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サツドラホールディングス:220万会員の北海道共通ポイントカード「EZOCA」に強み
配信日時:2025/01/07 14:40
配信元:FISCO
*14:40JST サツドラホールディングス:220万会員の北海道共通ポイントカード「EZOCA」に強み
北海道地域をメインに事業展開しているサツドラホールディングス<3544>は、ドラッグストアと調剤薬局の運営を手掛けるリテール事業を中核事業としながら、顧客接点である店舗を起点とした多種多様なサービスを展開している。事業セグメントとしては、リテール事業とその他事業の2セグメント体制であり、リテール事業では、北海道内でのドミナント化を目指したドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗のチェーン展開に加え、訪日外国人が多く訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗の運営を中心に行っている。その他の事業では、北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業、ユーザー目線での課題解決を目指したPOSアプリケーションなどの開発・販売、同社既存事業とのシナジーや新規事業創出を目指すCVC事業などを手掛けている。北海道内を中心にドミナント展開することによって高い知名度を誇っているほか、220万人の会員数を有する北海道共通ポイントカード「EZOCA」の広大な経済圏などが強みとなっている。
2025年5月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比3.8%増の49,646百万円、営業利益が同28.7%増の876百万円だった。中期経営計画で定めた成長戦略を着実に実行するなか、リテール事業、その他事業がともに増収増益と好調だった。リテール事業では生鮮食品を含めたラインロビングの強化やインバウンド、化粧品需要の回復、物価上昇などによる客単価の増加に加え、調剤併設薬局の新規出店などによってトップラインを順調に伸ばすなか、前期の一部衛生用品等の評価損の反動増やESLPを始めとする価格戦略とアプリを活用したデジタルマーケティングの推進などによって収益性が向上し、セグメント利益が伸長した。その他の事業においてもQR決済事業が好調に推移したことなどが業績の拡大に寄与した。
2025年5月期通期の業績予想は、売上高で前期比4.7%増の100,000百万円、営業利益で同1.1%増の1,400百万円を見込んでおり、従来の業績予想から変更はない。期末に向けて中計の成長戦略を着実に実行することによって、地域の生活総合グループへの進化を着実に進めていく。リテール事業に関しては、人口減少や競争の激化など事業環境見通しは依然として厳しいものの、EZOCAを軸に競合との違いを訴求することにより同社店舗とサービスの魅力を継続的に高めていく。加えて、価格戦略と店舗運営の効率化によって利益もしっかりと積み上げていく方針だ。通期の配当予想に関しては、1株当たり10.0円を予定している(予想配当利回りは1.22%)。同社は安定配当を基本方針としており、今後も株主への利益還元を安定継続していく方針だ。
中長期の成長戦略として同社は、「地域の生活総合グループへの進化」を基本テーマとして掲げている。同社グループの経営資源を最大限活用することにより、業界内での独自ポジションを確立し、さらなる業績の拡大と企業価値の向上を実現していく構えだ。そのための成長戦略として、商品カテゴリーと提供サービスの拡大・拡充などを実行する店舗の生活総合化戦略、EZOCA経済圏のさらなる拡大と利活用などを推進する地域プラットフォーム戦略、地元企業や自治体との連携をさらに加速させることなどを目指すコラボレーション戦略を定めている。これらの成長戦略を着実に推進することに加えて、生産性向上やガバナンス強化といった組織戦略も推し進めることにより、同社グループのVISIONである「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ」の実現を目指している。
<NH>
2025年5月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比3.8%増の49,646百万円、営業利益が同28.7%増の876百万円だった。中期経営計画で定めた成長戦略を着実に実行するなか、リテール事業、その他事業がともに増収増益と好調だった。リテール事業では生鮮食品を含めたラインロビングの強化やインバウンド、化粧品需要の回復、物価上昇などによる客単価の増加に加え、調剤併設薬局の新規出店などによってトップラインを順調に伸ばすなか、前期の一部衛生用品等の評価損の反動増やESLPを始めとする価格戦略とアプリを活用したデジタルマーケティングの推進などによって収益性が向上し、セグメント利益が伸長した。その他の事業においてもQR決済事業が好調に推移したことなどが業績の拡大に寄与した。
2025年5月期通期の業績予想は、売上高で前期比4.7%増の100,000百万円、営業利益で同1.1%増の1,400百万円を見込んでおり、従来の業績予想から変更はない。期末に向けて中計の成長戦略を着実に実行することによって、地域の生活総合グループへの進化を着実に進めていく。リテール事業に関しては、人口減少や競争の激化など事業環境見通しは依然として厳しいものの、EZOCAを軸に競合との違いを訴求することにより同社店舗とサービスの魅力を継続的に高めていく。加えて、価格戦略と店舗運営の効率化によって利益もしっかりと積み上げていく方針だ。通期の配当予想に関しては、1株当たり10.0円を予定している(予想配当利回りは1.22%)。同社は安定配当を基本方針としており、今後も株主への利益還元を安定継続していく方針だ。
中長期の成長戦略として同社は、「地域の生活総合グループへの進化」を基本テーマとして掲げている。同社グループの経営資源を最大限活用することにより、業界内での独自ポジションを確立し、さらなる業績の拡大と企業価値の向上を実現していく構えだ。そのための成長戦略として、商品カテゴリーと提供サービスの拡大・拡充などを実行する店舗の生活総合化戦略、EZOCA経済圏のさらなる拡大と利活用などを推進する地域プラットフォーム戦略、地元企業や自治体との連携をさらに加速させることなどを目指すコラボレーション戦略を定めている。これらの成長戦略を着実に推進することに加えて、生産性向上やガバナンス強化といった組織戦略も推し進めることにより、同社グループのVISIONである「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ」の実現を目指している。
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