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リソー教育 Research Memo(1):スクールTOMASが好調、2025年2月期業績は会社計画を上回る公算大
配信日時:2024/11/26 14:01
配信元:FISCO
*14:01JST リソー教育 Research Memo(1):スクールTOMASが好調、2025年2月期業績は会社計画を上回る公算大
■要約
リソー教育<4714>は“完全個別指導”と“進学指導”を組み合わせた独自の高付加価値型ビジネスモデルを構築し、事業領域を拡大している教育サービス企業である。名門小学校・幼稚園受験指導の(株)伸芽会や家庭教師派遣の(株)名門会、学校内個別指導の(株)スクールTOMAS、ツアー体験企画や体操教室等を運営する(株)プラスワン教育などを子会社に持ち、幼児から社会人まで多様な教育サービスを提供している。
1. 2025年2月期第2四半期累計の業績概要
2025年2月期第2四半期累計(2024年3月-8月)の連結業績は、売上高で前年同期比4.1%増の16,587百万円、営業利益で同39.9%増の1,458百万円、経常利益で同37.7%増の1,456百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同10.2%増の893百万円となった。売上高は受講生の増加を背景に、学習塾事業や学校内個別指導事業などが増収となり全体をけん引した。利益面では、人件費の増加を増収効果や戦略的な費用の見直しにより吸収し、第2四半期累計として過去最高を更新した。会社計画は公表していないものの、学習塾事業と学校内個別指導事業を中心に計画を上回ったものと見られる。
2. 2025年2月期の業績見通し
2025年2月期の連結業績は、売上高で前期比5.4%増の33,960百万円、営業利益で同1.6%増の2,670百万円、経常利益で同0.5%増の2,670百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同2.9%増の1,710百万円と期初計画を据え置いた。冬期講習の状況などを確認してからとなるが、順調に推移すれば営業利益で過去最高を更新する可能性もあると弊社では見ている。生徒獲得競争の激化により苦戦が続いている「伸芽会」については、サービス品質の維持向上に加えて新たに2025年度入試(2024年秋実施)から合格実績を発表することで、新規生徒の獲得につなげる考えだ。
3. 中期経営計画の進捗状況
2025年2月期からスタートした3ヶ年の中期経営計画では、最終年度となる2027年2月期の業績目標として売上高38,260百万円、営業利益3,360百万円を掲げている。少子化の進行と学習塾業界の競争激化が継続するなかで、引き続き高品質なサービスの提供により差別化を図り着実な成長を目指す。成長ドライバーは学習塾事業と学校内個別指導事業となる。学校内個別指導事業については2024年8月末で導入校数が88校となり、今後も生徒の学力向上と教師の業務負担軽減ニーズを実現するサービスとして順調に拡大するものと予想される。幼児教育事業についても、ヒューリック<3003>やコナミスポーツ(株)との協業プロジェクトである「こどもでぱーと」の展開により再成長軌道に乗せていく。「こどもでぱーと」は2025年春に2棟を開業し、2029年までに首都圏で20棟まで展開する構想を描いている。同一施設内に「TOMAS」や「伸芽’Sクラブ託児・学童」「伸芽会」などグループのサービスを提供することで、顧客LTVの最大化と収益力向上を図り、さらなる業績成長を目指す。なお、株主還元については配当性向50%以上を目安に実施する方針で、2025年2月期の1株当たり配当金は10.0円(配当性向97.3%)を予定している。
■Key Points
・学習塾事業と学校内個別指導事業がけん引し、2025年2月期第2四半期累計業績は大幅増益達成
・2025年2月期業績は会社計画を超過し、過去最高益更新が射程圏内に
・既存事業の成長と異業種連携による新規事業の拡大により、年率1ケタ台後半の収益成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
リソー教育<4714>は“完全個別指導”と“進学指導”を組み合わせた独自の高付加価値型ビジネスモデルを構築し、事業領域を拡大している教育サービス企業である。名門小学校・幼稚園受験指導の(株)伸芽会や家庭教師派遣の(株)名門会、学校内個別指導の(株)スクールTOMAS、ツアー体験企画や体操教室等を運営する(株)プラスワン教育などを子会社に持ち、幼児から社会人まで多様な教育サービスを提供している。
1. 2025年2月期第2四半期累計の業績概要
2025年2月期第2四半期累計(2024年3月-8月)の連結業績は、売上高で前年同期比4.1%増の16,587百万円、営業利益で同39.9%増の1,458百万円、経常利益で同37.7%増の1,456百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同10.2%増の893百万円となった。売上高は受講生の増加を背景に、学習塾事業や学校内個別指導事業などが増収となり全体をけん引した。利益面では、人件費の増加を増収効果や戦略的な費用の見直しにより吸収し、第2四半期累計として過去最高を更新した。会社計画は公表していないものの、学習塾事業と学校内個別指導事業を中心に計画を上回ったものと見られる。
2. 2025年2月期の業績見通し
2025年2月期の連結業績は、売上高で前期比5.4%増の33,960百万円、営業利益で同1.6%増の2,670百万円、経常利益で同0.5%増の2,670百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同2.9%増の1,710百万円と期初計画を据え置いた。冬期講習の状況などを確認してからとなるが、順調に推移すれば営業利益で過去最高を更新する可能性もあると弊社では見ている。生徒獲得競争の激化により苦戦が続いている「伸芽会」については、サービス品質の維持向上に加えて新たに2025年度入試(2024年秋実施)から合格実績を発表することで、新規生徒の獲得につなげる考えだ。
3. 中期経営計画の進捗状況
2025年2月期からスタートした3ヶ年の中期経営計画では、最終年度となる2027年2月期の業績目標として売上高38,260百万円、営業利益3,360百万円を掲げている。少子化の進行と学習塾業界の競争激化が継続するなかで、引き続き高品質なサービスの提供により差別化を図り着実な成長を目指す。成長ドライバーは学習塾事業と学校内個別指導事業となる。学校内個別指導事業については2024年8月末で導入校数が88校となり、今後も生徒の学力向上と教師の業務負担軽減ニーズを実現するサービスとして順調に拡大するものと予想される。幼児教育事業についても、ヒューリック<3003>やコナミスポーツ(株)との協業プロジェクトである「こどもでぱーと」の展開により再成長軌道に乗せていく。「こどもでぱーと」は2025年春に2棟を開業し、2029年までに首都圏で20棟まで展開する構想を描いている。同一施設内に「TOMAS」や「伸芽’Sクラブ託児・学童」「伸芽会」などグループのサービスを提供することで、顧客LTVの最大化と収益力向上を図り、さらなる業績成長を目指す。なお、株主還元については配当性向50%以上を目安に実施する方針で、2025年2月期の1株当たり配当金は10.0円(配当性向97.3%)を予定している。
■Key Points
・学習塾事業と学校内個別指導事業がけん引し、2025年2月期第2四半期累計業績は大幅増益達成
・2025年2月期業績は会社計画を超過し、過去最高益更新が射程圏内に
・既存事業の成長と異業種連携による新規事業の拡大により、年率1ケタ台後半の収益成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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