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CAICA DIGITAL---25年10月期純利益増加、ITサービス事業ではDXソリューションサービスが始動
配信日時:2025/12/23 14:11
配信元:FISCO
*14:11JST CAICA DIGITAL---25年10月期純利益増加、ITサービス事業ではDXソリューションサービスが始動
CAICA DIGITAL<2315>は19日、2025年10月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.3%減の51.95億円、営業利益が同38.4%減の0.70億円、経常利益が同45.2%減の0.76億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同444.4%増の1.66億円となった。
当年度における売上高は、ITサービス事業であるCAICAテクノロジーズにおいて、利益率向上を目的とした高単価案件の選別受注を継続的に行った影響により減少した。利益面については、売上高減少の影響や業務委託費等の販売費及び一般管理費の増加に伴い、営業利益及び経常利益は減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は子会社が保有する有価証券の一部売却に伴い、投資有価証券売却益等を特別利益として8.15億円計上した一方で、株式交換にて子会社化したネクスの取得時に発生するのれんの減損損失等を特別損失として7.11億円計上した。
ITサービス事業の売上高は前期比6.8%減の51.98億円、営業利益は同4.2%減の6.09億円となった。金融機関向けのシステム開発分野は、銀行向け案件において想定していた大型案件の引き合い獲得に遅れが生じたものの売上高は前年度を上回って着地した。証券及び保険向け案件は新規案件の獲得が不足し軟調だった。非金融向けシステム開発分野は、DXや業務効率化、セキュリティへの需要が底堅く推移した。AI技術の浸透により顧客におけるIT要員の内製化が進んでおり、CAICAテクノロジーズにおいてもAI時代にマッチしたニーズへの対応を強化している。フィンテック関連のシステム開発分野は、DID/VC技術など新たな受注を獲得した。また、当年度より本格始動した、DXソリューションサービスは、コンサルティングの過程でハードウェア納品の遅れが生じた影響で、売上高の一部が2026年10月期に後ろ倒しとなったものの、概ね期初の想定どおりに伸長した。
金融サービス事業の売上高は同86.7%減の0.05億円、営業損失は1.17億円(前期は1.94億円の損失)となった。暗号資産の投資・運用は、主要国の政策動向等を背景に暗号資産市場が調整局面となり、ビットコイン等の暗号資産の価格が下落した影響により低調だった。同社グループは、暗号資産の高い価格変動リスクをふまえ、今後も市場動向を注視しつつ、適切なリスク管理のもとで慎重に投資・運用を進めていくとしている。カイカフィナンシャルホールディングスが運営する審査制NFT販売所、Zaif INOの売上高は、NFTの販売高に応じた販売手数料を収益源としている。当年度は、読者と漫画家が共に出版を目指すNFT漫画プロジェクトにおいて、目標販売額を達成し、電子出版が正式成立した。また、カスタマーディベロップメントのサービスは、暗号資産や金融業界をはじめとした様々な業界に適応可能な顧客対応を行っており、高水準のカスタマーサポートチームを提供するほか、顧客との友好な関係構築を支援している。
2026年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.7%増の61.66億円、営業利益が同52.9%増の1.07億円、経常利益が同40.8%増の1.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同45.2%減の0.91億円を見込んでいる。
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当年度における売上高は、ITサービス事業であるCAICAテクノロジーズにおいて、利益率向上を目的とした高単価案件の選別受注を継続的に行った影響により減少した。利益面については、売上高減少の影響や業務委託費等の販売費及び一般管理費の増加に伴い、営業利益及び経常利益は減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は子会社が保有する有価証券の一部売却に伴い、投資有価証券売却益等を特別利益として8.15億円計上した一方で、株式交換にて子会社化したネクスの取得時に発生するのれんの減損損失等を特別損失として7.11億円計上した。
ITサービス事業の売上高は前期比6.8%減の51.98億円、営業利益は同4.2%減の6.09億円となった。金融機関向けのシステム開発分野は、銀行向け案件において想定していた大型案件の引き合い獲得に遅れが生じたものの売上高は前年度を上回って着地した。証券及び保険向け案件は新規案件の獲得が不足し軟調だった。非金融向けシステム開発分野は、DXや業務効率化、セキュリティへの需要が底堅く推移した。AI技術の浸透により顧客におけるIT要員の内製化が進んでおり、CAICAテクノロジーズにおいてもAI時代にマッチしたニーズへの対応を強化している。フィンテック関連のシステム開発分野は、DID/VC技術など新たな受注を獲得した。また、当年度より本格始動した、DXソリューションサービスは、コンサルティングの過程でハードウェア納品の遅れが生じた影響で、売上高の一部が2026年10月期に後ろ倒しとなったものの、概ね期初の想定どおりに伸長した。
金融サービス事業の売上高は同86.7%減の0.05億円、営業損失は1.17億円(前期は1.94億円の損失)となった。暗号資産の投資・運用は、主要国の政策動向等を背景に暗号資産市場が調整局面となり、ビットコイン等の暗号資産の価格が下落した影響により低調だった。同社グループは、暗号資産の高い価格変動リスクをふまえ、今後も市場動向を注視しつつ、適切なリスク管理のもとで慎重に投資・運用を進めていくとしている。カイカフィナンシャルホールディングスが運営する審査制NFT販売所、Zaif INOの売上高は、NFTの販売高に応じた販売手数料を収益源としている。当年度は、読者と漫画家が共に出版を目指すNFT漫画プロジェクトにおいて、目標販売額を達成し、電子出版が正式成立した。また、カスタマーディベロップメントのサービスは、暗号資産や金融業界をはじめとした様々な業界に適応可能な顧客対応を行っており、高水準のカスタマーサポートチームを提供するほか、顧客との友好な関係構築を支援している。
2026年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.7%増の61.66億円、営業利益が同52.9%増の1.07億円、経常利益が同40.8%増の1.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同45.2%減の0.91億円を見込んでいる。
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