注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~半導体株の買い戻しが強まる可能性~
配信日時:2025/06/17 08:36
配信元:FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体株の買い戻しが強まる可能性~
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体株の買い戻しが強まる可能性
■アセンテック、1Q営業利益 408.3%増 7.79億円、オリックス子会社が1680円でTOB
■前場の注目材料:マクセル、村田製作所の小型一次電池買収、エネ事業成長に弾み
■半導体株の買い戻しが強まる可能性
17日の日本株市場は、やや買い優勢の展開になりそうだが、次第にこう着感が強まりそうだ。16日の米国市場は、NYダウが317ドル高、ナスダックは294ポイント高だった。主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、いくつかの通商協定合意の可能性をトランプ米大統領が示唆したことで、投資家心理が改善。イランとイスラエル戦争で、イランが核兵器開発問題を巡り協議再開を望んでいるとの報道や、トランプ政権が依然外交的解決を優先している考えが明かになり、終日堅調な展開。シカゴ日経225先物は大阪比150円高の38510円。円相場は1ドル=144円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。地政学リスクへの警戒が和らいだことで、日経225先物はナイトセッションで一時38610円まで買われる場面もみられた。昨日の日経平均株価は477.08円高と大幅な反発となり、利益確定の動きが意識されやすいところだが、6月11日につけた38529.64円を窺う展開に向かいやすいだろう。前日の上昇で6月限のSQ値(38172.67円)を難なくクリアしており、センチメントは良好であろう。
昨日はアドバンテスト<6857>が10%近く上昇し、日経平均株価をけん引する形だった。1月10日につけた10430円が射程に入ってきており、売り方の買い戻しの動きが一段と強まる可能性もありそうだ。一方で、日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σ(38545円)を捉えてくることで、短期的に過熱感が警戒されやすい面はある。上へのバイアスが強まる局面では積極的な上値追いは慎重にさせそうであり、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
G7サミットが開幕し、これにあわせた日米首脳会談が開催される予定である。市場の期待感はそれ程高まっていないと考えられるが、米関税交渉について一定の合意を得ることができれば、インデックスに絡んだ買いを誘うことになろう。物色としては米国の流れを引き継ぐ形から、半導体株に資金が向かいやすいと考えられる。トランプ米大統領の一族の旗艦企業トランプ・オーガニゼーションは、今夏に「トランプ・モバイル」という携帯電話サービスを開始し、米国製スマートフォンを発売するという計画を明らかにしたと報じられている。
■アセンテック、1Q営業利益 408.3%増 7.79億円、オリックス子会社が1680円でTOB
アセンテック<3565>が発表した2026年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比119.9%増の62億5200万円、営業利益は同408.3%増の7億7900万円だった。金融機関、医療、地方公共団体等、業界に特化し、その業界における、顧客導入事例の横展開を図り、「リモートPCアレイ」などの自営保守サービスを含めた自社製品の売上拡大に注力。仮想デスクトップ事業領域の売上総利益が伸びたことや、クラウドインフラ事業領域の自社製品である「リモートPCアレイ」の売上高が増加したことなどにより、大幅な増益になった。なお、オリックス<>の子会社(OPI・18は、アセンテックにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は同日終値1680円。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(38311.33、+477.08)
・NYダウは上昇(42515.09、+317.30)
・ナスダック総合指数は上昇(19701.21、+294.38)
・SOX指数は上昇(5267.30、+155.05)
・シカゴ日経225先物は上昇(38510、+150)
・VIX指数は低下(19.11、-1.71)
・為替相場は円安・ドル高(144.70-80)
・日立<6501>日立子会社、水圧駆動の双腕ロボ、廃炉作業を想定
・マクセル<6810>村田製作所の小型一次電池買収、エネ事業成長に弾み
・CARTAHD<3688>NTTドコモがTOB、最大249億円、8月めど開始
・アセンテック<3565>オリックスが240億円でTOB
・西武HD<9024>軽井沢プリンス大改修、ヴィラ整備、27年開業
・伊藤忠商事<8001>蘭社の水溶性食物繊維、国内独占販売
・SBIHD<8473>三井住友フィナンシャルGと新会社、準富裕層向け「オリーブ」
・東京製鐵<5423>鋼材の全品種据え置き、7月契約、景気下押し懸念受け
・アイシン<7259>世界で供給網可視化、仕入れ先と一体
・ヤマハ発<7272>「フォーミュラE」参戦で価値創出、電動技術底上げ
・安川電機<6506>米市場深耕、新拠点建設、260億円投資、ウィスコンシンに集約
・井関農機<6310>乗用草刈り機投入、欧州仕様、大容量集草、傾斜地でスムーズ作業
・MORESCO<5018>京都フュージョニアリングと耐放射線性潤滑剤開発・販売で連携
・アース製薬<4985>すすぎに酸化制御技術、マットレス洗浄脱水機を開発
・NTT<9432>米キーサイトテクノなどと信号生成システム開発、6G向けJ帯カバー
・富士通<6702>カメラ使わず見守り、介護施設向け、ミリ波レーダー活用
・ニデック<6594>印に新工場、発電機など4カ所目は最大規模
・村田製作所<6981>銀の水平リサイクルシステムを構築
・西部ガスHD<9536>中国社と、LNG輸送用タンクコンテナ共同開発
・日本ゼオン<4205>植物から合成ゴム原料、山形にバイオ研究棟
・AGC<5201>超高速ガラス基板加工、東京大学と、レーザー技術を開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・終了時間未定 日本銀行金融政策決定会合(予想は金融政策の現状維持)
<海外>
・特になし <ST>
■半導体株の買い戻しが強まる可能性
■アセンテック、1Q営業利益 408.3%増 7.79億円、オリックス子会社が1680円でTOB
■前場の注目材料:マクセル、村田製作所の小型一次電池買収、エネ事業成長に弾み
■半導体株の買い戻しが強まる可能性
17日の日本株市場は、やや買い優勢の展開になりそうだが、次第にこう着感が強まりそうだ。16日の米国市場は、NYダウが317ドル高、ナスダックは294ポイント高だった。主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、いくつかの通商協定合意の可能性をトランプ米大統領が示唆したことで、投資家心理が改善。イランとイスラエル戦争で、イランが核兵器開発問題を巡り協議再開を望んでいるとの報道や、トランプ政権が依然外交的解決を優先している考えが明かになり、終日堅調な展開。シカゴ日経225先物は大阪比150円高の38510円。円相場は1ドル=144円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。地政学リスクへの警戒が和らいだことで、日経225先物はナイトセッションで一時38610円まで買われる場面もみられた。昨日の日経平均株価は477.08円高と大幅な反発となり、利益確定の動きが意識されやすいところだが、6月11日につけた38529.64円を窺う展開に向かいやすいだろう。前日の上昇で6月限のSQ値(38172.67円)を難なくクリアしており、センチメントは良好であろう。
昨日はアドバンテスト<6857>が10%近く上昇し、日経平均株価をけん引する形だった。1月10日につけた10430円が射程に入ってきており、売り方の買い戻しの動きが一段と強まる可能性もありそうだ。一方で、日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σ(38545円)を捉えてくることで、短期的に過熱感が警戒されやすい面はある。上へのバイアスが強まる局面では積極的な上値追いは慎重にさせそうであり、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
G7サミットが開幕し、これにあわせた日米首脳会談が開催される予定である。市場の期待感はそれ程高まっていないと考えられるが、米関税交渉について一定の合意を得ることができれば、インデックスに絡んだ買いを誘うことになろう。物色としては米国の流れを引き継ぐ形から、半導体株に資金が向かいやすいと考えられる。トランプ米大統領の一族の旗艦企業トランプ・オーガニゼーションは、今夏に「トランプ・モバイル」という携帯電話サービスを開始し、米国製スマートフォンを発売するという計画を明らかにしたと報じられている。
■アセンテック、1Q営業利益 408.3%増 7.79億円、オリックス子会社が1680円でTOB
アセンテック<3565>が発表した2026年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比119.9%増の62億5200万円、営業利益は同408.3%増の7億7900万円だった。金融機関、医療、地方公共団体等、業界に特化し、その業界における、顧客導入事例の横展開を図り、「リモートPCアレイ」などの自営保守サービスを含めた自社製品の売上拡大に注力。仮想デスクトップ事業領域の売上総利益が伸びたことや、クラウドインフラ事業領域の自社製品である「リモートPCアレイ」の売上高が増加したことなどにより、大幅な増益になった。なお、オリックス<>の子会社(OPI・18は、アセンテックにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は同日終値1680円。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(38311.33、+477.08)
・NYダウは上昇(42515.09、+317.30)
・ナスダック総合指数は上昇(19701.21、+294.38)
・SOX指数は上昇(5267.30、+155.05)
・シカゴ日経225先物は上昇(38510、+150)
・VIX指数は低下(19.11、-1.71)
・為替相場は円安・ドル高(144.70-80)
・日立<6501>日立子会社、水圧駆動の双腕ロボ、廃炉作業を想定
・マクセル<6810>村田製作所の小型一次電池買収、エネ事業成長に弾み
・CARTAHD<3688>NTTドコモがTOB、最大249億円、8月めど開始
・アセンテック<3565>オリックスが240億円でTOB
・西武HD<9024>軽井沢プリンス大改修、ヴィラ整備、27年開業
・伊藤忠商事<8001>蘭社の水溶性食物繊維、国内独占販売
・SBIHD<8473>三井住友フィナンシャルGと新会社、準富裕層向け「オリーブ」
・東京製鐵<5423>鋼材の全品種据え置き、7月契約、景気下押し懸念受け
・アイシン<7259>世界で供給網可視化、仕入れ先と一体
・ヤマハ発<7272>「フォーミュラE」参戦で価値創出、電動技術底上げ
・安川電機<6506>米市場深耕、新拠点建設、260億円投資、ウィスコンシンに集約
・井関農機<6310>乗用草刈り機投入、欧州仕様、大容量集草、傾斜地でスムーズ作業
・MORESCO<5018>京都フュージョニアリングと耐放射線性潤滑剤開発・販売で連携
・アース製薬<4985>すすぎに酸化制御技術、マットレス洗浄脱水機を開発
・NTT<9432>米キーサイトテクノなどと信号生成システム開発、6G向けJ帯カバー
・富士通<6702>カメラ使わず見守り、介護施設向け、ミリ波レーダー活用
・ニデック<6594>印に新工場、発電機など4カ所目は最大規模
・村田製作所<6981>銀の水平リサイクルシステムを構築
・西部ガスHD<9536>中国社と、LNG輸送用タンクコンテナ共同開発
・日本ゼオン<4205>植物から合成ゴム原料、山形にバイオ研究棟
・AGC<5201>超高速ガラス基板加工、東京大学と、レーザー技術を開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・終了時間未定 日本銀行金融政策決定会合(予想は金融政策の現状維持)
<海外>
・特になし <ST>
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