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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ
配信日時:2024/12/20 10:02
配信元:FISCO
*10:02JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 121187.91 +0.34%
19日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比416.02ポイント高(+0.34%)の121187.91で引けた。日中の取引レンジは120,768.22-121,769.57となった。
売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまでプラス圏で推移した。前日の大幅安を受けた反動から買い戻しが優勢。また、通貨レアル高の進行も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。欧州市場の下落が警戒されたほか、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2416.45 +0.29%
19日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.10ポイント高(+0.29%)の2416.45となった。日中の取引レンジは2410.22-2468.98となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。インフレ率の鈍化が引き続き好感されたほか、通貨ルーブル高もロシア株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。欧州市場の下落が警戒されたほか、利上げ観測が引き続き嫌気された。翌20日に発表される政策金利はこれまでの21.00%から23.00%まで引き上げられると予測されている。
【インド】SENSEX指数 79218.05 -1.20%
19日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比964.15ポイント安(-1.20%)の79218.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同247.15ポイント安(-1.02%)の23951.70で取引を終えた。
大幅安で寄り付いた後狭いレンジでもみ合った。海外株の下落を受け、インド株も売りが先行。また、2025年の米国の利下げ予想が従来を下回るとの観測も外資の流出懸念を強めた。ほかに、貿易赤字の拡大が指数の足かせ。11月の貿易赤字は378億4000万米ドルとなり、過去最大を記録した。
【中国本土】上海総合指数 3370.03 -0.36%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.18ポイント安(-0.36%)の3370.03ポイントと反落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米金利の急上昇や、人民元安の進行が嫌気されている。昨夜まで開催(日本時間)のFOMCでは予想通り0.25%利下げを決定したが、2025年の利下げ回数見通しを従来の4回から2回に修正。米債券市場では米10年債利回りが急上昇し、今年5月30日以来の水準にまで高まった。中央銀行の中国人民銀行は19日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日ぶりに元安方向へと設定。19日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が昨年11月上旬以来の低水準で推移している。ただ、下値は限定的。11月の中国経済統計が弱い内容となる中、当局は景気支援の動きを強めるとの見方が相場を支えている。エコノミストからは、中国政府は近く金融緩和策を打ち出す見通しとの声も聞かれた。指数は引けにかけて下げ幅を徐々に縮小している。
<CS>
19日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比416.02ポイント高(+0.34%)の121187.91で引けた。日中の取引レンジは120,768.22-121,769.57となった。
売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまでプラス圏で推移した。前日の大幅安を受けた反動から買い戻しが優勢。また、通貨レアル高の進行も支援材料となった。一方、指数の上値は重い。欧州市場の下落が警戒されたほか、原油価格の下落も資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2416.45 +0.29%
19日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.10ポイント高(+0.29%)の2416.45となった。日中の取引レンジは2410.22-2468.98となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。インフレ率の鈍化が引き続き好感されたほか、通貨ルーブル高もロシア株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。欧州市場の下落が警戒されたほか、利上げ観測が引き続き嫌気された。翌20日に発表される政策金利はこれまでの21.00%から23.00%まで引き上げられると予測されている。
【インド】SENSEX指数 79218.05 -1.20%
19日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比964.15ポイント安(-1.20%)の79218.05、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同247.15ポイント安(-1.02%)の23951.70で取引を終えた。
大幅安で寄り付いた後狭いレンジでもみ合った。海外株の下落を受け、インド株も売りが先行。また、2025年の米国の利下げ予想が従来を下回るとの観測も外資の流出懸念を強めた。ほかに、貿易赤字の拡大が指数の足かせ。11月の貿易赤字は378億4000万米ドルとなり、過去最大を記録した。
【中国本土】上海総合指数 3370.03 -0.36%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.18ポイント安(-0.36%)の3370.03ポイントと反落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米金利の急上昇や、人民元安の進行が嫌気されている。昨夜まで開催(日本時間)のFOMCでは予想通り0.25%利下げを決定したが、2025年の利下げ回数見通しを従来の4回から2回に修正。米債券市場では米10年債利回りが急上昇し、今年5月30日以来の水準にまで高まった。中央銀行の中国人民銀行は19日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日ぶりに元安方向へと設定。19日の外国為替市場では、対米ドルの人民元が昨年11月上旬以来の低水準で推移している。ただ、下値は限定的。11月の中国経済統計が弱い内容となる中、当局は景気支援の動きを強めるとの見方が相場を支えている。エコノミストからは、中国政府は近く金融緩和策を打ち出す見通しとの声も聞かれた。指数は引けにかけて下げ幅を徐々に縮小している。
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