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午前:債券サマリー 先物は反落、日銀短観を受け政策修正を意識

配信日時:2024/07/01 11:40 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。前週末の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことや、この日の朝方に発表された日銀短観で大企業の景況感が改善したことが影響した。  6月28日にミシガン大学が発表した6月の米消費者態度指数(確報値)が68.2と速報値の65.6から上方修正されたことで、同日の米債券市場では米景気の底堅さが意識された。米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及し、債券先物は売り優勢でスタート。また、日銀が公表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がプラス13と前回3月調査(プラス11)から2ポイント改善し、日銀による早期の政策修正が意識されたことも重荷となった。先物は142円42銭まで軟化したあとは下げ渋ったものの、国内金利の先高観などから戻りは鈍かった。  午前11時の先物9月限の終値は、前週末比35銭安の142円51銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.080%をつけ、その後は前週末比0.025%上昇の1.075%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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