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2月のくりっく365、ドル・円は底堅い展開、ユーロ・円はじり安か
配信日時:2025/02/10 16:28
配信元:FISCO
*16:28JST 2月のくりっく365、ドル・円は底堅い展開、ユーロ・円はじり安か
東京金融取引所(TFX)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」は、1月の取引数量が前月比12.5%増の172万2985枚、1日の平均取引数量は8万1923枚と前月比で増加した。月末時点の証拠金預託額は5357.36億円と前月比で11.46億円減少した。取引通貨量では、米ドル、トルコリラ、メキシコペソ、豪ドル、英ポンドの順となった。一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」は、1月の取引数量が前月比19.7%増の491万205枚、1日の平均取引数量は22万3190枚と前月比で増加した。月末時点の証拠金預託額は936.69億円となり、前月比で12.86億円の減少となった。
取引数量トップは米ドル・円で49万3738枚(前月比15.9%増)であった。日本銀行の金融政策運営をめぐり、1月14日には氷見野副総裁が、15日・16日には植田総裁が今回の会合で利上げの是非を議論するとの見解を示し1月利上げ観測が一段と強まった。米国では消費者物価指数(CPI)を受け3月利下げ観測が再浮上したことから、日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが加速した。20日のトランプ大統領就任式による市場混乱が起きなかったことも支援材料となり、日銀は22-23日開催の金融政策決定会合で25bpの利上げを実施。利上げ実施は事前に市場に織り込まれた状況となっており、会合後に行われた植田総裁の会見でも特段サプライズはなかったため、月末までは円高進行がさらに進むという状況にはならなかった。
米ドル・カナダドルは2万2967枚(前月比429.1%増)であった。トランプ氏の関税政策への警戒感からカナダドルは売られやすい状況が継続しており、2020年3月以来となる1米ドル=1.43カナダドル台へ突入していた。20日にトランプ氏が米国の新大統領へ就任し、即日の関税発動は見送り一旦カナダドルは対米ドルで買い戻されたものの、カナダからの輸入品に最大25%の関税を2月1日までに賦課する計画を発表したため再び売られる形に。30日にはカナダへの関税賦課を改めて表明し、ドル高・カナダドル安は加速した。
2月のドル・円は底堅い展開か。ドルを買い遅れている国内実需筋の多さが指摘されており、ドル安・円高が進んだ際にはドル押し目買いの動きがドル・円を下支えしそうだ。トランプ米大統領の発言や日銀の追加利上げ観測などでボラティリティの大きい展開となる可能性には注意したいものの、円の先安観は根強いとみられることから、ドル・円は下げ渋りやすいと考える。ユーロ・円はじり安か。トランプ大統領は欧州に対しても関税賦課を示唆しており、1月にメキシコペソやカナダドルがトランプ関税への警戒感から大きく下落したことを考えると、ユーロも積極的には買いづらい。1月に欧州中央銀行(ECB)は事前予想通り25bpの利下げを決定したが、市場では年内あと3-4回の利下げが見込まれている。トランプ関税の影響などから景気減速懸念が強まれば、大幅利下げ観測も再燃しかねないため、予断を許さない展開は続きそうだ。
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取引数量トップは米ドル・円で49万3738枚(前月比15.9%増)であった。日本銀行の金融政策運営をめぐり、1月14日には氷見野副総裁が、15日・16日には植田総裁が今回の会合で利上げの是非を議論するとの見解を示し1月利上げ観測が一段と強まった。米国では消費者物価指数(CPI)を受け3月利下げ観測が再浮上したことから、日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが加速した。20日のトランプ大統領就任式による市場混乱が起きなかったことも支援材料となり、日銀は22-23日開催の金融政策決定会合で25bpの利上げを実施。利上げ実施は事前に市場に織り込まれた状況となっており、会合後に行われた植田総裁の会見でも特段サプライズはなかったため、月末までは円高進行がさらに進むという状況にはならなかった。
米ドル・カナダドルは2万2967枚(前月比429.1%増)であった。トランプ氏の関税政策への警戒感からカナダドルは売られやすい状況が継続しており、2020年3月以来となる1米ドル=1.43カナダドル台へ突入していた。20日にトランプ氏が米国の新大統領へ就任し、即日の関税発動は見送り一旦カナダドルは対米ドルで買い戻されたものの、カナダからの輸入品に最大25%の関税を2月1日までに賦課する計画を発表したため再び売られる形に。30日にはカナダへの関税賦課を改めて表明し、ドル高・カナダドル安は加速した。
2月のドル・円は底堅い展開か。ドルを買い遅れている国内実需筋の多さが指摘されており、ドル安・円高が進んだ際にはドル押し目買いの動きがドル・円を下支えしそうだ。トランプ米大統領の発言や日銀の追加利上げ観測などでボラティリティの大きい展開となる可能性には注意したいものの、円の先安観は根強いとみられることから、ドル・円は下げ渋りやすいと考える。ユーロ・円はじり安か。トランプ大統領は欧州に対しても関税賦課を示唆しており、1月にメキシコペソやカナダドルがトランプ関税への警戒感から大きく下落したことを考えると、ユーロも積極的には買いづらい。1月に欧州中央銀行(ECB)は事前予想通り25bpの利下げを決定したが、市場では年内あと3-4回の利下げが見込まれている。トランプ関税の影響などから景気減速懸念が強まれば、大幅利下げ観測も再燃しかねないため、予断を許さない展開は続きそうだ。
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