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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、海外株の下落が警戒
配信日時:2025/03/12 09:56
配信元:FISCO
*09:56JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、海外株の下落が警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 123507.38 -0.81%
11日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1012.00ポイント安(-0.81%)の123507.38で引けた。日中の取引レンジは122,635.62-124,625.49となった。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。海外株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が高まった。また、米通商政策への警戒感や、米消費の鈍化観測なども圧迫材料。国内では、弱い経済指標が嫌気された。1月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の改定値から横ばいの1.4%となり、予想の2.3%を下回った。
【ロシア】MOEX指数 3200.95 +0.00%
11日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.14ポイント高(+0.00%)の3200.95となった。日中の取引レンジは3,178.42-3,215.06となった。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、通貨ルーブル高や中国の景気対策への期待感も好感された。一方、指数の上値は重い。海外株の下落が警戒されたほか、ウクライナの無人機がロシア首都モスクワに対して過去最大の攻撃をしたことが圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 74102.32 -0.02%
11日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比12.85ポイント安(-0.02%)の74102.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同37.60ポイント高(+0.17%)の22497.90で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させ、引けまで前日の終値近辺まで回復した。世界的な株安連鎖を受け、インド株も大幅安で寄り付いた。また、外国人投資家(FII)の売り継続も指数の足かせに。FIIはこの日まで14日連続の売り越しとなった。ほかに、1月の鉱工業生産など翌12日に発表される予定となり、見極めるムードが強まった。
【中国本土】上海総合指数 3379.83 +0.41%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.67ポイント高(+0.41%)の3379.83ポイントと3日ぶりに反発した。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国ではきょう11日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕し、今年の成長目標「5%前後」とすることや、対GDP財政赤字比率を4%に引き上げる(昨年は3%)ことなどが承認される見込みだ。景気浮揚のため、積極的な財政出動で、内需を拡大する方針が示されている。中国のデフレ圧力や、貿易戦争のエスカレートを不安視した売りが先行したものの、指数は徐々に下げ幅を縮小し、引けにかけてプラスに転じた。
<CS>
11日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1012.00ポイント安(-0.81%)の123507.38で引けた。日中の取引レンジは122,635.62-124,625.49となった。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。海外株の下落が警戒され、ブラジル株にも売り圧力が高まった。また、米通商政策への警戒感や、米消費の鈍化観測なども圧迫材料。国内では、弱い経済指標が嫌気された。1月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は前月の改定値から横ばいの1.4%となり、予想の2.3%を下回った。
【ロシア】MOEX指数 3200.95 +0.00%
11日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.14ポイント高(+0.00%)の3200.95となった。日中の取引レンジは3,178.42-3,215.06となった。
売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、通貨ルーブル高や中国の景気対策への期待感も好感された。一方、指数の上値は重い。海外株の下落が警戒されたほか、ウクライナの無人機がロシア首都モスクワに対して過去最大の攻撃をしたことが圧迫材料となった。
【インド】SENSEX指数 74102.32 -0.02%
11日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比12.85ポイント安(-0.02%)の74102.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同37.60ポイント高(+0.17%)の22497.90で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと縮小させ、引けまで前日の終値近辺まで回復した。世界的な株安連鎖を受け、インド株も大幅安で寄り付いた。また、外国人投資家(FII)の売り継続も指数の足かせに。FIIはこの日まで14日連続の売り越しとなった。ほかに、1月の鉱工業生産など翌12日に発表される予定となり、見極めるムードが強まった。
【中国本土】上海総合指数 3379.83 +0.41%
11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.67ポイント高(+0.41%)の3379.83ポイントと3日ぶりに反発した。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国ではきょう11日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕し、今年の成長目標「5%前後」とすることや、対GDP財政赤字比率を4%に引き上げる(昨年は3%)ことなどが承認される見込みだ。景気浮揚のため、積極的な財政出動で、内需を拡大する方針が示されている。中国のデフレ圧力や、貿易戦争のエスカレートを不安視した売りが先行したものの、指数は徐々に下げ幅を縮小し、引けにかけてプラスに転じた。
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