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紀文食品---2Q営業利益が大幅増、海外食品事業・食品関連事業が順調に推移
配信日時:2024/11/18 13:37
配信元:FISCO
*13:37JST 紀文食品---2Q営業利益が大幅増、海外食品事業・食品関連事業が順調に推移
紀文食品<2933>は14日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.8%増の477.59億円、営業利益が同405.4%増の5.46億円、経常利益が4.40億円(前年同期は0.69億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失が0.55億円(同6.58億円の損失)となった。
国内食品事業の売上高は前年同期比1.6%減の321.70億円、セグメント損失は2.89億円(前年同期は5.02億円の損失)となった。売上面では、食品小売市場に向け主力である水産練り製品が、健康志向や簡便・即食に適した食材である旨を打ち出したプロモーションも奏功し、底堅く需要を獲得した。鶏卵の供給量減により昨年は限定的な販売となった玉子加工品は、当期は安定した調達量と生産量を確保し、前年同期比で大幅な販売増となり、惣菜製品の売上増に寄与した。一方で、例年以上に長く続いた高気温の期間や、店頭での企業間の販促競争の激化も、売上に影響した。麺状商品は、プロモーションの強化を図ったが売上は減少した。また商事部門は、円安水準の影響により、輸入農畜水産品などの取扱い商材が苦戦した。利益面では、原材料価格の安定、事業MIXの改善、原価低減・効率化の奏功により増益となった。
海外食品事業の売上高は同1.9%増の57.71億円、セグメント利益は同87.6%増の4.89億円となった。売上面では、各国のインフレ進行や金利動向による景気の減速基調の影響を受けた小売業向けの減少や、為替変動による農産物輸出などへ影響があったが、カニカマを中心とした水産練り製品が好調に推移し、増収となった。利益面では、地政学的な影響によるフレート代の高騰などコスト増が顕在化したが、水産練り製品の販売増により自社製商材の売上構成比が高まったことで利益率が上昇し、増益となった。
食品関連事業の売上高は同8.9%増の98.17億円、セグメント利益は同20.9%増の3.09億円となった。売上面では、同事業セグメントの主力の物流事業で、新規受注や既存顧客の配送エリア拡大、外食店向け等の共同配送などの物量増があり、さらに情報事業でも、生体認証システム商品の食品工場などへの導入が進み、増収となった。利益面では、料金改定や機械化推進、配送効率の向上など業務効率化を継続して実施したことが奏功し、増益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.2%増の1,109.51億円、営業利益は同0.2%増の47.27億円、経常利益は同3.9%減の42.21億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.9%増の28.55億円とする期初計画を据え置いている。 <ST>
国内食品事業の売上高は前年同期比1.6%減の321.70億円、セグメント損失は2.89億円(前年同期は5.02億円の損失)となった。売上面では、食品小売市場に向け主力である水産練り製品が、健康志向や簡便・即食に適した食材である旨を打ち出したプロモーションも奏功し、底堅く需要を獲得した。鶏卵の供給量減により昨年は限定的な販売となった玉子加工品は、当期は安定した調達量と生産量を確保し、前年同期比で大幅な販売増となり、惣菜製品の売上増に寄与した。一方で、例年以上に長く続いた高気温の期間や、店頭での企業間の販促競争の激化も、売上に影響した。麺状商品は、プロモーションの強化を図ったが売上は減少した。また商事部門は、円安水準の影響により、輸入農畜水産品などの取扱い商材が苦戦した。利益面では、原材料価格の安定、事業MIXの改善、原価低減・効率化の奏功により増益となった。
海外食品事業の売上高は同1.9%増の57.71億円、セグメント利益は同87.6%増の4.89億円となった。売上面では、各国のインフレ進行や金利動向による景気の減速基調の影響を受けた小売業向けの減少や、為替変動による農産物輸出などへ影響があったが、カニカマを中心とした水産練り製品が好調に推移し、増収となった。利益面では、地政学的な影響によるフレート代の高騰などコスト増が顕在化したが、水産練り製品の販売増により自社製商材の売上構成比が高まったことで利益率が上昇し、増益となった。
食品関連事業の売上高は同8.9%増の98.17億円、セグメント利益は同20.9%増の3.09億円となった。売上面では、同事業セグメントの主力の物流事業で、新規受注や既存顧客の配送エリア拡大、外食店向け等の共同配送などの物量増があり、さらに情報事業でも、生体認証システム商品の食品工場などへの導入が進み、増収となった。利益面では、料金改定や機械化推進、配送効率の向上など業務効率化を継続して実施したことが奏功し、増益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.2%増の1,109.51億円、営業利益は同0.2%増の47.27億円、経常利益は同3.9%減の42.21億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.9%増の28.55億円とする期初計画を据え置いている。 <ST>
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