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午後:債券サマリー 先物は小反落、5年債入札は無難に通過するも買い続かず

配信日時:2025/11/13 16:05 配信元:MINKABU
 13日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。この日に実施された5年債入札を無難に通過すると買い安心感が広がったものの、株高を受けて次第に値を消す展開となった。  米民間雇用サービス会社が11日に発表した雇用関連指標で米労働市場の減速が示されたことを背景に、12日の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。ただ、前日のニューヨーク市場でドル円相場が一時155円台に乗せたことで、輸入物価の上昇を通じて国内のインフレ圧力となりかねないとの見方から債券買いは続かず。高市早苗政権の財政政策が拡張的になるとの思惑が根強いこともあり、債券先物は午前10時すぎに一時135円82銭まで下押した。午後には5年債入札を波乱なく通過したことを手掛かりに135円98銭まで上伸する場面もあったが、日経平均株価の上昇が重荷となるかたちで軟化。トランプ大統領が12日夜(日本時間13日昼)に連邦議会下院で可決したつなぎ予算に署名し、米政府閉鎖の終了が決まったことで投資家のリスク選好姿勢が強まったことが債券相場に影響した。なお、5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が3銭と前回(10月9日)の6銭から縮小した半面、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.33倍と前回の3.69倍を下回った。  先物12月限の終値は、前日比2銭安の135円84銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.005%高い1.690%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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