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3日の米国市場ダイジェスト:NYダウは339ドル高、成長に楽観的な見方広がる
配信日時:2025/01/04 08:36
配信元:FISCO
*08:36JST 3日の米国市場ダイジェスト:NYダウは339ドル高、成長に楽観的な見方広がる
■NY株式:NYダウは339ドル高、成長に楽観的な見方広がる
米国株式市場は反発。ダウ平均は339.86ドル高の42,732.13ドル、ナスダックは340.89ポイント高の19,621.68で取引を終了した。
良好な成長期待に、寄り付き後、上昇。その後も12月ISM製造業景況指数が予想以上に上昇したほか、連邦準備制度理事会(FRB)高官が今年の経済成長を楽観視していることを明らかにしたことも相場を後押しし、続伸した。また、半導体のエヌビディア(NVDA)の上昇がさらに相場を支援したほか、下院議長選で、現職のジョンソン氏が再選し、政治混乱回避で安心感が広がり、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置の上昇が目立った。
電気自動車(EV)メーカーのリビアン(RIVN)は24年通年でのEV生産・販売台数が見通しを上回り、上昇。自動車メーカー、フォード(F)はトランプ次期政権がバイデン政権のEV購入の際の優遇措置を撤廃するとの思惑に売り上げが伸び、第4四半期の販売台数が予想を上回り、上昇した。オンライン決済のブロック(SQ)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。
蒸留酒製造・販売のコンステレーション・ブランズ(STZ)は公衆衛生局長長官がビールやワインといったアルコール飲料についてがん発症リスクが高まっているため関連性をラベルに明記するよう勧告したことを受け、大幅安。ユナイテッド・スティツ・スチール(X)はバイデン政権が日本製鉄による同社買収阻止を嫌気し売られた。
米リッチモンド連銀のバーキン総裁は講演で、政策金利の現行の水準が今年のインフレを抑制するうえで引き続き十分に景気抑制的との見解を示した。同総裁は本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持たない。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米12月ISM製造業景況指数の改善を受けてリスク回避の円買い縮小
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円49銭まで上昇後、156円88銭まで反落し157円28銭で引けた。米12月ISM製造業景況指数が予想外に11月から上昇する強い結果やバーキン米リッチモンド連銀総裁が潜在的なインフレの上方リスクに言及したため、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ鈍化観測がさらに強まり、ドル買いが優勢となった。その後、欧州通貨高でドルの上値が限定的となったほか、米下院議長選を巡り最終的には共和党のジョンソン議長が再選されたが、一部議員が最初反対票に投じるなど混乱が警戒され、一時円買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0273ドルまで弱含んだのち1.0310ドルまで上昇し、1.0309ドルで引けた。独12月失業率が予想を下回りユーロ売りが後退。ユーロ・円は161円62銭へ弱含んだのち162円21銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2388ドルへ下落後、1.2434ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9081フランへ下落後、0.9108フランまで上昇。
■NY原油:続伸、一時74.35ドルまで買われる
NYMEX原油2月限終値:73.96 ↑0.83
3日のNY原油先物2月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.83ドル(+1.13%)の73.96ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.70ドル-74.35ドル。需給ひっ迫を想定した買いが観測された。
ロンドン市場で72.70ドルまで売られたが、需給関係の引き締まりを意識した買いが強まり、米国市場の後半にかけて74.35ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では74ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.81ドル +0.52ドル(+1.17%)
モルガン・スタンレー(MS) 125.94ドル +1.16ドル(+0.92%)
ゴールドマン・サックス(GS)580.13ドル +5.16ドル(+0.89%)
インテル(INTC) 20.56ドル +0.34ドル(+1.68%)
アップル(AAPL) 243.36ドル -0.49ドル(-0.20%)
アルファベット(GOOG) 193.13ドル +2.50ドル(+1.31%)
メタ(META) 604.63ドル +5.39ドル(+0.89%)
キャタピラー(CAT) 363.79ドル +4.02ドル(+1.11%)
アルコア(AA) 35.71ドル -2.28ドル(-6.00%)
ウォルマート(WMT) 90.78ドル +0.78ドル(+0.86%) <ST>
米国株式市場は反発。ダウ平均は339.86ドル高の42,732.13ドル、ナスダックは340.89ポイント高の19,621.68で取引を終了した。
良好な成長期待に、寄り付き後、上昇。その後も12月ISM製造業景況指数が予想以上に上昇したほか、連邦準備制度理事会(FRB)高官が今年の経済成長を楽観視していることを明らかにしたことも相場を後押しし、続伸した。また、半導体のエヌビディア(NVDA)の上昇がさらに相場を支援したほか、下院議長選で、現職のジョンソン氏が再選し、政治混乱回避で安心感が広がり、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置の上昇が目立った。
電気自動車(EV)メーカーのリビアン(RIVN)は24年通年でのEV生産・販売台数が見通しを上回り、上昇。自動車メーカー、フォード(F)はトランプ次期政権がバイデン政権のEV購入の際の優遇措置を撤廃するとの思惑に売り上げが伸び、第4四半期の販売台数が予想を上回り、上昇した。オンライン決済のブロック(SQ)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。
蒸留酒製造・販売のコンステレーション・ブランズ(STZ)は公衆衛生局長長官がビールやワインといったアルコール飲料についてがん発症リスクが高まっているため関連性をラベルに明記するよう勧告したことを受け、大幅安。ユナイテッド・スティツ・スチール(X)はバイデン政権が日本製鉄による同社買収阻止を嫌気し売られた。
米リッチモンド連銀のバーキン総裁は講演で、政策金利の現行の水準が今年のインフレを抑制するうえで引き続き十分に景気抑制的との見解を示した。同総裁は本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持たない。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米12月ISM製造業景況指数の改善を受けてリスク回避の円買い縮小
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円49銭まで上昇後、156円88銭まで反落し157円28銭で引けた。米12月ISM製造業景況指数が予想外に11月から上昇する強い結果やバーキン米リッチモンド連銀総裁が潜在的なインフレの上方リスクに言及したため、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ鈍化観測がさらに強まり、ドル買いが優勢となった。その後、欧州通貨高でドルの上値が限定的となったほか、米下院議長選を巡り最終的には共和党のジョンソン議長が再選されたが、一部議員が最初反対票に投じるなど混乱が警戒され、一時円買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0273ドルまで弱含んだのち1.0310ドルまで上昇し、1.0309ドルで引けた。独12月失業率が予想を下回りユーロ売りが後退。ユーロ・円は161円62銭へ弱含んだのち162円21銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2388ドルへ下落後、1.2434ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9081フランへ下落後、0.9108フランまで上昇。
■NY原油:続伸、一時74.35ドルまで買われる
NYMEX原油2月限終値:73.96 ↑0.83
3日のNY原油先物2月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.83ドル(+1.13%)の73.96ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.70ドル-74.35ドル。需給ひっ迫を想定した買いが観測された。
ロンドン市場で72.70ドルまで売られたが、需給関係の引き締まりを意識した買いが強まり、米国市場の後半にかけて74.35ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では74ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.81ドル +0.52ドル(+1.17%)
モルガン・スタンレー(MS) 125.94ドル +1.16ドル(+0.92%)
ゴールドマン・サックス(GS)580.13ドル +5.16ドル(+0.89%)
インテル(INTC) 20.56ドル +0.34ドル(+1.68%)
アップル(AAPL) 243.36ドル -0.49ドル(-0.20%)
アルファベット(GOOG) 193.13ドル +2.50ドル(+1.31%)
メタ(META) 604.63ドル +5.39ドル(+0.89%)
キャタピラー(CAT) 363.79ドル +4.02ドル(+1.11%)
アルコア(AA) 35.71ドル -2.28ドル(-6.00%)
ウォルマート(WMT) 90.78ドル +0.78ドル(+0.86%) <ST>
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