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ハークスレイ Research Memo(5):2025年3月期中間期は15.3%の営業増益。2事業の収益力が向上
配信日時:2024/12/20 14:05
配信元:FISCO
*14:05JST ハークスレイ Research Memo(5):2025年3月期中間期は15.3%の営業増益。2事業の収益力が向上
■ハークスレイ<7561>の業績動向
1. 2025年3月期中間期の業績概要
2025年3月期中間期は、売上高が前年同期比0.8%減の21,108百万円、営業利益が同15.3%増の1,028百万円、経常利益が同1.0%増の1,072百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同26.5%減の617百万円と、営業利益で大幅な増益を達成し好調を維持した。
売上高が減収となったのは物流・食品加工事業での販売手数料の処理方法変更の影響によるもので、その影響(528百万円)を除くと、前年同期比1.7%増と堅調である。営業利益では、テナント入れ替えが活発だった店舗アセット&ソリューション事業とカミッサリー事業の稼働率向上や原材料調達コストの低減などが奏功した物流・食品加工事業の貢献が大きい。なお、親会社株主に帰属する中間純利益の減益は税負担の増加が原因であり、一過性である。
セグメント別では、中食事業の売上高は前年同期比0.8%増の8,344百万円、セグメント損益は119百万円の損失(前年同期は103百万円の利益)となった。ほっかほっか亭の既存店売上高が前年同期で増加したが、米価を中心とする諸コストの上昇による利益圧迫により損失となった。店舗アセット&ソリューション事業の売上高は同0.3%増の6,092百万円、セグメント利益は同68.9%増の953百万円となった。前年同期に1件の販売実績があった不動産販売は今回なかったものの、テナント入れ替え収入の発生や店舗リース数及び不動産管理テナント数の拡大によるストック収益が順調に伸長した。物流・食品加工事業は収益認識に関する会計基準(販売手数料処理)の影響により、売上高は同3.3%減の7,848百万円、セグメント利益は同76.0%増の475百万円となった。高稼働が続くカミッサリー事業、クレージーソルトナッツなどのブランドが好調の菓子製造・販売事業が堅調に推移した。
2025年3月期中間期は、店舗アセット&ソリューション事業及び物流・食品加工事業の収益力が増し、事業ポートフォリオ全体の“稼ぐ力”が向上していることが顕著となった決算であった。
余裕を持ってM&A戦略を進められる財務状況
2. 財務状況と経営指標
2025年3月期中間期末の財務状況は、総資産は前期末比1,130百万円減の63,267百万円となった。そのうち流動資産は同862百万円減の26,806百万円となった。現金及び預金の676百万円減及び受取手形、売掛金及び契約資産の486百万円減が主な要因である。固定資産は同268百万円減の36,461百万円となった。投資その他の資産が249百万円減少したことが主な要因である。
負債合計は前期末比1,355百万円減の38,887百万円となった。そのうち流動負債は同756百万円減の14,849百万円となった。買掛金が452百万円減少したことや納税が主な要因である。固定負債は同598百万円減の24,038百万円となった。有利子負債は同4百万円増の26,696百万円とほぼ変化がなかった。純資産合計は同224百万円増の24,379百万円となった。これは親会社株主に帰属する中間純利益が計上されたことなどによる。
経営指標では流動比率180.5%と、短期的な安全性に懸念はない。自己資本比率は38.5%と、財務基盤は健全であり、余裕を持ってM&A戦略を進められる推進力となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. 2025年3月期中間期の業績概要
2025年3月期中間期は、売上高が前年同期比0.8%減の21,108百万円、営業利益が同15.3%増の1,028百万円、経常利益が同1.0%増の1,072百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同26.5%減の617百万円と、営業利益で大幅な増益を達成し好調を維持した。
売上高が減収となったのは物流・食品加工事業での販売手数料の処理方法変更の影響によるもので、その影響(528百万円)を除くと、前年同期比1.7%増と堅調である。営業利益では、テナント入れ替えが活発だった店舗アセット&ソリューション事業とカミッサリー事業の稼働率向上や原材料調達コストの低減などが奏功した物流・食品加工事業の貢献が大きい。なお、親会社株主に帰属する中間純利益の減益は税負担の増加が原因であり、一過性である。
セグメント別では、中食事業の売上高は前年同期比0.8%増の8,344百万円、セグメント損益は119百万円の損失(前年同期は103百万円の利益)となった。ほっかほっか亭の既存店売上高が前年同期で増加したが、米価を中心とする諸コストの上昇による利益圧迫により損失となった。店舗アセット&ソリューション事業の売上高は同0.3%増の6,092百万円、セグメント利益は同68.9%増の953百万円となった。前年同期に1件の販売実績があった不動産販売は今回なかったものの、テナント入れ替え収入の発生や店舗リース数及び不動産管理テナント数の拡大によるストック収益が順調に伸長した。物流・食品加工事業は収益認識に関する会計基準(販売手数料処理)の影響により、売上高は同3.3%減の7,848百万円、セグメント利益は同76.0%増の475百万円となった。高稼働が続くカミッサリー事業、クレージーソルトナッツなどのブランドが好調の菓子製造・販売事業が堅調に推移した。
2025年3月期中間期は、店舗アセット&ソリューション事業及び物流・食品加工事業の収益力が増し、事業ポートフォリオ全体の“稼ぐ力”が向上していることが顕著となった決算であった。
余裕を持ってM&A戦略を進められる財務状況
2. 財務状況と経営指標
2025年3月期中間期末の財務状況は、総資産は前期末比1,130百万円減の63,267百万円となった。そのうち流動資産は同862百万円減の26,806百万円となった。現金及び預金の676百万円減及び受取手形、売掛金及び契約資産の486百万円減が主な要因である。固定資産は同268百万円減の36,461百万円となった。投資その他の資産が249百万円減少したことが主な要因である。
負債合計は前期末比1,355百万円減の38,887百万円となった。そのうち流動負債は同756百万円減の14,849百万円となった。買掛金が452百万円減少したことや納税が主な要因である。固定負債は同598百万円減の24,038百万円となった。有利子負債は同4百万円増の26,696百万円とほぼ変化がなかった。純資産合計は同224百万円増の24,379百万円となった。これは親会社株主に帰属する中間純利益が計上されたことなどによる。
経営指標では流動比率180.5%と、短期的な安全性に懸念はない。自己資本比率は38.5%と、財務基盤は健全であり、余裕を持ってM&A戦略を進められる推進力となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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