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マイクロアド Research Memo(4):今後も利益率の高い「海外コンサルティングサービス」に注力
配信日時:2025/01/06 13:04
配信元:FISCO
*13:04JST マイクロアド Research Memo(4):今後も利益率の高い「海外コンサルティングサービス」に注力
■マイクロアド<9553>の会社概要
3. コンサルティング
「コンサルティング」では、メディア企業向けプロダクト「MicroAd COMPASS」と子会社エンハンスによるサービス「Enhance」を提供する「メディア向けコンサルティングサービス」、海外を拠点にデジタルマーケティングを総合的に支援する「海外コンサルティングサービス」を行っている。
(1) 「メディア向けコンサルティングサービス」
「メディア向けコンサルティングサービス」は、「MicroAd COMPASS」と「Enhance」から構成される。
a) 「MicroAd COMPASS」
「MicroAd COMPASS」は、インターネット広告を掲載するメディア企業向け広告収益最大化サービスである。RTBによるオークションによってリアルタイムで最も収益が見込める広告を瞬時に選択し、顧客の広告収益最大化に貢献している。そのほかの特徴として無償で利用できる豊富なアドサーバー機能、マルチデバイスへの対応、ブランド価値を守る柔軟な掲載可否設定などがある。2024年9月期末時点で累計2,000社を超えるインターネットメディアに導入されており、RTBを通じて多くのDSP(Demand-Side Platform)に接続している。2024年9月期末時点の月間広告配信回数は580億回となった。収益は、メディア企業へ支払われる広告費の一部をプラットフォーム利用料として得ている。
b) 「Enhance」
連結子会社であるエンハンスが、主にメディア企業の広告収益拡大に向けたコンサルティングサービスを提供している。各メディアの広告枠の運用を預かる形で、様々な広告サービスを組み合わせることで収益の最大化を実現し、コンサルティングフィーの形で収益を上げている。
(2) 「海外コンサルティングサービス」
海外を拠点に顧客企業のデジタルマーケティングをメディアの買付からクリエイティブ制作までワンストップで支援している。台湾企業を中心に、独自のネイティブ向け広告プラットフォーム「COMPASS-FIT」、訪日インバウンドWebメディアの「Japaholic」とのタイアップ広告などを提供している。これらのサービスは差別化ポイントになることに加えて、利益率も高いことから今後も注力する方針だ。
また、外部の有力パートナーと連携した越境マーケティング事業も積極的に推進している。2023年10月に訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke(ペイク)」を展開する(株)Paykeとの資本業務提携により、インバウンドプロモーション支援事業を強化したほか、同年12月に宿泊業界向けDXソリューションを提供するTab iLife(株)との資本業務提携により、宿泊施設を接点としたインバウンドプロモーション支援事業を強化した。2024年2月に荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を展開するecbo(株)との資本業務提携により、荷物の預かり場所を接点とした観光客向けプロモーション支援事業を強化し、同年3月にPaykeと共同で消費財メーカーを対象とした訪日台湾人向けのインバウンドプロモーション支援サービス「In-Scan(インスキャン)」の提供を開始した。同年4月には中国人アクティブシニア層を対象にインバウンド・アウトバウンド支援事業を手掛ける合弁会社(株)New Bを、上海東犁文化伝播有限公司(Shanghai Dongli Culture Spreading Co., Ltd.)と共同で設立するなどの各種施策を積極的に打っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<HN>
3. コンサルティング
「コンサルティング」では、メディア企業向けプロダクト「MicroAd COMPASS」と子会社エンハンスによるサービス「Enhance」を提供する「メディア向けコンサルティングサービス」、海外を拠点にデジタルマーケティングを総合的に支援する「海外コンサルティングサービス」を行っている。
(1) 「メディア向けコンサルティングサービス」
「メディア向けコンサルティングサービス」は、「MicroAd COMPASS」と「Enhance」から構成される。
a) 「MicroAd COMPASS」
「MicroAd COMPASS」は、インターネット広告を掲載するメディア企業向け広告収益最大化サービスである。RTBによるオークションによってリアルタイムで最も収益が見込める広告を瞬時に選択し、顧客の広告収益最大化に貢献している。そのほかの特徴として無償で利用できる豊富なアドサーバー機能、マルチデバイスへの対応、ブランド価値を守る柔軟な掲載可否設定などがある。2024年9月期末時点で累計2,000社を超えるインターネットメディアに導入されており、RTBを通じて多くのDSP(Demand-Side Platform)に接続している。2024年9月期末時点の月間広告配信回数は580億回となった。収益は、メディア企業へ支払われる広告費の一部をプラットフォーム利用料として得ている。
b) 「Enhance」
連結子会社であるエンハンスが、主にメディア企業の広告収益拡大に向けたコンサルティングサービスを提供している。各メディアの広告枠の運用を預かる形で、様々な広告サービスを組み合わせることで収益の最大化を実現し、コンサルティングフィーの形で収益を上げている。
(2) 「海外コンサルティングサービス」
海外を拠点に顧客企業のデジタルマーケティングをメディアの買付からクリエイティブ制作までワンストップで支援している。台湾企業を中心に、独自のネイティブ向け広告プラットフォーム「COMPASS-FIT」、訪日インバウンドWebメディアの「Japaholic」とのタイアップ広告などを提供している。これらのサービスは差別化ポイントになることに加えて、利益率も高いことから今後も注力する方針だ。
また、外部の有力パートナーと連携した越境マーケティング事業も積極的に推進している。2023年10月に訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke(ペイク)」を展開する(株)Paykeとの資本業務提携により、インバウンドプロモーション支援事業を強化したほか、同年12月に宿泊業界向けDXソリューションを提供するTab iLife(株)との資本業務提携により、宿泊施設を接点としたインバウンドプロモーション支援事業を強化した。2024年2月に荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を展開するecbo(株)との資本業務提携により、荷物の預かり場所を接点とした観光客向けプロモーション支援事業を強化し、同年3月にPaykeと共同で消費財メーカーを対象とした訪日台湾人向けのインバウンドプロモーション支援サービス「In-Scan(インスキャン)」の提供を開始した。同年4月には中国人アクティブシニア層を対象にインバウンド・アウトバウンド支援事業を手掛ける合弁会社(株)New Bを、上海東犁文化伝播有限公司(Shanghai Dongli Culture Spreading Co., Ltd.)と共同で設立するなどの各種施策を積極的に打っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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