注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル売り優勢の展開
配信日時:2025/05/16 09:18
配信元:FISCO
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注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~円高推移が重しも下値は限定的
*12:35JST 後場に注目すべき3つのポイント~円高推移が重しも下値は限定的
16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は3日続落、円高推移が重しも下値は限定的・ドル・円は下げ渋り、米金利に追随・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■日経平均は3日続落、円高推移が重しも下値は限定的日経平均は3日続落。前日比96.12円安(-0.25%)の37659.39円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。15日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は271.69ドル高の42322.75ドル、ナスダックは34.49ポイント安の19112.32で取引を終了した。小売企業数社が関税による影響に懸念を表明したため、警戒感に寄り付き後、下落。その後発表された小売売上高は伸びが鈍化したものの予想を上回ったため景気減速懸念が緩和、さらに、生産者物価指数(PPI)も予想外に低下し、関税によるインフレ上昇懸念が後退した。金利低下を好感し、ダウは上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大。一方で、ナスダックはプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。米国株がまちまちだったことから東京市場は静かなスタート。日経平均は前日終値水準で開始した後は、為替が1ドル144円台に入るなど円高ドル安進行が嫌気されて、一時37400円台まで下げる場面も見られた。ただ、売り一巡後は決算関連銘柄を中心とした売買に関心が向かい、指数を押し下げるような動きは限定的。日経平均は37600円水準でのもみ合いが続いた。日経平均採用銘柄では、米ハイテク株の下げを受けて、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体株が弱い。また、りそなHD<8308>、第一生命HD<8750>、三井住友<8316>など金融株も軟調推移。このほか、古河電工<5801>、TOPPANホールディングス<7911>、デンソー<6902>、コニカミノルタ<4902>などが売られた。一方、10-3月期純利益が市場予想を上回ったほか、一部証券会社が投資判断を引き上げたことなどが材料視されてサイバーエージェント<4751>が大幅高で年初来高値を更新。また、売上高が材料視されてJ.フロント リテイリング<3086>も急騰したほか、大規模な自社株買いが好感されてクレディセゾン<8253>が買われた。このほか、高島屋<8233>、三越伊勢丹<3099>、オークマ<6103>、日産自<7201>、第一三共<4568>などが買われた。業種別では、鉱業、電気機器、サービス、不動産、非鉄金属などが下落した一方、海運、医薬品、繊維、卸売、その他製品などが上昇した。本日の決算発表銘柄は15時に東映アニメーション<4816>、アーレスティ<5852>、ヨシタケ<6488>、カナデン<8081>、引けでフジHD<4676>ぐらいとピークアウトしたが、証券会社によるレポートなどを材料視した個別物色は続くと考える。後場の日経平均は短期的な過熱感などが意識されて、引き続き軟調推移となりそうだが、為替は1ドル145円台前半と円高ドル安進行は一服。日経平均は37600円台水準でのもみ合いとなり、後場一段安は回避されよう。■ドル・円は下げ渋り、米金利に追随16日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、145円69銭から144円97銭まで下落後は小幅に戻した。米10年債利回りの低下一服でドル売りはいったん収束し、ユーロ・ドルは上値が重い。一方、日本のマイナス成長で追加利上げ観測は後退し円売りも。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円97銭から145円69銭、ユーロ・円は162円45銭から163円02銭、ユーロ・ドルは1.1183ドルから1.1208ドル。■後場のチェック銘柄・L is B<145A>、LIFE CREATE<352A>など、7銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・1-3月期国内総生産速報値:前期比年率-0.7%(予想:-0.3%、前期:+2.2%→+2.4%)【要人発言】・加藤財務相「米韓協議についてはノーコメント」「前回の協議で合意した点に基づき、ベッセント米財務相と為替問題について協議」・植田日銀総裁「中央銀行の独立性は物価安定実現のため重要」「利上げ過程で赤字が発生しても、長期的には収益が出てくる」・赤沢経済再生相「農業を犠牲にした米国との通商合意はあり得ない」「米関税措置、今後も新しいもの出てくること想定される状況」「1-3月期個人消費には米関税措置の影響出ているようにはみえない」「米の日米貿易協定見直し報道、承知しているがコメントしない」「米関税措置、日米貿易協定との整合性に重大な懸念があるとは従来から申し上げている」・台湾行政院副院長「米国との貿易協議には、為替は含まれていない」<国内>・特になし<海外>・特になし
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2025/05/16 12:35
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、米金利に追随
*12:05JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、米金利に追随
16日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、145円69銭から144円97銭まで下落後は小幅に戻した。米10年債利回りの低下一服でドル売りはいったん収束し、ユーロ・ドルは上値が重い。一方、日本のマイナス成長で追加利上げ観測は後退し円売りも。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円97銭から145円69銭、ユーロ・円は162円45銭から163円02銭、ユーロ・ドルは1.1183ドルから1.1208ドル。【経済指標】・日・1-3月期国内総生産速報値:前期比年率-0.7%(予想:-0.3%、前期:+2.2%→+2.4%)【要人発言】・加藤財務相「米韓協議についてはノーコメント」「前回の協議で合意した点に基づき、ベッセント米財務相と為替問題について協議」・植田日銀総裁「中央銀行の独立性は物価安定実現のため重要」「利上げ過程で赤字が発生しても、長期的には収益が出てくる」・赤沢経済再生相「農業を犠牲にした米国との通商合意はあり得ない」「米関税措置、今後も新しいもの出てくること想定される状況」「1-3月期個人消費には米関税措置の影響出ているようにはみえない」「米の日米貿易協定見直し報道、承知しているがコメントしない」「米関税措置、日米貿易協定との整合性に重大な懸念があるとは従来から申し上げている」・台湾行政院副院長「米国との貿易協議には、為替は含まれていない」
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2025/05/16 12:05
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):プラスアルファ、サイバー、クリアルなど
*11:36JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):プラスアルファ、サイバー、クリアルなど
サイバー<4751>:1401円(+174.5円)大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は292億円で前年同期比9.7%増となり、市場予想を50億円近く上回ったとみられる。前期に家庭用ゲームがヒットした反動でゲーム事業は減益となっているものの、WINTICKETの増益やABEMAの損益改善など、メディア&IP事業が増益を牽引する形になっているもよう。インターネット広告事業なども堅調推移のようだ。プラスアルファ<4071>:1937円(+341円)大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は27.9億円で前年同期比28.9%増となっている。第1四半期の同9.0%増に対して、1-3月期は同46.8%増と増益率が拡大する形になっている。売上高の継続拡大とともに、エンタープライズ獲得へシフトすることでマーケティング費が抑制され、利益率が大幅に改善しているもよう。据え置きの通期予想56億円、前期比23.6%増からの上振れが意識される状況に。テクノプロHD<6028>:4089円 カ -ストップ高買い気配。英国のM&A専門グローバルメディアでは、同社が非公開化に向けた検討を行っていると報じているもよう。これを受けて、前日の夜間取引から急伸する展開になっている。同社では、非公開化も含む企業価値向上に向けた様々な戦略的選択肢を従前より継続的に検討しているが、現時点で決定した事実はないとコメントしている。再編プレミアムの付与を期待する動きが優勢のようだ。GDO<3319>:410円 カ -ストップ高買い気配。MBOの実施を発表している。投資会社のインテグラル系企業であるTGTHDが全株式の取得を目指してTOBを実施する。TOB価格は430円であり、前日終値に対するプレミアムは30.3%の水準となる。TOB期間は5月16日から7月3日まで。同社ではTOBへの応募を推奨としており、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。菱化工機<6331>:1642円 カ -ストップ高買い気配。前日に25年3月期の決算を発表、営業利益は56.9億円で前期比29.1%増となり、従来予想の48億円を上回る着地になっている。26年3月期も75億円で同31.7%増と連続大幅増益の見通しに。また、株主還元方針強化に伴い、前期末配当金は従来計画の60円から160円にまで引き上げ、年間配当金は前期比100円増の210円としている。26年3月期配当金は、株式分割を考慮すると前期の70円から80円に増配計画。フルッタ<2586>:161円(+2円)反発。25年3月期の業績を発表し、好感されている。売上高は25.49億円(前年同期比224.2%)と大幅な増収、経常利益は2.34億円(前期は3.06億円の経常損失)と黒字転換を達成した。継続的な営業損失の発生を解消し、利益体質への転換を達成、26年3月期についても売上高、各利益は過去最高を見込んでおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象等について重要な不確実性は認められないと判断し、25年3月期決算短信において「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消した。クリアル<2998>:6270円(+760円)大幅続伸、年初来高値更新。15日の取引終了後に25年3月期の業績を発表、売上高418.23億円(前年同期比98.7%増)、経常利益18.30億円(同94.5%増)と大幅増収増益だった。26年3月期の業績見通しについても、成長戦略を着実に実施することで売上総利益の拡大を見込む一方、人件費を含む開発費用のほか認知度向上のための広告宣伝費等の積極的な先行投資を行っていくことで、売上総利益74.10億円(前期比30.8%増)、経常利益25.00億円(同36.6%増)を見込んでいる。スペースマーケッ<4487>:319円(+2円)続伸。25年12月期第1四半期の業績を発表し、好材料視されている。売上高は5.34億円(前年同期比19.3%増)、経常利益は0.79億円(同110.0%増)と大幅増収増益だった。検索エンジンへの奏功効果の継続、掲載スペース数の増加により、主要KPIの構成要素である利用スペース数が堅調に推移している。同社の事業領域であるシェアリングエコノミー領域においては、24年4月からライドシェアが国内の一部地域で解禁され、シェアリングエコノミー領域がより活性化される事が期待されている。
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2025/05/16 11:36
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:プラスアルファやワコールHDなどに注目
*09:17JST 個別銘柄戦略:プラスアルファやワコールHDなどに注目
昨日15日の米株式市場でNYダウは271.69ドル高の42,322.75、ナスダック総合指数は34.49pt安の19,112.32、シカゴ日経225先物は大阪日中比45円高の37,755円。為替は1ドル=145.60-70円。今日の東京市場では、上期営業利益が28.9%増と第1四半期の9.0%増から増益率が拡大したプラスアルファ<4071>、営業利益が前期黒字化・今期6.8倍予想で発行済株式数の11.23%上限の自社株買いも発表したワコールHD<3591>、営業利益が前期86.4%増今期2.5%増予想で発行済株式数の6.7%の自社株買いも発表したヤマシンF<6240>、事業利益が前期30.1%増今期3.4%増予想で発行済株式数の3.0%の自社株買いも発表したクレセゾン<8253>、営業利益が前期黒字化・今期23.6%増予想と発表したネットプロHD<7383>、営業利益が前期51.9%増・今期33.3%増予想と発表したケイアイスター<3465>、営業利益が前期22.6%増・今期22.0%増予想と発表した共立メンテ<9616>、営業損益が前期640億円の赤字だが今期480億円の黒字予想と発表したコニカミノルタ<4902>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が51.0%減となったレゾナック<4004>、営業利益が前期21.7%増だが今期60.4%減予想と発表した大阪チタ<5726>、営業利益が前期44.4%増だが今期59.7%減予想と発表した野村マイクロ<6254>、営業利益が前期2.9倍だが今期21.7%減予想と発表したTREHD<9247>などは軟調な展開が想定される。
<CS>
2025/05/16 09:17
注目トピックス 市況・概況
日経平均は59円安、寄り後は軟調
*09:11JST 日経平均は59円安、寄り後は軟調
日経平均は59円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。昨日の米株式市場で、ダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、主要な3月決算企業の決算発表が昨日までで一巡したことから、目先、手掛かり材料難となるとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が3日ぶりに反発したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが市場の安心感となった。さらに、日経平均は昨日までの続落で400円あまり下げたことから、高値警戒感がやや緩み、投資資金を誘ったが、寄付き段階ではやや売りが優勢だった。寄り後、日経平均は軟調な展開となっている。
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2025/05/16 09:11
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~機関投資家の押し目買い意欲は強そう~
*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~機関投資家の押し目買い意欲は強そう~
16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■機関投資家の押し目買い意欲は強そう■三菱UFJ、25/3経常利益 25.4%増 26,694億円■前場の注目材料:東京電力HD、大口基本料下げ、来年度改定、顧客離れ防ぐ■機関投資家の押し目買い意欲は強そう16日の日本株市場は、やや買い先行で始まることになりそうだ。15日の米国市場は、NYダウが271ドル高、ナスダックは34ポイント安だった。4月の米小売売上高は伸びが鈍化したものの予想を上回ったため、景気減速懸念が和らいだ。さらに、4月の米卸売物価指数(PPI)が予想外に低下したことで、関税によるインフレ上昇懸念が後退。米長期金利の低下が材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比45円高の37755円。円相場は1ドル=145円50銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで37590円まで売られる場面がみられたが、200日線(37550円)が支持線として機能していた。日経平均株価は前日の下げで200日線を割り込んだが、過熱を冷ます調整としては一巡感が意識されてくる可能性はありそうだ。米国ではナスダック指数が7営業日ぶりに下落したが、ボリンジャーバンドの+2σを上回ってきたことで、いったんは利食いが入りやすいところだろう。週末要因から寄り付き後は次第にこう着感が強まる可能性はあるものの、決算発表が一巡したことで、積極的な売買を手控えていた機関投資家の押し目買い意欲は強そうである。日経平均株価は決算発表が本格化した4月下旬の34200円台から、5月13日には38500円に接近する場面もみられており、出遅れている機関投資家の資金流入が意識されやすい。物色としてはハイテク株の押し目狙いのほか、日経平均株価がこう着感を強めてくる局面においては、個人主体の中小型株へ資金が向かいそうである。そのほか、決算を手掛かりとしたところでは、昨夕決算を発表した三菱UFJ<8306>、日本郵政<6178>、コニカミノルタ<4902>、日清粉G<2002>、クレセゾン<8253>、日産化<4021>、ワコールHD<3591>、東和薬品<4553>、オイシックス<3182>、王将フード<9936>、セーフィー<4375>、ネットプロHD<7383>などが注目される。■三菱UFJ、25/3経常利益 25.4%増 26,694億円三菱UFJ<8306>が発表した2025年3月期業績は、経常収益が前期比14.6%増の13兆6299億9700万円、経常利益は同25.4%増の2兆6694億8300万円だった。連結業務粗利益は、前連結会計年度比867億円増収の4兆8193億円。海外における買収案件の収益貢献に加えて、円金利上昇影響の取り込みや利ざや改善による資金利益の増加や、国内外の手数料収入の増加により役務取引等利益が増加した一方で、一過性の収益を活用した債券ポートフォリオの組替えによる売却損を計上した。■前場の注目材料・NYダウは上昇(42322.75、+271.69)・VIX指数は低下(17.83、-0.79)・シカゴ日経225先物は上昇(37755、+45)・米長期金利は低下・東京電力HD<9501>大口基本料下げ、来年度改定、顧客離れ防ぐ・アイダエンジニアリング<6118>角形電池ケース成形機を来月投入、工程数半減・双日<2768>日本A&L買収、リチウム電池材製造参入・豊田通商<8015>三井物産系食料商社を買収、コメ分野強化・トヨタ自<7203>「カローラ」HVに集約、3車種を一部改良、ガソリン車廃止・エフ・シー・シー<7296>電動2輪のシンガポール社に出資、東南アを深耕・北川鉄工所<6317>ドローン撤退、成長領域に経営資源集中・エスペック<6859>3カ年中計、自動化に100億円投資、生産性向上・三菱電機<6503>昇降機保守に参入、アイルランド社を買収・日本電気硝子<5214>超薄板ガラスが米スマホに採用・TOPPANHD<7911>傘下テクセンドフォトマスクの上場準備・三菱ケミカルG<4188>中国車載電池大手と契約、長寿命化技術供与・LIXIL<5938>天然木の複合窓拡販、年間売上5億円目指す☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 1-3月期国内総生産速報値(予想:前期比年率-0.3%、前期:+2.2%)<海外>・特になし
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2025/05/16 08:32
注目トピックス 市況・概況
15日の米国市場ダイジェスト:NYダウは271ドル高、PPIを受けた金利安が下支え
*08:23JST 15日の米国市場ダイジェスト:NYダウは271ドル高、PPIを受けた金利安が下支え
■NY株式:NYダウは271ドル高、PPIを受けた金利安が下支え米国株式市場はまちまち。ダウ平均は271.69ドル高の42322.75ドル、ナスダックは34.49ポイント安の19112.32で取引を終了した。小売り企業数社が関税による影響に懸念を表明したため、警戒感に寄り付き後、下落。その後発表された小売売上高は伸びが鈍化したものの予想を上回ったため景気減速懸念が緩和、さらに、生産者物価指数(PPI)も予想外に低下し、関税によるインフレ上昇懸念が後退した。金利低下を好感し、ダウは上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大。一方で、ナスダックはプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。セクター別では電気通信サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。靴小売りのフット・ロッカー(FL)はスポーツ用品小売りのディックス・スポーティング・グッズ(DKS)と24億ドル規模の同社買収で合意し、上昇。ディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は下落した。航空機メーカーのアーチャー・アビエーション(ACHR)は2028年のロスアンゼルスオリンピックで公式にエアタクシーを提供することが発表され、上昇。ソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(META)は旗艦人工知能(AI)「ビヒーモス」の発表を先送りするとのウォ―ルストリート・ジャーナル紙報道を嫌気し、下落。ディスカウント小売のウォルマート(WMT)は第1四半期決算で増収・増益を計上したが、関税による値上げ開始する見通しが嫌気され、下落。管理医療会社のユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は高齢者向け公的医療保険プロブラムのメディケアを巡る不正疑惑で司法省が捜査中との報道や、ダウ工業株30種平均の構成銘柄から外される可能性が懸念され、大幅安。半導体関連企業のアプライドマテリアルズ(AMAT)は取引終了後に四半期決算を発表。純売上が予想を下回り、時間外取引で売られている。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米4月PPIは予想外の低下、長期金利低下でドル反落15日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円25銭へ上昇後、145円42銭まで下落し、145円68銭で引けた。米4月小売売上高が予想を上回ったほか失業保険申請件数も引き続き低水準にとどまり労働市場の底堅さを証明したためドル買いが優勢となったのち、米4月生産者物価指数が予想外のマイナスに落ち込んだほか、4月鉱工業生産や5月NAHB住宅市場が予想を下回り、長期金利の低下に伴うドル売りに転じた。ユーロ・ドルは1.1223ドルへ上昇後、1.1170ドルまで下落し1.1184ドルで引けた。ユーロ・円は163円60銭まで上昇後、162円75銭まで下落。ポンド・ドルは1.3320ドルへ上昇後、1.3259ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8390フランから0.8346フランまで下落した。■NY原油:続落で61.61ドル、一時61ドルを下回るNY原油先物6月限は続落(NYMEX原油6月限終値:61.61 ↓1.53)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-1.53ドル(-2.42%)の61.62ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.47ドル-62.91ドル。米中貿易協議の進展を受けた買いは一巡し、ロンドン市場で60.47ドルまで値下がり。米国市場では62.04ドルまで反発し、通常取引終了後の時間外取引では主に61.80ドル を挟んだ水準で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 44.38ドル -0.36ドル(-0.80%)モルガン・スタンレー(MS) 132.51ドル +1.47ドル(+1.12%)ゴールドマン・サックス(GS)615.90ドル +4.30ドル(+0.70%)インテル(INTC) 21.55ドル +0.03ドル(+0.13%)アップル(AAPL) 211.45ドル -0.88ドル(-0.41%)アルファベット(GOOG) 165.40ドル -1.41ドル(-0.84%)メタ(META) 643.88ドル -15.48ドル(-2.34%)キャタピラー(CAT) 349.81ドル +0.15ドル(+0.04%)アルコア(AA) 28.67ドル -0.94ドル(-3.17%)ウォルマート(WMT) 96.35ドル -0.48ドル(-0.49%)
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2025/05/16 08:23
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
*08:20JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げ観測は消えていないため、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米国の関税措置・ECBによる追加利下げの可能性・欧州諸国の政治不安【ユーロ買い要因】・米長期金利の低下・日欧金利差の縮小観測は後退・欧州諸国の財政拡大計画
<CS>
2025/05/16 08:20
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を受けてドルは伸び悩む可能性
*08:16JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を受けてドルは伸び悩む可能性
15日のドル・円は、東京市場では146円75銭まで買われた後、145円49銭まで下落。欧米市場では146円25銭まで反発した後、145円42銭まで反落し、145円68銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に145円台で推移か。米長期金利の低下を受けてドルは伸び悩む可能性がある。15日のニューヨーク外為市場では、この日発表された米経済指標がさえない内容だったことを受けてリスク回避のドル売りが優勢となった。4月小売売上高は低い伸びとなり、4月生産者物価指数(PPI)は前年比+2.4%にとどまった。市場参加者の間からは「米関税政策の影響は無視できないこと、個人消費が弱含みとなっていることから、今年4-6月期の米国経済は減速する可能性がある」との声が聞かれている。米国の関税措置と為替相場の関係についても予断を許さない状況が続くとみられる。
<CS>
2025/05/16 08:16
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