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エレマテック Research Memo(4):2025年3月期第2四半期の営業活動に係る利益は前年同期比で微減
配信日時:2024/12/18 15:04
配信元:FISCO
*15:04JST エレマテック Research Memo(4):2025年3月期第2四半期の営業活動に係る利益は前年同期比で微減
■エレマテック<2715>の業績の動向
1. 2025年3月期第2四半期の業績概要
2025年3月期第2四半期の業績は、売上収益98,360百万円(前年同期比3.7%減)、営業活動に係る利益4,996百万円(同0.8%減)、税引前中間利益4,433百万円(同4.3%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益3,068百万円(同7.2%減)となった。なお、マーケット別では、Automotiveは増収であったが、Digital ElectronicsとBroad Marketは減収となった。
売上総利益率は前年同期比0.8ポイント改善し13.0%となったが、これは主に円安や製品構成の変化(比較的利益率の低いドライブレコーダー向けの比率が減少)による。その結果、売上総利益は同2.4%増となったが、販管費が同4.5%増の7,828百万円となったことから営業活動に係る利益は同0.8%の減益となった。販管費の増減内訳としては、人件費は人員増に伴い同378百万円増加し、荷造運賃は輸送コストの上昇に伴い同137百万円増加した。一方でその他経費は、貸倒引当金の戻入れ減少などから同181百万円減少した。
Automotiveは新規商材の採用等で続伸だが、Digital Electronics、Broad Marketは減収
2. マーケット別売上
Digital Electronicsは39,419百万円(前年同期比1,411百万円減、同3.5%減)となった。主な内訳では、液晶、タッチパネル(TP)、バックライト(BL)などのディスプレイ関連が主要顧客の生産減の影響で3,625百万円減、黒物家電は主要顧客のTV販売不振の影響で924百万円減となったが、電気・電子部品は需要が回復基調となり2,178百万円増となった。
Automotiveは新規商材の採用などもあり22,111百万円(同1,020百万円増、同4.8%増)と堅調に推移したが、期初見込みよりはやや下回った。
Broad Marketは、36,829百万円(同3,351百万円減、同8.3%減)となったが、主にドライブレコーダーの普及が一巡し不調であったことからアフターマーケットが4,781百万円減、産業機器・電動工具が723百万円減となった。一方で顧客が増加したことなどから医療機器は1,110百万円増となった。
3. 地域別状況
地域別売上収益(決算短信ベース)は、日本が46,149百万円(前年同期比18.4%減)、中国が26,475百万円(同20.4%増)、その他アジアが17,333百万円(同22.4%増)、欧米が8,402百万円(同11.0%減)となった。国内が不振であったのは、主にアフターマーケットの影響によるものである。
中間利益は、日本が2,558百万円(同14.1%減)、中国が1,498百万円(同5.6%増)、その他アジアが690百万円(同21.2%増)、欧米が238百万円(同6.6%減)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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1. 2025年3月期第2四半期の業績概要
2025年3月期第2四半期の業績は、売上収益98,360百万円(前年同期比3.7%減)、営業活動に係る利益4,996百万円(同0.8%減)、税引前中間利益4,433百万円(同4.3%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益3,068百万円(同7.2%減)となった。なお、マーケット別では、Automotiveは増収であったが、Digital ElectronicsとBroad Marketは減収となった。
売上総利益率は前年同期比0.8ポイント改善し13.0%となったが、これは主に円安や製品構成の変化(比較的利益率の低いドライブレコーダー向けの比率が減少)による。その結果、売上総利益は同2.4%増となったが、販管費が同4.5%増の7,828百万円となったことから営業活動に係る利益は同0.8%の減益となった。販管費の増減内訳としては、人件費は人員増に伴い同378百万円増加し、荷造運賃は輸送コストの上昇に伴い同137百万円増加した。一方でその他経費は、貸倒引当金の戻入れ減少などから同181百万円減少した。
Automotiveは新規商材の採用等で続伸だが、Digital Electronics、Broad Marketは減収
2. マーケット別売上
Digital Electronicsは39,419百万円(前年同期比1,411百万円減、同3.5%減)となった。主な内訳では、液晶、タッチパネル(TP)、バックライト(BL)などのディスプレイ関連が主要顧客の生産減の影響で3,625百万円減、黒物家電は主要顧客のTV販売不振の影響で924百万円減となったが、電気・電子部品は需要が回復基調となり2,178百万円増となった。
Automotiveは新規商材の採用などもあり22,111百万円(同1,020百万円増、同4.8%増)と堅調に推移したが、期初見込みよりはやや下回った。
Broad Marketは、36,829百万円(同3,351百万円減、同8.3%減)となったが、主にドライブレコーダーの普及が一巡し不調であったことからアフターマーケットが4,781百万円減、産業機器・電動工具が723百万円減となった。一方で顧客が増加したことなどから医療機器は1,110百万円増となった。
3. 地域別状況
地域別売上収益(決算短信ベース)は、日本が46,149百万円(前年同期比18.4%減)、中国が26,475百万円(同20.4%増)、その他アジアが17,333百万円(同22.4%増)、欧米が8,402百万円(同11.0%減)となった。国内が不振であったのは、主にアフターマーケットの影響によるものである。
中間利益は、日本が2,558百万円(同14.1%減)、中国が1,498百万円(同5.6%増)、その他アジアが690百万円(同21.2%増)、欧米が238百万円(同6.6%減)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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