注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~米中会談控えハイテク株の一角は底堅い値動き~
配信日時:2025/06/05 08:37
配信元:FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~米中会談控えハイテク株の一角は底堅い値動き~
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米中会談控えハイテク株の一角は底堅い値動き
■ティーライフ、25/7下方修正 営業利益 3.78億円←6.67億円
■前場の注目材料:味の素、ちとせ研究所と、微生物培養をAI制御、たんぱく質の生産性2倍
■米中会談控えハイテク株の一角は底堅い値動き
5日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。4日の米国市場は、NYダウが91ドル安、ナスダックは61ポイント高だった。5月の米ADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、2年ぶりの低い伸びとなったほか、5月の米ISM非製造業景気指数も好不調の境目となる50を下回ったことが嫌気された。一方で、米中首脳会談に対する期待からハイテク株の一角が買われた。シカゴ日経225先物は大阪比200円安の37580円。円相場は1ドル=142円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで37480円まで売られる場面もあったが、25日線が支持線として意識される形だった。同線が支持線として機能するようだと、次第に底堅さがみられるだろう。ただ、積極的なリバウンド狙いの買いは期待しづらいため、同線のほか200日線辺りでの攻防になりそうだ。昨日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発となったが、200日線が抵抗線として意識されていた。売り先行も25日線を支持線とした押し目を狙いたいところだろう。
トランプ大統領と習主席が週内に会談する可能性から、いったんは売り方の買い戻しが入りやすく、ハイテク株の一角は底堅い値動きが期待される。一方で、円相場は1ドル=142円台後半と、前日から円高に振れて推移しており、輸出関連株などの重荷になりそうだ。週末の米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、狭いレンジでの推移になりそうだ。個人投資家は需給状況が良好な中小型株での値幅取り狙いの売買になりそうである。
そのほか、トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談を行ったと報じられている。ウクライナによるドローン攻撃にロシアは報復すると警告を受けたと伝えられており、地政学リスクへの警戒から防衛関連株への物色は続きそうである。そのほか、AI関連や宇宙関連などへの物色は根強いだろう。
■ティーライフ、25/7下方修正 営業利益 3.78億円←6.67億円
ティーライフ<3172>は2025年7月期業績予想の修正を発表。売上高は128.82億円から113.12億円、営業利益を6.67億円から3.78億円に下方修正した。ロジスティクス事業は売上高・利益面ともに堅調に推移したが、ウェルネス事業はサプリメント類の販売が伸び悩んだほか、ECモールの競合増加に伴う要因により売上高が減少した。利益面においては、原材料費・配送費・外部モール手数料増等のコスト要因が重荷になった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37747.45、+300.64)
・ナスダック総合指数は上昇(19460.49、+61.53)
・SOX指数は上昇(5033.35、+68.95)
・VIX指数は低下(17.61、-0.08)
・米長期金利は低下
・三井化学<4183>化学大手、相次ぎインドで事業拡大、成長市場、存在感増す
・味の素<2802>ちとせ研究所と、微生物培養をAI制御、たんぱく質の生産性2倍
・マツダ<7261>防府でEV、既存ライン活用、27年投入
・LIXIL<5938>自治体連携で建材拡販、課題解決・環境対策に提案、YKKAPも
・丸紅<8002>グリーンアンモニア長期引き取り、中国社と契約
・マツダ<7261>防錆コンサル展開、可搬型の測定装置、迅速に耐食性能数値化
・大豊工業<6470>新中計公表、27年度営業益50億円
・愛知製鋼<5482>インド社に追加出資、東南アなど鋼材供給強化
・エンシュウ<6218>5カ年中計の目標引き下げ
・アストロスケールHD<186A>アストロスケール、宇宙で衛星に給油、本田技研と開発
・川崎重工<7012>日本水素エネルギーなどと、水素供給基地を着工
・日立建機<6305>次世代インバーターに注目、自社工場で実証
・トレックスセミ<6616>超低消費電流400ナノアンペア、DC/DC変換器発売
・BIPROGY<8056>勘定系のBCP強化
・大同メタル工業<7245>すべり軸受の試験機導入、洋上風力向け
・石油資源開発<1662>石油・ガス販売を売却、譲渡額1億円
・レジル<176A>三菱地所コミュニティと設備・管理で安心防災、埼玉のマンションに導入
・堺化学工業<4078>ベトナム・ハノイに樹脂添加剤の販売新拠点
・タビオ<2668>紡績前工程を受託、小規模農家支援、国産綿花が対象
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月現金給与総額(予想:前年比+2.6%、3月:+2.3%)
<海外>
・10:30 豪・4月貿易収支(予想:+60億豪ドル、3月:+69億豪ドル)
・10:45 中国・5月財新サービス業PMI(予想:51.0、4月:50.7) <ST>
■米中会談控えハイテク株の一角は底堅い値動き
■ティーライフ、25/7下方修正 営業利益 3.78億円←6.67億円
■前場の注目材料:味の素、ちとせ研究所と、微生物培養をAI制御、たんぱく質の生産性2倍
■米中会談控えハイテク株の一角は底堅い値動き
5日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。4日の米国市場は、NYダウが91ドル安、ナスダックは61ポイント高だった。5月の米ADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回り、2年ぶりの低い伸びとなったほか、5月の米ISM非製造業景気指数も好不調の境目となる50を下回ったことが嫌気された。一方で、米中首脳会談に対する期待からハイテク株の一角が買われた。シカゴ日経225先物は大阪比200円安の37580円。円相場は1ドル=142円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで37480円まで売られる場面もあったが、25日線が支持線として意識される形だった。同線が支持線として機能するようだと、次第に底堅さがみられるだろう。ただ、積極的なリバウンド狙いの買いは期待しづらいため、同線のほか200日線辺りでの攻防になりそうだ。昨日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発となったが、200日線が抵抗線として意識されていた。売り先行も25日線を支持線とした押し目を狙いたいところだろう。
トランプ大統領と習主席が週内に会談する可能性から、いったんは売り方の買い戻しが入りやすく、ハイテク株の一角は底堅い値動きが期待される。一方で、円相場は1ドル=142円台後半と、前日から円高に振れて推移しており、輸出関連株などの重荷になりそうだ。週末の米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、狭いレンジでの推移になりそうだ。個人投資家は需給状況が良好な中小型株での値幅取り狙いの売買になりそうである。
そのほか、トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談を行ったと報じられている。ウクライナによるドローン攻撃にロシアは報復すると警告を受けたと伝えられており、地政学リスクへの警戒から防衛関連株への物色は続きそうである。そのほか、AI関連や宇宙関連などへの物色は根強いだろう。
■ティーライフ、25/7下方修正 営業利益 3.78億円←6.67億円
ティーライフ<3172>は2025年7月期業績予想の修正を発表。売上高は128.82億円から113.12億円、営業利益を6.67億円から3.78億円に下方修正した。ロジスティクス事業は売上高・利益面ともに堅調に推移したが、ウェルネス事業はサプリメント類の販売が伸び悩んだほか、ECモールの競合増加に伴う要因により売上高が減少した。利益面においては、原材料費・配送費・外部モール手数料増等のコスト要因が重荷になった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37747.45、+300.64)
・ナスダック総合指数は上昇(19460.49、+61.53)
・SOX指数は上昇(5033.35、+68.95)
・VIX指数は低下(17.61、-0.08)
・米長期金利は低下
・三井化学<4183>化学大手、相次ぎインドで事業拡大、成長市場、存在感増す
・味の素<2802>ちとせ研究所と、微生物培養をAI制御、たんぱく質の生産性2倍
・マツダ<7261>防府でEV、既存ライン活用、27年投入
・LIXIL<5938>自治体連携で建材拡販、課題解決・環境対策に提案、YKKAPも
・丸紅<8002>グリーンアンモニア長期引き取り、中国社と契約
・マツダ<7261>防錆コンサル展開、可搬型の測定装置、迅速に耐食性能数値化
・大豊工業<6470>新中計公表、27年度営業益50億円
・愛知製鋼<5482>インド社に追加出資、東南アなど鋼材供給強化
・エンシュウ<6218>5カ年中計の目標引き下げ
・アストロスケールHD<186A>アストロスケール、宇宙で衛星に給油、本田技研と開発
・川崎重工<7012>日本水素エネルギーなどと、水素供給基地を着工
・日立建機<6305>次世代インバーターに注目、自社工場で実証
・トレックスセミ<6616>超低消費電流400ナノアンペア、DC/DC変換器発売
・BIPROGY<8056>勘定系のBCP強化
・大同メタル工業<7245>すべり軸受の試験機導入、洋上風力向け
・石油資源開発<1662>石油・ガス販売を売却、譲渡額1億円
・レジル<176A>三菱地所コミュニティと設備・管理で安心防災、埼玉のマンションに導入
・堺化学工業<4078>ベトナム・ハノイに樹脂添加剤の販売新拠点
・タビオ<2668>紡績前工程を受託、小規模農家支援、国産綿花が対象
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月現金給与総額(予想:前年比+2.6%、3月:+2.3%)
<海外>
・10:30 豪・4月貿易収支(予想:+60億豪ドル、3月:+69億豪ドル)
・10:45 中国・5月財新サービス業PMI(予想:51.0、4月:50.7) <ST>
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