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パパネッツ Research Memo(1):2025年2月期第2四半期も引き続き増収増益
配信日時:2024/12/06 11:01
配信元:FISCO
*11:01JST パパネッツ Research Memo(1):2025年2月期第2四半期も引き続き増収増益
■要約
パパネッツ<9388>は、全国で不動産管理会社やマンスリーマンション運営会社、ハウスメーカー、不動産流通会社向けにサポート業務を提供する「御用聴きカンパニー」として活動している。2025年2月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比で大幅に増加し、営業利益、経常利益、中間純利益もそれぞれ50%以上の伸びを記録した。同社が提供する「建物定期巡回サービス」は、2023年2月期時点で民営賃貸住宅総戸数に対し0.76%のシェアにとどまっており、今後はシェア率3%を目標に事業拡大を図る。さらなるシェア拡大と収益性改善を重視した成長戦略によって、安定した成長基盤の確立が期待される。
1. 2025年2月期第2四半期の業績概要
同社の2025年2月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比21.4%増の2,662百万円となり、営業利益は同52.6%増の282百万円、経常利益は同50.4%増の282百万円、また中間純利益は同50.7%増の184百万円となった。国内経済はインバウンド需要の回復や雇用環境の改善により回復基調にあるものの、物価高騰の影響で個人消費はやや低調に推移している。そのなかで、同社の管理会社サポート事業は新規顧客の増加に支えられ売上が堅調に推移し、インテリア・トータルサポート事業においても特注家具の大型案件が売上増に寄与した。
2. 2025年2月期の業績見通し
2025年2月期の業績予想は、期初計画を据え置き、売上高は前期比11.4%増の5,004百万円、営業利益は同5.4%増の355百万円、経常利益は同3.2%減の330百万円、当期純利益は同8.5%減の215百万円の見込みである。売上高は堅調に推移しているが、利益面ではコスト上昇や経費の増加により経常利益や当期純利益が減少する見込みである。収益性の確保が今後の課題となっており、増収ながらも減益の構造が顕著であることから、売上拡大に加えて効率的なコスト管理が必要であると考えられる。
3. 成長戦略
同社は、設立以来の主力事業である管理会社サポート事業について収益基盤を拡充し、売上高・営業利益を拡大する方針である。同社は、管理会社サポート事業の強化に努めながら事業領域に囚われない幅広い顧客へのサービスを提供し、事業拡大を目指す。そのために優先的に取り組む課題として「人財確保・人財育成」「既存サービスの改良」「マーケット開拓」に着手している。中期事業計画の経営指標は変わらず、2026年2月期に売上高5,500百万円、営業利益400百万円を見込んでいる。
■Key Points
・2025年2月期第2四半期の業績も引き続き順調に拡大し、増収増益。利益面は50%以上の伸びを記録
・2026年2月期までの中期事業計画の経営指標は変わらず、売上高5,500百万円、営業利益400百万円を見込む
・2025年2月期は、売上高は堅調に推移するものの、コスト上昇や経費増加により利益面はやや圧迫
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HN>
パパネッツ<9388>は、全国で不動産管理会社やマンスリーマンション運営会社、ハウスメーカー、不動産流通会社向けにサポート業務を提供する「御用聴きカンパニー」として活動している。2025年2月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比で大幅に増加し、営業利益、経常利益、中間純利益もそれぞれ50%以上の伸びを記録した。同社が提供する「建物定期巡回サービス」は、2023年2月期時点で民営賃貸住宅総戸数に対し0.76%のシェアにとどまっており、今後はシェア率3%を目標に事業拡大を図る。さらなるシェア拡大と収益性改善を重視した成長戦略によって、安定した成長基盤の確立が期待される。
1. 2025年2月期第2四半期の業績概要
同社の2025年2月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比21.4%増の2,662百万円となり、営業利益は同52.6%増の282百万円、経常利益は同50.4%増の282百万円、また中間純利益は同50.7%増の184百万円となった。国内経済はインバウンド需要の回復や雇用環境の改善により回復基調にあるものの、物価高騰の影響で個人消費はやや低調に推移している。そのなかで、同社の管理会社サポート事業は新規顧客の増加に支えられ売上が堅調に推移し、インテリア・トータルサポート事業においても特注家具の大型案件が売上増に寄与した。
2. 2025年2月期の業績見通し
2025年2月期の業績予想は、期初計画を据え置き、売上高は前期比11.4%増の5,004百万円、営業利益は同5.4%増の355百万円、経常利益は同3.2%減の330百万円、当期純利益は同8.5%減の215百万円の見込みである。売上高は堅調に推移しているが、利益面ではコスト上昇や経費の増加により経常利益や当期純利益が減少する見込みである。収益性の確保が今後の課題となっており、増収ながらも減益の構造が顕著であることから、売上拡大に加えて効率的なコスト管理が必要であると考えられる。
3. 成長戦略
同社は、設立以来の主力事業である管理会社サポート事業について収益基盤を拡充し、売上高・営業利益を拡大する方針である。同社は、管理会社サポート事業の強化に努めながら事業領域に囚われない幅広い顧客へのサービスを提供し、事業拡大を目指す。そのために優先的に取り組む課題として「人財確保・人財育成」「既存サービスの改良」「マーケット開拓」に着手している。中期事業計画の経営指標は変わらず、2026年2月期に売上高5,500百万円、営業利益400百万円を見込んでいる。
■Key Points
・2025年2月期第2四半期の業績も引き続き順調に拡大し、増収増益。利益面は50%以上の伸びを記録
・2026年2月期までの中期事業計画の経営指標は変わらず、売上高5,500百万円、営業利益400百万円を見込む
・2025年2月期は、売上高は堅調に推移するものの、コスト上昇や経費増加により利益面はやや圧迫
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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