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午後:債券サマリー 先物は横ばい、米CPI控え模様眺め

配信日時:2024/07/11 15:45 配信元:MINKABU
 11日の債券市場で、先物中心限月9月限は横ばい。日本時間今晩に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして模様眺めムードが強かった。  債券先物は午前に142円91銭まで上伸する場面があった。10日に行われた米10年債入札が好調な結果だったことなどを背景に、同日の米長期債相場が小幅ながら反発(金利は低下)したことが国内債の追い風となった。ただ、日銀が前日まで開いた債券市場参加者会合を受け、国債買い入れの大幅減額への警戒感がくすぶっていることから追随買いは広がらず。日経平均株価が前日に更新した史上最高値(4万1831円)を上回り、4万2000円台に乗せるなど、リスクオンの地合いとなっていることも債券の重荷となった。この日に財務省が実施した20年債入札の結果は順調と受け止める向きが多かったものの、市場の関心が米CPIに向かっていることから相場を押し上げる材料には至らなかった。なお、20年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が5銭と前回(6月25日)の7銭から縮小し、応札倍率は3.80倍と前回の3.27倍を上回った。  先物9月限の終値は、前日から横ばいの142円82銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%低下の1.080%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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