注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~防衛関連株への押し目拾いの動き~
配信日時:2025/04/09 08:45
配信元:FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~防衛関連株への押し目拾いの動き~
9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■防衛関連株への押し目拾いの動き
■ダイセキ、25/2営業利益 3.3%減 143億円、26/2予想 9.6%増 157億円
■前場の注目材料:三菱UFJ、三菱UFJ銀行、不動産ファンドに300億円、都心オフィス取得
■防衛関連株への押し目拾いの動き
9日の日本株市場は、引き続き荒い値動きの相場展開のなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。8日の米国市場は、NYダウが320ドル安、ナスダックは335ポイント安だった。米韓首脳の電話会談で関税協議が順調に進んだとのトランプ大統領の発言や、米財務長官がおよそ70近い諸国が交渉を要請していると伝わるなかで大幅に上昇。その後、中国の報復措置を受け、米政府が中国輸入品に対し合わせて100%超の関税を9日から発動する計画を再表明したため、終盤にかけて下落に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比855円安の32245円。円相場は1ドル=145円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションにおいても米国市場の乱高下の影響を受けており、33920円まで買われた後に、一時31830円まで急落する場面もみられ、32140円で終えていた。ナイトセッションにおいても連日で2000円を超える変動とボラティリティの大きい相場展開であり、関税を巡る報道には引き続き敏感に反応しやすいだろう。
米政権による相互関税が9日に発動されるのを踏まえ、貿易摩擦の悪化や経済の先行き不透明感が根強く、荒い値動きが続きそうである。中国との合意は期待しづらいため、積極的な売買は手控えられることになろう。昨日の日経平均株価は大幅な上昇となったが、急伸していた銘柄などには短期的ながら売り仕掛け的な動きもありそうだ。一方で、日本においては米国との二国間で協議を行うこととなっており、協議の進展期待から下へのバイアスは強まりにくいと考えられ、押し目を狙いたいところである。
そのため、物色としては個別に材料のある銘柄での短期的な売買が中心になりそうだ。また、米上院は8日の本会議で、国防総省の国防次官にエルブリッジ・コルビー氏を充てる人事を賛成多数で承認した。コルビー氏は日本に対し、防衛支出を国内総生産(GDP)比で「できるだけ早く3%以上」に引き上げるよう要求している。防衛関連株への押し目拾いの動きも入りやすいだろう。
■ダイセキ、25/2営業利益 3.3%減 143億円、26/2予想 9.6%増 157億円
ダイセキ<9793>が発表した2025年2月期業績は、売上高が前期比2.7%減の673億400万円、営業利益は同3.3%減の143億1800万円だった。前年業績を牽引した大規模工場地中埋設廃棄物・汚染土壌撤去工事案件が終息したものの、関東での大規模汚染土壌処理・工事案件など、翌期以降も継続が見込まれる高付加価値案件の受注獲得があった。26年2月期業績は、売上高が前期比4%増の700億円、営業利益は同9.6%増の157億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(33012.58、+1876.00)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・TDK<6762>TDKラムダ、DC変換器を全自動生産、新潟・長岡市に新ライン
・明治HD<2269>社長に松田氏、食品・医薬品の成長加速
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀行、不動産ファンドに300億円、都心オフィス取得
・ロイヤルHD<8179>双日とベトナムで外食参入、幅広い業態で飲食店展開
・長瀬産業<8012>ブラジル社買収、食品素材、Gサウス開拓
・マツダ<7261>中国で新エネ車不振、第2弾のSUVで起死回生狙う
・ホンダ<7267>小型ミニバン「フリード」値上げ、ガソリンモデル一部改良
・日立建機<6305>稼働建機を一元管理、他社製も把握、日米欧で提供
・住友重<6302>自社合成機を使用したアミロイドPET検査の保険適用範囲が拡大
・オプティム<3694>農薬散布事業1.5倍、ドローン活用し一括請負
・東洋電機製造<6505>JR四国などと、切符の車内発行アプリにQRコード決済対応
・コマツ<6301>熱電発電ユニット発売、排熱回収の出力60%向上
・川崎重<7012>インドネシアに東南ア向け油圧製品販社、10月から営業
・住友重<6302>住重イオンテクノ、東南アにサービス拠点、パワー半導体向け拡充
・TDK<6762>車向け磁気センサー開発、用途設定、利便性を向上
・太陽誘電<6976>パワーインダクター拡充、車載向け量産
・三菱ケミカルG<4188>ケーブル樹脂生産増強、中仏に設備投資
・レジル<176A>福島マツダに電力供給、再生エネ100%化支援
・三井金属<5706>子会社製品で検査不正、調査委から報告書
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・11:00 NZ準備銀行政策金利発表(予想:3.50%、前回:3.75%) <ST>
■防衛関連株への押し目拾いの動き
■ダイセキ、25/2営業利益 3.3%減 143億円、26/2予想 9.6%増 157億円
■前場の注目材料:三菱UFJ、三菱UFJ銀行、不動産ファンドに300億円、都心オフィス取得
■防衛関連株への押し目拾いの動き
9日の日本株市場は、引き続き荒い値動きの相場展開のなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。8日の米国市場は、NYダウが320ドル安、ナスダックは335ポイント安だった。米韓首脳の電話会談で関税協議が順調に進んだとのトランプ大統領の発言や、米財務長官がおよそ70近い諸国が交渉を要請していると伝わるなかで大幅に上昇。その後、中国の報復措置を受け、米政府が中国輸入品に対し合わせて100%超の関税を9日から発動する計画を再表明したため、終盤にかけて下落に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比855円安の32245円。円相場は1ドル=145円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションにおいても米国市場の乱高下の影響を受けており、33920円まで買われた後に、一時31830円まで急落する場面もみられ、32140円で終えていた。ナイトセッションにおいても連日で2000円を超える変動とボラティリティの大きい相場展開であり、関税を巡る報道には引き続き敏感に反応しやすいだろう。
米政権による相互関税が9日に発動されるのを踏まえ、貿易摩擦の悪化や経済の先行き不透明感が根強く、荒い値動きが続きそうである。中国との合意は期待しづらいため、積極的な売買は手控えられることになろう。昨日の日経平均株価は大幅な上昇となったが、急伸していた銘柄などには短期的ながら売り仕掛け的な動きもありそうだ。一方で、日本においては米国との二国間で協議を行うこととなっており、協議の進展期待から下へのバイアスは強まりにくいと考えられ、押し目を狙いたいところである。
そのため、物色としては個別に材料のある銘柄での短期的な売買が中心になりそうだ。また、米上院は8日の本会議で、国防総省の国防次官にエルブリッジ・コルビー氏を充てる人事を賛成多数で承認した。コルビー氏は日本に対し、防衛支出を国内総生産(GDP)比で「できるだけ早く3%以上」に引き上げるよう要求している。防衛関連株への押し目拾いの動きも入りやすいだろう。
■ダイセキ、25/2営業利益 3.3%減 143億円、26/2予想 9.6%増 157億円
ダイセキ<9793>が発表した2025年2月期業績は、売上高が前期比2.7%減の673億400万円、営業利益は同3.3%減の143億1800万円だった。前年業績を牽引した大規模工場地中埋設廃棄物・汚染土壌撤去工事案件が終息したものの、関東での大規模汚染土壌処理・工事案件など、翌期以降も継続が見込まれる高付加価値案件の受注獲得があった。26年2月期業績は、売上高が前期比4%増の700億円、営業利益は同9.6%増の157億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(33012.58、+1876.00)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・TDK<6762>TDKラムダ、DC変換器を全自動生産、新潟・長岡市に新ライン
・明治HD<2269>社長に松田氏、食品・医薬品の成長加速
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ銀行、不動産ファンドに300億円、都心オフィス取得
・ロイヤルHD<8179>双日とベトナムで外食参入、幅広い業態で飲食店展開
・長瀬産業<8012>ブラジル社買収、食品素材、Gサウス開拓
・マツダ<7261>中国で新エネ車不振、第2弾のSUVで起死回生狙う
・ホンダ<7267>小型ミニバン「フリード」値上げ、ガソリンモデル一部改良
・日立建機<6305>稼働建機を一元管理、他社製も把握、日米欧で提供
・住友重<6302>自社合成機を使用したアミロイドPET検査の保険適用範囲が拡大
・オプティム<3694>農薬散布事業1.5倍、ドローン活用し一括請負
・東洋電機製造<6505>JR四国などと、切符の車内発行アプリにQRコード決済対応
・コマツ<6301>熱電発電ユニット発売、排熱回収の出力60%向上
・川崎重<7012>インドネシアに東南ア向け油圧製品販社、10月から営業
・住友重<6302>住重イオンテクノ、東南アにサービス拠点、パワー半導体向け拡充
・TDK<6762>車向け磁気センサー開発、用途設定、利便性を向上
・太陽誘電<6976>パワーインダクター拡充、車載向け量産
・三菱ケミカルG<4188>ケーブル樹脂生産増強、中仏に設備投資
・レジル<176A>福島マツダに電力供給、再生エネ100%化支援
・三井金属<5706>子会社製品で検査不正、調査委から報告書
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・11:00 NZ準備銀行政策金利発表(予想:3.50%、前回:3.75%) <ST>
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