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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利1.070%に低下
配信日時:2024/11/25 15:43
配信元:MINKABU
25日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。時間外での米金利低下を手掛かりとした買いは朝方で一巡したが、この日に実施された入札の堅調な結果が投資家心理を支えた。
トランプ次期米大統領は22日、財務長官に投資家のスコット・ベッセント氏を指名し、これを受けて時間外取引で米長期金利が低下したことが国内債の買い手掛かりとなった。ベッセント氏は財政規律を重視するとみられており、市場では財政赤字の急増による国債金利急上昇への懸念が後退しているもよう。また、前週末に欧米で長期金利が低下していたことも追い風となり、債券先物は寄り付き直後に一時142円91銭まで上伸した。ただ、日銀による早期の追加利上げ観測がくすぶるなか積極的に上値を追う勢いには乏しく、日経平均株価の大幅続伸が重荷となるかたちで伸び悩み。堅調な米景気が米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースを鈍らせるとして米金利の先高観が根強いことも買いを控える動きにつながり、午前10時ごろには142円75銭まで押される場面があった。とはいえ、財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)の応札倍率が3.91倍と前回(9月24日)の3.81倍を上回ったことで、午後には需給の引き締まりを意識した買いが流入した。
先物12月限の終値は、前週末比13銭高の142円85銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.010%低下の1.070%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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