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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、指標発表前に買いが手控えられる流れ
配信日時:2024/12/10 10:29
配信元:FISCO
*10:29JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、指標発表前に買いが手控えられる流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 127210.19 +1.00%
9日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1.00%(1264.52ポイント)高の127210.19で引けた。日中の取引レンジは125,945.89-127,541.62となった。
買いが先行した後上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、成長予想の上方修正も好感された。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年の成長予想が前回調査の3.22%から3.39%に上方修正された。一方、24年末時点のインフレ予想は前回の4.71%から4.84%に引き上げられた。また、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクも指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2572.89 +1.45%
9日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.45%(36.66ポイント)高の2572.89となった。日中の取引レンジは2,543.94-2,586.31となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。また、米追加の利下げ観測や中国当局が景気対策を追加するとの観測も支援材料。一方、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 81508.46 -0.25%
9日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比200.66ポイント安(-0.25%)の81508.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.80ポイント安(-0.24%)の24619.00で取引を終えた。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。成長の鈍化観測が警戒された。SBI銀行は最新リポートで、インド準備銀行(中央銀行)が6日に開催した金融政策決定会合で、2024年度の成長予想をこれまでの7.2%から6.6%に下方修正したと指摘。実際の成長率が6.6%を下回るとの見方を示した。SBI銀は、24年度の成長率が6.3%まで鈍化すると予測した。
【中国本土】上海総合指数 3402.53 -0.05%
週明け9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.54ポイント安(-0.05%)の3402.53ポイントと3日ぶりに反落した。
指標発表前に買いが手控えられる流れ。中国では今週から来週にかけ、11月の各種経済統計の公表が集中する。あす10日に貿易、16日に小売売上高や鉱工業生産などが報告される予定だ。また金融も15日までに予定されている。内容を見極めたいとするスタンスも強まった。また、上海総合指数は先週、約3週ぶりの高値水準を回復したとあって、売り圧力も意識されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が持続している。翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」は、11-12日に開催される見通しだ。中国経済の鈍化懸念がくすぶる中、当局は金融・財政政策を強めるとの見方も広がっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
<AK>
9日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1.00%(1264.52ポイント)高の127210.19で引けた。日中の取引レンジは125,945.89-127,541.62となった。
買いが先行した後上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、成長予想の上方修正も好感された。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年の成長予想が前回調査の3.22%から3.39%に上方修正された。一方、24年末時点のインフレ予想は前回の4.71%から4.84%に引き上げられた。また、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクも指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2572.89 +1.45%
9日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.45%(36.66ポイント)高の2572.89となった。日中の取引レンジは2,543.94-2,586.31となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。また、米追加の利下げ観測や中国当局が景気対策を追加するとの観測も支援材料。一方、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 81508.46 -0.25%
9日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比200.66ポイント安(-0.25%)の81508.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.80ポイント安(-0.24%)の24619.00で取引を終えた。
中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。成長の鈍化観測が警戒された。SBI銀行は最新リポートで、インド準備銀行(中央銀行)が6日に開催した金融政策決定会合で、2024年度の成長予想をこれまでの7.2%から6.6%に下方修正したと指摘。実際の成長率が6.6%を下回るとの見方を示した。SBI銀は、24年度の成長率が6.3%まで鈍化すると予測した。
【中国本土】上海総合指数 3402.53 -0.05%
週明け9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.54ポイント安(-0.05%)の3402.53ポイントと3日ぶりに反落した。
指標発表前に買いが手控えられる流れ。中国では今週から来週にかけ、11月の各種経済統計の公表が集中する。あす10日に貿易、16日に小売売上高や鉱工業生産などが報告される予定だ。また金融も15日までに予定されている。内容を見極めたいとするスタンスも強まった。また、上海総合指数は先週、約3週ぶりの高値水準を回復したとあって、売り圧力も意識されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が持続している。翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」は、11-12日に開催される見通しだ。中国経済の鈍化懸念がくすぶる中、当局は金融・財政政策を強めるとの見方も広がっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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