報値が予想外に低下したためユーロ売りが優勢となったのち、中東情勢の悪化懸念の緩和でドル売りが優勢となった。ユーロ・円は167円55銭から168円40銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3511ドルへ上昇後、1.3441ドルまで反落。高値から弱い英小売売上高を受けたポンド売りに押された。ドル・スイスは0.8162フランまで下落後、0.8184フランまで上昇した。
■NY原油:強含み、供給不安は解消されず
NYMEX原油8月限終値:73.84 ↑0.34
20日のNY原油先物8月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.34ドル(+0.46%)の73.84ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.32ドル-74.29ドル。中東情勢のすみやかな改善は期待できないため、供給不安は解消されていない。通常取引終了後の時間外取引では主に74ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.50ドル +0.44ドル(+0.97%)
モルガン・スタンレー(MS) 132.71ドル +0.19ドル(+0.14%)
ゴールドマン・サックス(GS)640.80ドル +5.56ドル(+0.87%)
インテル(INTC) 21.08ドル -0.41ドル(-1.90%)
アップル(AAPL) 201.00ドル +4.42ドル(+2.24%)
アルファベット(GOOG) 167.73ドル -6.25ドル(-3.59%)
メタ(META) 682.35ドル -13.42ドル(-1.92%)
キャタピラー(CAT) 360.52ドル +0.72ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 27.86ドル -0.49ドル(-1.72%)
ウォルマート(WMT) 96.12ドル +1.03ドル(+1.08%) <ST>
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