注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~外部環境を材料に25日線水準を上回る展開に
配信日時:2025/04/24 12:31
配信元:FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~外部環境を材料に25日線水準を上回る展開に
24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅続伸、外部環境を材料に25日線水準を上回る展開に
・ドル・円は軟調、円買いが下押し
・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は大幅続伸、外部環境を材料に25日線水準を上回る展開に
日経平均は大幅続伸。前日比375.78円高(+1.08%)の35244.41円(出来高概算9億株)で前場の取引を終えている。
23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は419.59ドル高の39606.57ドル、ナスダックは407.63ポイント高の16708.05で取引を終了した。トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意向がないことを明らかにしたことで、国内資産への信頼が回復。さらに米中貿易摩擦深刻化への懸念が緩和したことなどから、寄り付き後から大幅上昇した。相場は終日堅調に推移した一方、ベッセント財務長官が大統領から中国に対する関税引き下げるための提案はなく、米中首脳の貿易交渉が行われていないと言及したことから終盤にかけ上げ幅を縮小し終了した。
米国株の上昇や為替の円高進行一服などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は寄付きから35000円台を回復し、前場はこの水準を維持した。前場のプライム市場の売買代金は連日で2兆円台に乗せているが、日米財務相会合を前に積極的な買いは引き続き手控えられている様子。
日経平均採用銘柄では、米国が自動車産業を対象とした関税軽減を検討と報じられたことから、SUBARU<7270>、マツダ<7261>、日産自<7201>、トヨタ自<7203>、三菱自<7211>など自動車株が総じて買われた。また、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体株の一角も上昇。このほか、住友電工<5802>、安川電機<6506>、ジェイテクト<6473>、荏原製作所<6361>、太陽誘電<6976>などが買われた。
一方、足元円高メリットなどの側面から買われていたニトリホールディングス<9843>、ニチレイ<2871>、イオン<8267>、サッポロHD<2501>などは売り優勢となった。また、小田急<9007>、JR西<9021>、JR東海<9022>、京成<9009>などディフェンシブ関連もさえない。このほか、東宝<9602>、良品計画<7453>、明治HD<2269>などが売られた。
業種別では、非鉄金属、輸送用機器、その他製品、保険、海運などが上昇した一方、陸運、小売、食料品、不動産、パルプ・紙などが下落した。
前場の日経平均は、25日移動平均線が位置する35017円を終始上回っている。日米財務相会合を前に積極的な買いは手控えられて上値の重さが感じられる状況ではあるが、25日線を上回ったまま取引を終えれば、約一カ月ぶりのこととなる。日経平均VIが29ポイント台と高い水準で推移していることで、リスク管理の観点から機関投資家はまだ買いに動けないと考えるが、25日線水準の回復などを考慮すると、徐々に投資環境は改善しつつあると言えよう。後場も引き続き様子見姿勢が強い地合いとなりそうだが、日経平均35000円台維持に期待したい。
■ドル・円は軟調、円買いが下押し
24日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、143円39銭から142円60銭まで値を下げた。日米協議で為替に関する議論が注目され、やや円買いに振れやすい。また、米トランプ政権の金融政策への政治圧力に対する疑念は根強く、ドル買い後退。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円60銭から143円39銭、ユーロ・円は161円89銭から162円39銭、ユーロ・ドルは1.1317ドルから1.1357ドル。
■後場のチェック銘柄
・ラクオリア創薬<4579>の、1銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・英・4月製造業PMI:44.0(予想:44.0、3月:44.9)
・英・4月サービス業PMI:48.9(予想:51.5、3月:52.5)
・米・4月製造業PMI速報値:50.7(予想:49.0、3月:50.2)
【要人発言】
・ハマック米クリーブランド連銀総裁
「予防的になるのに適した時期ではない」
・林官房長官
「赤沢経済再生相の訪米は調整中、現時点では決まっていない」
「為替については日米財務相間で緊密に議論していく」
「為替は日米財務相会談の調整がつけば議論する予定」
・ドムブロフスキスEU上級副委員長(通商政策担当)
「貿易問題を巡り米国との交渉による解決を望む」
「協議で解決に至らなければ対抗措置」
<国内>
・特になし
<海外>
・17:00 独・4月IFO企業景況感指数(予想:85.2、3月:86.7)
<CS>
・日経平均は大幅続伸、外部環境を材料に25日線水準を上回る展開に
・ドル・円は軟調、円買いが下押し
・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は大幅続伸、外部環境を材料に25日線水準を上回る展開に
日経平均は大幅続伸。前日比375.78円高(+1.08%)の35244.41円(出来高概算9億株)で前場の取引を終えている。
23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は419.59ドル高の39606.57ドル、ナスダックは407.63ポイント高の16708.05で取引を終了した。トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意向がないことを明らかにしたことで、国内資産への信頼が回復。さらに米中貿易摩擦深刻化への懸念が緩和したことなどから、寄り付き後から大幅上昇した。相場は終日堅調に推移した一方、ベッセント財務長官が大統領から中国に対する関税引き下げるための提案はなく、米中首脳の貿易交渉が行われていないと言及したことから終盤にかけ上げ幅を縮小し終了した。
米国株の上昇や為替の円高進行一服などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は寄付きから35000円台を回復し、前場はこの水準を維持した。前場のプライム市場の売買代金は連日で2兆円台に乗せているが、日米財務相会合を前に積極的な買いは引き続き手控えられている様子。
日経平均採用銘柄では、米国が自動車産業を対象とした関税軽減を検討と報じられたことから、SUBARU<7270>、マツダ<7261>、日産自<7201>、トヨタ自<7203>、三菱自<7211>など自動車株が総じて買われた。また、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体株の一角も上昇。このほか、住友電工<5802>、安川電機<6506>、ジェイテクト<6473>、荏原製作所<6361>、太陽誘電<6976>などが買われた。
一方、足元円高メリットなどの側面から買われていたニトリホールディングス<9843>、ニチレイ<2871>、イオン<8267>、サッポロHD<2501>などは売り優勢となった。また、小田急<9007>、JR西<9021>、JR東海<9022>、京成<9009>などディフェンシブ関連もさえない。このほか、東宝<9602>、良品計画<7453>、明治HD<2269>などが売られた。
業種別では、非鉄金属、輸送用機器、その他製品、保険、海運などが上昇した一方、陸運、小売、食料品、不動産、パルプ・紙などが下落した。
前場の日経平均は、25日移動平均線が位置する35017円を終始上回っている。日米財務相会合を前に積極的な買いは手控えられて上値の重さが感じられる状況ではあるが、25日線を上回ったまま取引を終えれば、約一カ月ぶりのこととなる。日経平均VIが29ポイント台と高い水準で推移していることで、リスク管理の観点から機関投資家はまだ買いに動けないと考えるが、25日線水準の回復などを考慮すると、徐々に投資環境は改善しつつあると言えよう。後場も引き続き様子見姿勢が強い地合いとなりそうだが、日経平均35000円台維持に期待したい。
■ドル・円は軟調、円買いが下押し
24日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、143円39銭から142円60銭まで値を下げた。日米協議で為替に関する議論が注目され、やや円買いに振れやすい。また、米トランプ政権の金融政策への政治圧力に対する疑念は根強く、ドル買い後退。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円60銭から143円39銭、ユーロ・円は161円89銭から162円39銭、ユーロ・ドルは1.1317ドルから1.1357ドル。
■後場のチェック銘柄
・ラクオリア創薬<4579>の、1銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・英・4月製造業PMI:44.0(予想:44.0、3月:44.9)
・英・4月サービス業PMI:48.9(予想:51.5、3月:52.5)
・米・4月製造業PMI速報値:50.7(予想:49.0、3月:50.2)
【要人発言】
・ハマック米クリーブランド連銀総裁
「予防的になるのに適した時期ではない」
・林官房長官
「赤沢経済再生相の訪米は調整中、現時点では決まっていない」
「為替については日米財務相間で緊密に議論していく」
「為替は日米財務相会談の調整がつけば議論する予定」
・ドムブロフスキスEU上級副委員長(通商政策担当)
「貿易問題を巡り米国との交渉による解決を望む」
「協議で解決に至らなければ対抗措置」
<国内>
・特になし
<海外>
・17:00 独・4月IFO企業景況感指数(予想:85.2、3月:86.7)
<CS>
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