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午後:債券サマリー 先物は続落、日銀の早期利上げ観測くすぶる

配信日時:2024/07/25 15:42 配信元:MINKABU
 25日の債券市場で、先物中心限月9月限は7日続落。朝方に142円42銭まで下押したあとは下げ渋ったものの、日銀の早期利上げ観測はくすぶったままだった。  ロイター通信が24日に「日銀は30~31日の金融政策決定会合で、今後1~2年の国債買い入れの減額方針を決定するとともに経済・物価情勢を点検し、追加利上げの要否について議論する」と報じたことが影響。また、日銀が朝方発表した6月の企業向けサービス価格指数が前年同月比3.0%の上昇と、消費税増税の影響がある期間を除くと1991年9月(3.2%)以来、約33年ぶりの高い伸びとなり、市場で利上げを後押しする材料になると受け止められた面もあった。ただ、7月会合では政策金利の現状維持を決めるとみる市場参加者も多く、債券先物は売り一巡後は下げ幅を縮小。前日までの下落で値ごろ感が働きやすいことや、日経平均株価が大幅安となったことも債券の下支えとなった。とはいえ、国内金利の先高観が残っていることから積極的な買いは入りにくく戻りは限定的だった。  先物9月限の終値は、前日比6銭安の142円74銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.010%低下の1.065%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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