注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~米株高を背景に1月7日以来の40200円台まで上昇
配信日時:2025/01/24 12:36
配信元:FISCO
*12:36JST 後場に注目すべき3つのポイント~米株高を背景に1月7日以来の40200円台まで上昇
24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は5日続伸、米株高を背景に1月7日以来の40200円台まで上昇
・ドル・円は反落,日銀政策決定待ち
・値上がり寄与トップはにファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762>
■日経平均は5日続伸、米株高を背景に1月7日以来の40200円台まで上昇
日経平均は5日続伸。前日比233.98円高(+0.59%)の40192.85円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。
23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は408.34ドル高の44565.07ドル、ナスダックは44.34ポイント高の20053.68で取引を終了した。雇用関連指標が弱く、さらに半導体需要の低迷懸念浮上でハイテクが重しとなり、寄り付き後、軟調。その後、トランプ大統領がダボス会議での演説で、国内で史上最大の減税や規制緩和の計画を再表明したほか、金利の引き下げや原油価格の下落を要請するとの発言を受け、ダウは上昇に転じ終盤にかけ上げ幅を拡大した。ナスダックは終日軟調に推移もプラスに転じ、終了。なお、S&P500種指数は過去最高値を更新した。
米国株高を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は5日続伸で40000円台を回復した後、じりじりと上げ幅を広げ、1月7日以来の40200円台まで上昇した。本日発表される予定の日本銀行による金融政策決定会合では0.25%の利上げ実施の公算が大きく、市場は織り込み済みとの観測。買い一巡後の日経平均は上値がやや重くなったが、前場のプライム市場の売買代金は2兆円台と商いはそれなりにできている。
日経平均採用銘柄では、三井不動産<8801>、住友不動産<8830>、三菱地所<8802>など不動産株が買われたほか、ディー・エヌ・エー<2432>、オリエンタルランド<4661>、東宝<9602>などエンタメ系も上昇。このほか、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>、サッポロホールディングス<2501>、日揮ホールディングス<1963>、バンダイナムコHD<7832>、キッコーマン<2801>などが買われた。
一方、25年3月期見通しが市場予想に届かなかったことが嫌気されてディスコ<6146>が大幅安となったほか、ホンダ<7267>、日産自<7201>の持ち株会社に参画せずと報じられた三菱自<7211>も売り優勢となった。また、決算を発表したニデック<6594>も軟調。このほか、ソニーグループ<6758>、ソフトバンクG<9984>、王子HD<3861>などが売られた。
業種別では、不動産、証券・商品先物、電気・ガス、海運、その他製品などが上昇した一方、石油・石炭、非鉄金属、パルプ・紙の3セクターのみ下落した。
大引けの15時30分からスタートする植田和男日銀総裁の記者会見で、総裁が今後の利上げに対してどのような考えを持っているのかを見極めたいとするムードが強まっている。市場の織り込み度合いが進んでいることから、日銀会合の結果発表によって、為替、先物市場が乱高下するような動きは回避されそうだ。後場の東京市場は、植田日銀総裁の記者会見に対する様子見ムードが強まり、日経平均も小動きとなろう。
■ドル・円は反落,日銀政策決定待ち
24日午前の東京市場でドル・円は反落。前日値を下げたドルへの買戻しが先行し、一時156円37銭まで値を切り上げた。ただ、日銀は追加利上げに踏み切るとの見方から円買いが強まり、155円89銭まで下落。政策決定待ちで全般的に方向感が乏しい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円89銭から156円37銭、ユーロ・円は162円46銭から163円10銭、ユーロ・ドルは1.0411ドルから1.0448ドル。
■後場のチェック銘柄
・ギグワークス<2375>、レナサイエンス<4889>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはにファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数(1/18):22.3万件(予想:22万件、前回:21.7万件)
・米・失業保険継続受給者数(1/11):189.9万人(予想:186.6万人、前回:185.3万人←185.9万人)
・カナダ・11月小売売上高:前月比0%(予想:+0.2%、10月:+0.6%)
・ユーロ圏・1月消費者信頼感指数速報値:-14.2(予想:-14.1、12月:-14.5)
【要人発言】
・トランプ米大統領
「中国の習主席との会話は順調だった」
「中国に対して関税を使わざるを得ない状況は避けたい」
・加藤財務相
「物価安定目標の持続的・安定的な実現に向け、適切な金融政策運営を期待」
<国内>
・終了時間未定 日本銀行金融政策決定会合2日目(0.25ptの利上げ予想)
<海外>
・特になし
<CS>
・日経平均は5日続伸、米株高を背景に1月7日以来の40200円台まで上昇
・ドル・円は反落,日銀政策決定待ち
・値上がり寄与トップはにファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762>
■日経平均は5日続伸、米株高を背景に1月7日以来の40200円台まで上昇
日経平均は5日続伸。前日比233.98円高(+0.59%)の40192.85円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。
23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は408.34ドル高の44565.07ドル、ナスダックは44.34ポイント高の20053.68で取引を終了した。雇用関連指標が弱く、さらに半導体需要の低迷懸念浮上でハイテクが重しとなり、寄り付き後、軟調。その後、トランプ大統領がダボス会議での演説で、国内で史上最大の減税や規制緩和の計画を再表明したほか、金利の引き下げや原油価格の下落を要請するとの発言を受け、ダウは上昇に転じ終盤にかけ上げ幅を拡大した。ナスダックは終日軟調に推移もプラスに転じ、終了。なお、S&P500種指数は過去最高値を更新した。
米国株高を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は5日続伸で40000円台を回復した後、じりじりと上げ幅を広げ、1月7日以来の40200円台まで上昇した。本日発表される予定の日本銀行による金融政策決定会合では0.25%の利上げ実施の公算が大きく、市場は織り込み済みとの観測。買い一巡後の日経平均は上値がやや重くなったが、前場のプライム市場の売買代金は2兆円台と商いはそれなりにできている。
日経平均採用銘柄では、三井不動産<8801>、住友不動産<8830>、三菱地所<8802>など不動産株が買われたほか、ディー・エヌ・エー<2432>、オリエンタルランド<4661>、東宝<9602>などエンタメ系も上昇。このほか、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>、サッポロホールディングス<2501>、日揮ホールディングス<1963>、バンダイナムコHD<7832>、キッコーマン<2801>などが買われた。
一方、25年3月期見通しが市場予想に届かなかったことが嫌気されてディスコ<6146>が大幅安となったほか、ホンダ<7267>、日産自<7201>の持ち株会社に参画せずと報じられた三菱自<7211>も売り優勢となった。また、決算を発表したニデック<6594>も軟調。このほか、ソニーグループ<6758>、ソフトバンクG<9984>、王子HD<3861>などが売られた。
業種別では、不動産、証券・商品先物、電気・ガス、海運、その他製品などが上昇した一方、石油・石炭、非鉄金属、パルプ・紙の3セクターのみ下落した。
大引けの15時30分からスタートする植田和男日銀総裁の記者会見で、総裁が今後の利上げに対してどのような考えを持っているのかを見極めたいとするムードが強まっている。市場の織り込み度合いが進んでいることから、日銀会合の結果発表によって、為替、先物市場が乱高下するような動きは回避されそうだ。後場の東京市場は、植田日銀総裁の記者会見に対する様子見ムードが強まり、日経平均も小動きとなろう。
■ドル・円は反落,日銀政策決定待ち
24日午前の東京市場でドル・円は反落。前日値を下げたドルへの買戻しが先行し、一時156円37銭まで値を切り上げた。ただ、日銀は追加利上げに踏み切るとの見方から円買いが強まり、155円89銭まで下落。政策決定待ちで全般的に方向感が乏しい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円89銭から156円37銭、ユーロ・円は162円46銭から163円10銭、ユーロ・ドルは1.0411ドルから1.0448ドル。
■後場のチェック銘柄
・ギグワークス<2375>、レナサイエンス<4889>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはにファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数(1/18):22.3万件(予想:22万件、前回:21.7万件)
・米・失業保険継続受給者数(1/11):189.9万人(予想:186.6万人、前回:185.3万人←185.9万人)
・カナダ・11月小売売上高:前月比0%(予想:+0.2%、10月:+0.6%)
・ユーロ圏・1月消費者信頼感指数速報値:-14.2(予想:-14.1、12月:-14.5)
【要人発言】
・トランプ米大統領
「中国の習主席との会話は順調だった」
「中国に対して関税を使わざるを得ない状況は避けたい」
・加藤財務相
「物価安定目標の持続的・安定的な実現に向け、適切な金融政策運営を期待」
<国内>
・終了時間未定 日本銀行金融政策決定会合2日目(0.25ptの利上げ予想)
<海外>
・特になし
<CS>
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