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4年後の「もしトラ」【フィスコ・コラム】
配信日時:2024/08/25 09:00
配信元:FISCO
*09:00JST 4年後の「もしトラ」【フィスコ・コラム】
米大統領選まで3カ月を切り、選挙戦はヒートアップ。返り咲きを狙うトランプ前大統領は対抗馬のハリス副大統領への「口撃」に余念がありません。その一方で、米国憲法で禁じられる3選の懸念も浮上。「もしトラ」シナリオは今回の選挙戦だけにとどまりません。
最近実施された複数の世論調査では、民主党候補のハリス氏と共和党のトランプ氏の支持は拮抗。調査によってハリス氏とトランプ氏のリードは入れ替わるものの、その差は数ポイントにとどまっています。「スイングステート」と呼ばれる激戦7州に特化した大手新聞の調査によると、トランプ氏はハリス氏を上回りましたが、ハリス氏の巻き返しも予想され、予断を許す状況にはありません。
8月に入って発表された米雇用統計が予想外に悪化すると、NY株式市場は株価や長期金利、ドルが大幅に下げました。トランプ氏はSNSで株価の急落を「カマラ・クラッシュ」と名付け、バイデン大統領に代わって民主党候補にハリス氏が出馬したためだと断じました。また、ハリス氏が当選した場合、第3次世界大戦が勃発するとも書き込み、自身の再登板をアピールしました。
トランプ氏の「敵」と見なした相手へのSNSを通じた攻撃は相変わらずですが、ハリス氏相手に攻めあぐねている印象も受けます。民主党はバイデン大統領の選挙戦撤退とハリス氏の擁立、さらに副大統領候補にワルツ・ミネソタ州知事の指名を決めたことで勢いづき、数週間前と比べればトランプ氏優勢のムードは変化し始めています。9月に予定される候補者討論会の結果次第では形勢逆転も考えられます。
仮にトランプ氏が今回勝利しても、任期は2025年1月-2029年1月の1のみ。2017年1月-2021年1月と合わせて通算2期8年となり、3選禁止の規定により今回が最後になるため、実質的に当選直後からのレームダック化は否めません。しかし、上下両院3分の2以上の議員による発議を必要とするなどの厳しい規定をトランプ氏が変えてしまい、3選も可能にするのではないかと警戒されています。
同氏が4年後の2028年の大統領選にも「再選」に向けて立候補する「もしトラ」シナリオが出回るのは、かつて大統領任期について「3期12年」と言及した経緯があるためです。逆に、今回敗北しても4年後にまたしても大統領選に挑む「もしトラ」も想定されます。共和党が「トランプ党」になっている実態を考えれば、ジョークとも言い切れません。米国内でトランプ人気は一部の信者だけでないことを認識する必要がありそうです。
(吉池 威)
※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <ST>
最近実施された複数の世論調査では、民主党候補のハリス氏と共和党のトランプ氏の支持は拮抗。調査によってハリス氏とトランプ氏のリードは入れ替わるものの、その差は数ポイントにとどまっています。「スイングステート」と呼ばれる激戦7州に特化した大手新聞の調査によると、トランプ氏はハリス氏を上回りましたが、ハリス氏の巻き返しも予想され、予断を許す状況にはありません。
8月に入って発表された米雇用統計が予想外に悪化すると、NY株式市場は株価や長期金利、ドルが大幅に下げました。トランプ氏はSNSで株価の急落を「カマラ・クラッシュ」と名付け、バイデン大統領に代わって民主党候補にハリス氏が出馬したためだと断じました。また、ハリス氏が当選した場合、第3次世界大戦が勃発するとも書き込み、自身の再登板をアピールしました。
トランプ氏の「敵」と見なした相手へのSNSを通じた攻撃は相変わらずですが、ハリス氏相手に攻めあぐねている印象も受けます。民主党はバイデン大統領の選挙戦撤退とハリス氏の擁立、さらに副大統領候補にワルツ・ミネソタ州知事の指名を決めたことで勢いづき、数週間前と比べればトランプ氏優勢のムードは変化し始めています。9月に予定される候補者討論会の結果次第では形勢逆転も考えられます。
仮にトランプ氏が今回勝利しても、任期は2025年1月-2029年1月の1のみ。2017年1月-2021年1月と合わせて通算2期8年となり、3選禁止の規定により今回が最後になるため、実質的に当選直後からのレームダック化は否めません。しかし、上下両院3分の2以上の議員による発議を必要とするなどの厳しい規定をトランプ氏が変えてしまい、3選も可能にするのではないかと警戒されています。
同氏が4年後の2028年の大統領選にも「再選」に向けて立候補する「もしトラ」シナリオが出回るのは、かつて大統領任期について「3期12年」と言及した経緯があるためです。逆に、今回敗北しても4年後にまたしても大統領選に挑む「もしトラ」も想定されます。共和党が「トランプ党」になっている実態を考えれば、ジョークとも言い切れません。米国内でトランプ人気は一部の信者だけでないことを認識する必要がありそうです。
(吉池 威)
※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <ST>
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