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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、経済指標の改善が引き続き好感
配信日時:2024/12/02 09:36
配信元:FISCO
*09:36JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、経済指標の改善が引き続き好感
【ブラジル】ボベスパ指数 125667.83 +0.85%
29日のブラジル株式市場は小幅反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1057.42ポイント高(+0.85%)の125667.83で引けた。日中の取引レンジは123,946.16-126,055.96となった。
朝方は軟調な動きを示したが、その後は買い戻された。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、通貨レアル高の進行や失業率の低下なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落やウクライナ情勢の緊迫化などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2578.00 +1.18%
29のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比30.00ポイント高(+1.18%)の2578.00となった。日中の取引レンジは2533.99-2581.88となった。
売りが先行した後買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が引き続き好感されたほか、トランプ次期米大統領の就任に伴うウクライナ紛争の早期終結に対する期待から買いは継続。一方、原油価格の下落や足元でのウクライナ情勢の緊迫化などが引き続き懸念材料となった。
【インド】SENSEX指数 79802.79 +0.96%
29日のインドSENSEX指数は反発。前日比759.05ポイント高(+0.96%)の79802.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同216.95ポイント高(+0.91%)の24131.10で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。利下げ期待の高まりが支援材料。政府は利下げしやすい環境を整えるため、消費者物価指数(CPI)の構成品目から食料品を排除することを検討していると報じられている。また、景気対策への期待感なども引き続き好感された。
【中国本土】上海総合指数 3326.46 +0.93%
29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比30.76ポイント高(+0.93%)の3326.46ポイントと反発した。
人民元安進行の一服が好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は29日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を前日に続き元高方向に設定した。29日の外国為替市場では、人民元が11月中旬の水準まで上昇している。追加経済対策の期待感も持続。12月開催予定の「中央経済工作会議」に関し、政府顧問は2025年の経済成長目標について「5%確保」とすることを提案する方針――などと先ごろ報じられる中、当局は目標達成のため、金融・財政政策を強化するとの見方が広がっている。ただ、上値は限定的。指標発表が気がかりだ。中国ではあす30日に11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)と非製造業PMI、12月2日に民間集計の財新・中国製造業PMI、4日に財新・中国サービス業PMIが4日に発表される。
<CS>
29日のブラジル株式市場は小幅反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1057.42ポイント高(+0.85%)の125667.83で引けた。日中の取引レンジは123,946.16-126,055.96となった。
朝方は軟調な動きを示したが、その後は買い戻された。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、通貨レアル高の進行や失業率の低下なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落やウクライナ情勢の緊迫化などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 2578.00 +1.18%
29のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比30.00ポイント高(+1.18%)の2578.00となった。日中の取引レンジは2533.99-2581.88となった。
売りが先行した後買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が引き続き好感されたほか、トランプ次期米大統領の就任に伴うウクライナ紛争の早期終結に対する期待から買いは継続。一方、原油価格の下落や足元でのウクライナ情勢の緊迫化などが引き続き懸念材料となった。
【インド】SENSEX指数 79802.79 +0.96%
29日のインドSENSEX指数は反発。前日比759.05ポイント高(+0.96%)の79802.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同216.95ポイント高(+0.91%)の24131.10で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。利下げ期待の高まりが支援材料。政府は利下げしやすい環境を整えるため、消費者物価指数(CPI)の構成品目から食料品を排除することを検討していると報じられている。また、景気対策への期待感なども引き続き好感された。
【中国本土】上海総合指数 3326.46 +0.93%
29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比30.76ポイント高(+0.93%)の3326.46ポイントと反発した。
人民元安進行の一服が好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は29日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を前日に続き元高方向に設定した。29日の外国為替市場では、人民元が11月中旬の水準まで上昇している。追加経済対策の期待感も持続。12月開催予定の「中央経済工作会議」に関し、政府顧問は2025年の経済成長目標について「5%確保」とすることを提案する方針――などと先ごろ報じられる中、当局は目標達成のため、金融・財政政策を強化するとの見方が広がっている。ただ、上値は限定的。指標発表が気がかりだ。中国ではあす30日に11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)と非製造業PMI、12月2日に民間集計の財新・中国製造業PMI、4日に財新・中国サービス業PMIが4日に発表される。
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