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午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安や円安進行が影響

配信日時:2024/07/02 11:33 配信元:MINKABU
 2日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことや、為替市場で161円台までドル高・円安が進んだことが影響した。  前週開かれた米大統領選に向けたテレビ討論会をきっかけに、共和党のトランプ前大統領の再選が意識され、財政悪化やインフレ加速への警戒感から米債が売られやすくなっている。1日には米長期金利が一時4.49%と約1カ月ぶりの水準まで上昇し、これが東京市場に波及するかたちで国内債に売りが先行した。また、前日のニューヨーク市場で日米金利差の拡大が意識されてドル円相場が一時161円73銭まで上伸したことで、円安の進行が日銀の政策正常化を後押しするとの見方が広がったことも重荷となっているもよう。債券先物は142円37銭まで下押したあとは下げ渋ったが、きょう財務省が実施する10年債入札の結果を見極めたいとして戻りは鈍かった。  午前11時の先物9月限の終値は、前日比21銭安の142円44銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の1.080%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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