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【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安を受けリスク回避の売り優勢 (1月8日)
配信日時:2025/01/08 18:27
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 39879.36
高値 40105.72(13:11)
安値 39705.81(09:35)
大引け 39981.06(前日比 -102.24 、 -0.26% )
売買高 18億5328万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4624億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、米長期金利の上昇を警戒視
2.エヌビディア急落も半導体関連は朝安後切り返す
3.日経平均は一時プラス圏もその後は買いが続かず
4.引け際軟化、フシ目の4万円大台を割り込んで着地
5.値下がり数は1200超、74%の銘柄が下落する展開
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比178ドル安と続落した。米長期金利が上昇しハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、リスク回避目的の売りが幅広い銘柄に出て、日経平均株価は反落。4万円台を再び下回って取引を終えた。
8日の東京市場は、朝方から下値を探る展開を強いられた。前日の米国株市場では、米ISM非製造業景況感指数や米雇用動態調査(JOLTS)など堅調な経済指標を受け、米長期金利が8ヵ月ぶりの水準まで上昇。これを警戒してハイテク株中心に売られ、ナスダック総合株価指数の下落率は1.9%に達した。また、エヌビディアが6%を超える下げとなり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4日ぶりに反落。これを受けて東京市場でも市場センチメントが冷やされ、利益確定の動きを誘発した。しかし、半導体関連株が前日同様に強い動きで朝安から切り返し、日経平均は下げ渋り、一時小幅プラス圏に浮上する場面もあった。ただ、半導体関連以外は総じて軟調で戻し切れなかった。個別株も値下がり銘柄数が1200を上回り、プライム市場全体の74%を占めた。
個別では、IHI<7013>が大幅安、三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>も冴えない。東京海上ホールディングス<8766>、ファーストリテイリング<9983>が下落、任天堂<7974>も売りに押された。野村マイクロ・サイエンス<6254>も9日ぶりに利食われた。三井松島ホールディングス<1518>が急落、アダストリア<2685>、丹青社<9743>などが大幅安。
半面、売買代金トップとなったディスコ<6146>が大きく上値を追ったほか、売買代金2位となったアドバンテスト<6857>、同3位の東京エレクトロン<8035>、同4位のレーザーテック<6920>と半導体製造装置大手がいずれも上昇した。また、キオクシアホールディングス<285A>は値上がり率トップに買われた。TOWA<6315>も高い。トヨタ自動車<7203>はしっかり、日本郵船<9101>も堅調。このほか日本マイクロニクス<6871>、ワイエイシイホールディングス<6298>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ディスコ <6146>、リクルート <6098>、オリンパス <7733>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約166円。うち88円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、ファストリ <9983>、中外薬 <4519>、ダイキン <6367>、東京海上 <8766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約86円。
東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)精密機器、(3)非鉄金属、(4)銀行業、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)保険業、(2)その他金融業、(3)証券商品先物、(4)不動産業、(5)その他製品。
■個別材料株
△JINSHD <3046> [東証P]
12月既存店売上高が23ヵ月連続で前年上回る。
△川本産業 <3604> [東証S]
hMPVの感染拡大懸念で思惑。
△ドリコム <3793> [東証G]
新作ゲームのティザーサイトを公開。
△エルテス <3967> [東証G]
QUOカード1万円年2回贈呈の株主優待を新設。
△ジャストプラ <4287> [東証S]
60万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△BTM <5247> [東証G]
北陸銀行との協業開始を材料視。
△ワイエイシイ <6298> [東証P]
半導体製造装置の出遅れで買い戻し加速。
△TOWA <6315> [東証P]
業績絶好調で半導体製造装置関連の買い戻しの流れに乗る。
△ライトオン <7445> [東証S]
第1四半期決算で営業赤字幅が縮小。
△アイスペース <9348> [東証G]
欧州初の「月面探査ミッション認可」取得を材料視。
▼アダストリア <2685> [東証P]
12月既存店売上高は2ヵ月連続前年上回るも伸び鈍化。
▼丹青社 <9743> [東証P]
株式売出実施による短期的な需給悪化を警戒視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)キオクシア <285A>、(2)TOWA <6315>、(3)JINSHD <3046>、(4)千葉興 <8337>、(5)リガクHD <268A>、(6)日本マイクロ <6871>、(7)ワイエイシイ <6298>、(8)チェンジHD <3962>、(9)トリケミカル <4369>、(10)楽天グループ <4755>。
値下がり率上位10傑は(1)三井松島HD <1518>、(2)アダストリア <2685>、(3)丹青社 <9743>、(4)アクシージア <4936>、(5)大黒天 <2791>、(6)野村マイクロ <6254>、(7)インターメス <262A>、(8)エアトリ <6191>、(9)理計器 <7734>、(10)セルシス <3663>。
【大引け】
日経平均は前日比102.24円(0.26%)安の3万9981.06円。TOPIXは前日比16.57(0.59%)安の2770.00。出来高は概算で18億5328万株。東証プライムの値上がり銘柄数は389、値下がり銘柄数は1217となった。東証グロース250指数は643.67ポイント(2.73ポイント高)。
[2025年1月8日]
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